<きちたび>カナダの旅 2016 バンフ編④〜モレーン湖とテン・ピークスへ!バンフからの日帰りドライブ旅行

🇨🇦カナダ/モレーン湖 2016年8月11日

カナダ紙幣のデザインにも使われた絶景の湖「モレーン湖」へバンフの宿から日帰りのドライブ旅行についてまとめました。

そこには、奇跡の絶景が待っていました。

早朝ドライブをタイムラプスで

朝食を手早く済ませてホテルを出たのは、6時半ごろでした。
この日の目的地は、モレーン湖です。

とはいえ、実際にモレーン湖について私はほとんど知りませんでした。
朝、目を覚ました妻に「今日はどうする?」と問われ、とっさに「モレーン湖」と答えたのです。
ガイドブックでその名を目にしていたこと、午後ゴルフの予約を入れているため、昼までに帰ってこられる距離であることから判断しました。

この日は、車のダッシュボードに GoPro のカメラを取り付けることにしました。

GoProは、アメリカ企業が開発した超小型のアクションカメラで、スキーやサーフィン、バイクやスカイダイビングなど様々なスポーツシーンで自撮り用カメラとして活躍しています。

通常のコンパクトカメラと比べてもすごく小さいですが、一応4Kの動画も撮影可能で、最近よく目にするタイムラプスと呼ばれるコマ撮り撮影の機能もついています。

今日は GoPro を使って、パンフからモレーン湖までの道中をタイムラプス撮影してみようと思ったのです。

幸い昨日に比べて天気はいくぶん改善しました。
雲は多いですが、ところどころ晴れ間も出ています。
モレーン湖は、前の日に行ったレイク・ルイーズのすぐ近く。
ハイウェイの出口も同じです。

ところが、バンフの近くでは少し晴れ間も出ていたのですが、レイク・ルイーズ周辺は厚い雲に覆われ、小雨も降っています。
「きょうもダメか」
山道を走りながら諦めかけました。

奇跡の絶景「テン・ピークス」

まさに、その時でした。

突如として雲が割れ、神々しい山の頂が目の前に迫ってきたのです。

「うわ〜! 山だ!! すごい!!!」

思わず声が出る圧倒的な美しさ。
山が、文字通り、光り輝いています。

この瞬間の感動、私の写真では十分にお伝えできないのが本当に残念です。

さらに進むと、いくつもの頂が姿を現しました。

これが「テン・ピークス」。

その名の通り、10の頂が連なるロッキーでも有数の景観です。
それまでの天候が嘘のように、山々の上にだけ青空が広がります。

それはまさに絶望の中で見る一条の光、「奇跡の光景」でした。
快晴の日だったら、逆にこの感動は味わえなかったかもしれません。

目指すモレーン湖は、このテン・ピークスのすぐ真下です。

モレーン湖

駐車場に車を止め、案内板に従ってモレーン湖を望む展望台に向かいます。

レイク・ルイーズに比べ、アップダウンがあり、岩がごろごろした急坂を登っていかなければなりません。

それでも、この景色を見ないわけにはいきません。

急な斜面を上りきった時、一気に視界が広がりました。

天を突き刺すようなテン・ピースクを背景に、ターコイズブルーの水面に峰々の姿を映すモレーン湖。

それは、かつて20カナダドルのデザインにも使われた、カナダを代表する絶景です。

私にはレイク・ルイーズよりも、ずっと印象的でした。

それはひょっとすると、光線のせいだったかもしれません。

それでも旅人には、その「偶然の一瞬」しかなく、自らが目撃した時の記憶がすべてなのです。

みるみるうちに雲が立ちこめてきました。

一瞬の奇跡が、あえなく終わろうとしています。

湖畔に降りて、ゆっくり遊歩道を歩きます。

前の日と同じ行動、しかし気分はずっと晴れやかです。
奇跡の瞬間に立ち会えたからでしょうか。

雨に濡れた草花が、今朝も、私たちを迎えてくれます。

大自然に抱かれた爽快な朝。

若かった頃は、とにかく青空が好きだった私ですが、今はしっとりと雨に濡れた草花が好きになりました。

山には朝靄がゆっくりと降りてきます。

針葉樹と岩山の境界線が、白いベールに包み込まれていきます。

ところどころ、山から流れ出す清流があり、清らかな水の音を響かせます。

まだ人の少ない早朝のお散歩は、私たちにとってはカナディアン・ロッキーで一番の楽しみです。

湖岸には、巨大な流木が流れ着いています。

時折、山肌が崩れ落ちることによって生まれた湖。
美しさの裏にある、厳しい自然環境に思いをはせます。

湖畔のロッジには、色鮮やかな花が飾られていました。
このロッジには宿泊もできるようです。

ロッジのお土産屋さんで、妻へのささやかなプレゼントを買いました。
黒っぽい金属に、熊の手形が刻印された、小さなネックレスです。
値段は、15.99ドル。
いつもながら、安い、安いプレゼントです。

その黒っぽく、ツヤツヤした光沢のあるネックレス、一体何の素材でできているのか、その時は分からなかったのですが、後で判明しました。

「ヘマタイト(赤鉄鉱)」、要するに「鉄」の一種のようです。
そりゃ、安かったわけです。

後日、ヘマタイトについて調べてみると、「パワーストーン」として磁気ネックレスなどに加工して売られているようで、真偽のほどは分かりませんが、赤血球の働きを活性化し、血液に力を与えるそうです。
頭痛持ちの妻には、ひょっとしたら効果があるかもしれません。

早朝のモレーン湖。

観光客でごった返すお隣のレイク・ルイーズよりも、私には印象的でした。

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