<きちたび>カナダの旅 2016〜カナディアンロッキーの玄関口バンフの宿は「トンネル・マウンテン・リゾート」

🔶「旅したい.com」から転載

<カナダ>カナディアンロッキーの玄関口バンフの宿は「トンネル・マウンテン・リゾート」

🇨🇦カナダ/バンフ 2016年8月 5泊6日

カナディアンロッキーの玄関口バンフではキッチン付きのコンドミニアムに5泊して、そこをベースに山や湖を毎日レンタカーで回りました。

私たちが宿泊した「トンネル・マウンテン・リゾート」についてまとめました。

バンフのコンドミニアム

バンフでのこだわりは、自然の中で過ごすことでした。

出発前に、日本でホテル予約サイトをいくつか調べ、街中ではなく、自然が豊かなエリアで宿を探しました。

キッチンがあり、レンタカーを止める駐車場が無料で、Wi-Fi環境が整っていること、これもコンドミニアムを選ぶ際の大事な条件です。

調べると、夏場のバンフは、ホテルがとても混んでいることが分かりました。
しかも値段が高い。

いろいろ比較した結果、バンフのコンドミニアムは、郊外にある「トンネル・マウンテン・リゾート」に決めました。

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エクスペディアのゲスト評価は「良い」で、5段階の3.9でした。
「まあまあ」というレベルでしょうか。

決め手となったのは、屋内プールの写真。
夏休みなので泳げるのはいいな、と単純に思ったのです。
しかし、このプールには結局一度も入りませんでした。
結論から言えば、バンフの宿選びでプールは重要ではありません。

「トンネル・マウンテン・リゾート」のStudio Condoという1ベッドルームの部屋を予約し、2人5泊の料金は、12万6855円でした。

1人1泊、1万2685円。
これは税込み料金で、事前にクレジットカードから引き落とされました。

高いですが、夏場のバンフではこれでも比較的リーズナブルなようです。

サイトからホテルバウチャー(予約証)をプリントアウトして持参し、コンドミニアムでのチェックインの際にフロントに提示します。
現地での追加支払いは、一切ありませんでした。

私たちがレンタカーで「トンネル・マウンテン・リゾート」に到着したのは、午後3時でした。
バンフの中心部から坂を上り、5分ほど走った町まずれです。

目の前にバス停もありますが、レンタカーがない方には少しきついかもしれません。

宿の名前にもなっている「トンネル山」はバンフを見下ろす小高い丘で、周囲の3000メートル級の山々を望む展望台にもなっています。
その名は、かつてこの地に鉄道が建設された際、トンネルを掘る計画があったことからつけられたそうです。

チェックインは4時からだというので、街に買い出しに戻ることにしました。

まずは、買い出し

フロントで教えてもらったスーパーマーケット「 IGA 」は、メインストリートから一本入った脇道にありました。
まあ日本の町でもよく見かけるサイズのスーパーです。

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まずは、野菜や果物からです。

いろいろありましたが、レタス類は少し傷んだものも目につきます。
山の中なので、カルガリー方面から運ぶのでしょうか。
トマト、きゅうり、もも、洋梨、トウモロコシを買い物カゴに入れます。

続いて、食パン、バター、ハム、チーズ、卵、牛乳、ミネラルウォーター、ドレッシング、塩コショウをカゴの中に。
パン、ハム、チーズはいずれも日本より枚数が多く、バターも大きいので、なるべく小さいものを選びます。

牛乳はいろいろな種類があっていつも迷うのですが、乳脂肪が2%と書かれたピンク色のパックを選びました。
これも一番小さい奴、たぶん2リットルぐらいです。

お土産になるかもしれないと、メープルシロップの「Spread Pure」と書かれた、ミルクジャムのようなビンも買いました。

パンなどに塗って食べるもののようです。

支払いは全部で、52ドル、4000円ほどです。
野菜などは日本より少し高い気もしますが、バターやハムは明らかに安いようです。

クレジットカードの使い方

支払いはクレジットカードです。

カナダでは、お客が自分でカードリーダーにカードを挿入します。

すると、英語かフランス語かを選ぶ画面が現れます。

英語を選ぶと、金額の確認を求められ、間違いがなければ緑のボタンを押します。

すると暗証番号を問われるので4桁のコードを入力して再び緑のボタンを押し、決済が完了したのを確認してから自分でカードを抜き取ります。

「店員がカードに一切触らない」という点が日本とは違い、ちょっと新鮮でした。

チェックイン

コンドミニアムに戻るとちょうど4時でした。
フロントに予約バウチャーを提示して、スムーズにチェックインは終了。
車で部屋の前まで乗り付けます。

敷地内に2階建ての長屋のような建物が並んでいて、私たちの部屋は奥の方です。

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150号室。

駐車場から少し階段を下りた1階の部屋です。

荷物を運んでくれるポーターはいません。

自分たちでスーツケースを転がし、部屋に入ります。

玄関を入ると、いきなりリビングでした。

キッチンは小ぶりですが、冷蔵庫や電子レンジ、食洗機が付いています。

調理道具や食器類、トースターに珈琲メーカー、必要なものは揃っているようです。
さらにダイニングテーブルとソファー。
そして、立派な暖炉がありました。

薪も用意されています。

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リビングの広さは12畳ぐらいでしょうか。
大きなサッシの向こう側には、針葉樹の林が広がっていました。
外に出てテラスでくつろぐこともできます。

ただ残念だったのは、ロッキーの山々が部屋から見えないことです。
外の駐車場からは山が見えるのですが、部屋に入ると木が邪魔になって山が隠れてしまうのです。

普通だったら部屋の外に緑が広がっているだけで大喜びですが、はるばるロッキーを見に来た私としては、やはり山並みが見える部屋がよかったなあ、と思ったのでした。

さて、リビングから奥に進みます。
お風呂には大きなバスタブが備え付けられていました。

そして。
とてもカワイイおもてなしが目にとまりました。

タオルです。

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このコンドミニアム、建物は決して新しくはありませんが、こうしたちょっとした気遣いが旅行者を喜ばせてくれます。

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そして、最後は寝室です。

広さは8畳ほどでしょうか。
駐車場側に天窓が切ってありますが、換気はできそうにありません。
妻は昔、喘息持ちでカビ臭い部屋では必ず発作を起こしました。
そのため、換気にはちょっと気を使います。

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でも、その点は心配する必要はありませんでした。
実際、部屋はカビ臭くはありません。
乾燥していて気温も低いバンフでは、ちゃんと掃除がしてあれば大丈夫なようです。

ベッドは、ダブルベッドが1台でした。

我が家ではシングルベッド2台で寝ているので、予約に当たってツインベッドを条件にしたつもりだったのですが、どこかで抜け落ちていたのかもしれません。

フロントで部屋を代えてもらうことも考えましたが、これも旅の醍醐味、久しぶりのダブルベッドを試してみることにしました。

しかし、時差ボケの2人には、これがちょっとした試練となります。

夕食の準備、その時・・・

荷物を簡単に片付けて、夕食の準備に取りかかります。
と言っても、私は何もしません。

大昔、結婚した当初は多少料理を手伝ったこともありましたが、最近ではすべて妻にお任せです。
今時の夫たちは家事を手伝うのが当たり前で、結婚した長男と次男はそれなりにお嫁さんたちの手伝いをしています。

「ありがとう」

私は、手伝わないかわりに、料理に文句も言いません。
常に感謝の気持ちを忘れずに、妻の料理をいただくのです。

妻が料理している間、私はスマホやipadをWi-Fiにつないだり、延長コードを用意したり、電気関係の雑用を済ませます。

するとその時、窓の外を何かが走りました。しばらく見ていると、また・・・。

リスです。

1匹のリスが、建物の陰から飛び出して、森の中に消えていきました。
しばらく観察していると、同じ場所を何度も行ったり来たりしています。
どうやら同じリス。
何か作業でもしているようです。

ロッキーに着いて、早速のリスのお出迎え、ちょっと感動です。

ただ、リスはその後いたるところで目にするようになったため、最初の感動は長くは続きませんでした。

人間とは、本当に現金なものです。

夕食

そうこうしているうちに、晩ごはんができました。

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2人とも機内食で少し胃もたれしているので、新鮮な野菜や果物が中心です。

まずは、桃。
表面は赤かったのですが、切ってみると中は黄色で、硬くて酸っぱい。
ももは不評で、その後一度も買うことはありませんでした。

続いては洋梨、こちらはまあ普通、合格点です。

次にトマト。
トマトはいくつか種類があり、ツルに付いたまま売られていたものを買いました。
切ったトマトに塩をふって食べます。
中はジューシーでしたが、皮が硬いのが難点です。

茹でたトウモロコシも塩でいただきます。
味は普通ですが、かなり小粒です。
寒いからでしょうか。

卵は、タイ風オムレツ「カイチアオ」にします。

こちらの卵はかなり黄身が白く、白っぽいカイチアオになりました。
味はまあ普通です。

食パンは、アメリカと同じく断面が小さめで、枚数が多いものが主流です。
日本ではモチモチでしっとりしたパンが人気ですが、私はアメリカ風の少し甘めで薄い食パンも好きです。
ただ残念なことに、買った食パンはパサパサでした。

この日は、トーストにスライスチーズをのせて食べたのですが、チーズも硬くて全部がくっついてしまっており、一枚ずつ剥がすのは至難でした。
要するに、このチーズサンドはあまりうまくなかったというわけです。

ただ一つ収穫もありました。
バターがとてもおいしいのです。
日本では、バター不足でなかなかお店でも手に入らない頃でした。

これはひとえに日本のバター行政に問題があるからであって、世界には安くて美味しいバターがたくさんあるのだと改めて実感したのです。

バターは、パンにつけるだけでなく、焼いたり炒めたり、食料油を買わずに旅行中すべてバターでまかないました。
ステーキもバターで焼いて、文字通り八面六臂の活躍だったのですが、このバターに思わぬ運命が待ち受けていました。

それについては、また別の記事で書こうと思います。

夏なのに寒い!

まずは食材の試食という感じで、最初の晩ごはんが終わりました。
寒冷地なので食材には期待していませんでした。
そのため、食事には特段不満はなかったのですが、一番困ったのは寒さでした。

昼間、街中を歩いていた時は日差しも強く、半袖でちょうどいいくらいだと感じていました。
ところが部屋に入ってしばらくすると、何だか寒くなってきたのです。

「やはり、夕方になると涼しくなるね」
2人でそんな話をしながら、クローゼットにしまっていた長袖を着込みます。
妻は早速ヒートテックの長袖を2枚重ね着する手回しの良さ。
それでも私は寒くなり、とうとう最終兵器のライトダウンまで持ち出して、部屋着にしました。

避暑に来たとは言っても、そんなレベルははるかに越えています。
日本で想像していたよりも段違いの寒さです。

寒さに震えていて、ふと気がつきました。

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壁に目立たないように取り付けられている空調のコントローラーが、目に止まったのです。
見てみると、冷房の最低温度10度に設定されています。

「何だ、こりゃ」
「これは寒いわけだ」

すぐさま25度に設定温度を変更します。
それと同時に、大きなモーター音がしました。
どうやら暖房が動き出したようです。

よく見ると、床に排気口のような穴が開いています。
手をかざしてみるとわずかに暖かい空気が流れ出していました。

「助かった!」

これで、一件落着と思いました。

しかし、世の中それほど甘くなかったのです。

寒いのは、単に冷房のせいではなく、純粋に気温が低いのが原因だったのです。
この翌日から、バンフの気温はさらに下がりました。

最高気温18℃、最低気温はなんと5℃です。
東京でリムジンに乗ったときの気温が35℃。
日本で開ききった私の毛穴は、30度の温度差にとても対応できません。

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日本で、便利で快適な生活空間に包まれて暮らしていると、いつの間にか、それが当たり前になってしまいます。
海外に来ると、ウォシュレットもない。
否応なく、日本とは異なった生活環境に適応しなければならなくなります。

お金を払って、あえて「不便さ」を買う。

「これこそ、海外旅行のひとつの意義なんだ」などと強がりを言いながら、肩まで掛け布団にくるまって寝た、カナダ最初の夜でした。

チェックアウト

5泊お世話になったコンドミニアム。

朝食を済ませ、荷造り。
9時半、チェックアウトのためにフロントに行きました。
考えてみれば、チェックイン以来、フロントに一度も行く事はありませんでした。

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フロントの奥にある屋内プール。
その写真に惹かれてここに宿を決めたのに、結局一度も泳ぎませんでした。
何せ暑くないですから、そういう気分になりません。

追加料金を請求されることも一切なく、いとも簡単にチェックアウト終了。
車に乗り込み、一路カルガリー空港を目指します。

大きなトラブルもなく、ゆったりと我が家のように過ごせたので、いい宿だったのではないかと思います。

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