<きちたび>1泊2日広島の旅②「グランドプリンスホテル広島」から堪能する瀬戸内の絶景

今回の広島旅行は妻の誕生日に合わせて「GO TO トラベル」で予約していたもの。

楽天トラベルのサイトから、往復の航空機とレンタカーとセットでホテルを予約した。

選んだのは、広島市の南端に突き出した宇品島の先端に建つ「グランドプリンスホテル広島」

街の中心部からは離れるが、瀬戸内海に面したそのロケーションに惹かれた。

1994年に開業した地上23階建ての高層ホテル。

全体的に昔のプリンスホテルの香りが残っている。

その代表例がエントランスのロビー。

中央に水場を配した吹き抜けのドームのようなロビーは、「新高輪プリンス」のようなバブル時代の名残を感じさせる。

個人的には趣味ではない。

廊下はリフォームされていて、それほど豪華ではないが嫌味もない。

私たちが宿泊した部屋は低層階の「スーペリアフロアツイン」。

このホテルでは多くの部屋がオーシャンビューなのだが、私たちの部屋は目の前が山だった。

航空券とレンタカーがセットになって夫婦2人で3万2700円。

ホテル代は実質無料のような金額しか払っていないのだから、部屋について文句を言えた義理ではない。

それでも窓辺に立てば、海が見える。

海岸線には遊歩道が整備されているようだが、私たちは島から戻ったばかりなので海辺には降りなかった。

後で知ったのだが、ホテル前の桟橋からは世界遺産・宮島行きの船も出ているらしい。

部屋の広さは23平米、十分な広さがある。

目の前の森も緑豊かでむしろ清々しい景色だし、室内のインテリアも昔のプリンスに比べて洗練されている。

ベッドもシンプルでゆっくり休めた。

全体的に良い部屋だと思う。

バスルームが安っぽいのは、昔のプリンスから変わらないが、水回りを完全リニューアルするとお金もかかるだろうから致し方ないのだろう。

窓から海を眺めていると、大きな船が通った。

おそらく自動車運搬船だろう。

ホテル近くの宇品には、マツダの工場がある。

海の夕景を見ているうちに、ホテルの上階からの眺めを見てみたくなった。

妻を誘って最上階の「スカイラウンジ トップオブヒロシマ」に上がってみると、まさに西の空に夕日が沈むところだった。

「コーヒーだけでもいいですか?」と聞くと、「どうぞ。窓際の席がいいですね」と言って、最高の席に案内してくれた。

想像を超える絶景に言葉を失う。

西の島影に夕日が落ちる瞬間。

手前の森は宇品島、そのさきの三角山の島は似島、そして太陽がまさに隠れようとしているのが宮島だろうか?

スカイラウンジからは360度の眺望を楽しむことができる。

まさか広島市にいて、こんな瀬戸内海の絶景を堪能できるとは考えてもいなかった。

しかも、この時間、スカイラウンジには私たちだけ。

他の宿泊客はどうして来ないのだろうと思い、接客の女性に訊ねると、「ディナーの時間に合わせて皆様おいでになりますので」と答えた。

ディナーが始まるのは午後5時半から、私たちがスカイラウンジに上がったのは5時前だった。

静かな瀬戸内海を独り占めしたようで、ものすごく得をした気分になる。

私たちはホットコーヒーを注文した。

値段は1杯900円だっただろうか?

部屋につけてチェックアウトの際に「GO TO クーポン」を使って支払った。

景色のせいか、コーヒーもとても美味しく感じた。

大満足のサンセットコーヒーブレイク。

このホテルに宿泊するなら、夕暮れ時、最上階の「トップオブヒロシマ」に上がることをオススメしたい。

翌朝の朝食は、ビュッフェではなく和食を選んだ。

ホテルの20階にある「広島 なだ万」。

老舗料亭「なだ万」の中国・四国地方唯一の店舗だそうである。

いただくのは「和朝食膳」、通常なら2500円の朝ごはんだ。

年のせいか、最近はビュッフェよりもこうした和朝食に惹かれる。

お店に入ると、窓の外には広島市内の眺望が広がっていた。

「そうか、この店はシティービューなんだ」とちょっとガッカリしたが、実はここは単なる待合室に過ぎなかった。

朝食時間は朝8時から。

早めに来た客はここで順番に呼ばれるのを待つ。

日清戦争が始まり、広島に大本営が移されると、広島の宇品港は兵員や物資を大陸に運ぶ前線基地となった。

それから昭和20年の終戦まで眼下に広がる宇品地区は、兵士たちの軍服などを生産する「広島陸軍被覆支廠」や食料を調達・貯蔵する「広島陸軍糧秣支廠」が置かれ、「軍都」広島の中核をになったのだ。

8時にお店が開くと、来た順番に席に案内される。

私たちが案内されたのは、海側のとても見晴らしの良い席だった。

テーブルの間隔も広く取られていて、感染リスクを下げる配慮を感じる。

朝日が強烈なので、東側の窓にはロールカーテンが下されている。

私たちは早めに店に来たので、海がよく見える席だったが、少し後から来たお客さんたちは東向きの席に案内され、そこだとロールカーテンに遮られてせっかくの絶景を見ることができない。

もし「なだ万」で朝ごはんを食べるつもりなら、8時より少し早めに来た方が良さそうだ。

席に座ると、目の前には東南方面の海が広がっていた。

左手に見える島は金輪島、正面遠くには海軍兵学校が置かれていた江田島が見える。

空は快晴、穏やかな瀬戸内海をたくさんの船が行き交っているのを飽きずに眺めた。

朝食が運ばれてきた。

2500円にしては特に驚くこともないオーソドックスな朝ごはんである。

小鉢三種と出汁がかかった玉子焼きにサラダ・・・

塩鮭ととろろ、味噌汁に香の物。

唯一珍しかったのは、塩鮭と同じ皿に載せられた揚げ物だ。

「これは何だろう?」とその場ではわからなかったのだが、帰りの広島空港で謎が解けた。

「がんす」という揚げかまぼこのようなものらしい。

ネットの情報によれば、「がんす」は昭和初期、呉市の蒲鉾屋が作った揚げかまぼこの一種で、さつま揚げなどと違いパン粉をつけて揚げるのが特徴だ。

「なだ万」だからと言ってビックリするような朝ごはんではなかったが、絶景を眺めながらゆっくりと過ごす朝の時間は最高だった。

私たちは利用しなかったが、このホテルには有料の温泉やスパ、夏場には屋外プールも揃っている。

広島市内に宿泊しながら、リゾート気分。

「グランドプリンスホテル広島」は他のシティーホテルとは一味違う満足度の高い選択肢だと思った。

楽天トラベル評価4.24、私の評価は4.40。

「グランドプリンスホテル広島」
広島県広島市南区元宇品町23-1
電話:082-256-1111

今回の旅行で私が利用したのは【楽天トラベル】 
航空券+ホテル+レンタカーでお得(「GO TO キャンペーン」にも対応)

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2件のコメント 追加

  1. dalichoko より:

    時間とお金があったら瀬戸内海で長い時間を過ごしてみたいですね。
    贅沢な風景です。
    (=^・^=)

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