🇯🇵沖縄/恩納村 2020年7月6日~7日
新型コロナウィルスの影響で、2020年2月以降、予定していた旅行を全てキャンセルしてきましたが、国内旅行ならばと2泊3日で沖縄本島に行ってきました。
昨年申し込んだふるさと納税の宿泊券を利用した恩納村のリゾート旅。
1泊目に宿は、「ホテルモントレ沖縄スパ&リゾート」。
老舗である「ムーンビーチ」の隣に2013年6月オープンしたすごくオススメなリゾートホテルでした。
ロビーからお部屋までハイセンス
私の退職祝いを兼ねて、今回は妻と二人、ホテルでゆっくり過ごす夫婦旅です。

1泊目の宿は、恩納村にあるリゾートホテル「ホテルモントレ沖縄スパ&リゾート」。
大阪ベースの国内ホテルチェーン「モントレグループ」が、初めて沖縄に作ったホテルです。
車寄せには椰子の木が植えられ、沖縄赤瓦と相まって南国ムードを強く印象付けます。

車を降りて一歩ロビーに踏み込めば、そこはまるでヨーロッパの高級ホテル。
高い天井、白い壁、すごく大人っぽい空間に、私は一気にこのホテルが気に入りました。

ロビーの正面はカフェになっていて、天井まで開いた大きな窓からコバルトブルーの海が見えるように作られています。
このロビーは、日本のホテルでは珍しい完成度の高さだと感じました。

ロビーを右に曲がると、すっきりしたデザインのフロントデスク。
天井には扇風機が回り、リゾート気分を高めてくれます。
このあたりは、ヨーロッパというよりも東南アジアの最高級ホテルといった印象です。

私がレンタカーを駐車場に止めている間に、妻がチェックインを済ませていて、そのまま部屋に向かいました。
廊下がまたすっきりとしたデザインで、期待値がさらに高まります。

部屋に入ります。
私たちが宿泊したのは「スタンダードツイン」。
広さは36平方メートルとゆったりしていて、青と白を基調にした素敵な部屋です。

「ブリティッシュコロニアルデザインをベースに沖縄の空と海をテーマにデザイン」したと、公式サイトに書かれていました。
リゾート気分を演出しながら、落ち着ける空間に仕上がっています。
ベットの寝心地も申し分ありませんでした。
180度オーシャンフロント
カーテンを開けると・・・

コバルトブルーの海が目に飛び込んできます。
文句なしのオーシャンフロント。
最高の立地です。

窓を開けると波の音が部屋の中に響きました。
ベランダに立つと180度、海を見渡すことができた。

私たちに用意された部屋は建物の一番端だったので、北側を望むとタイガービーチが一望できた。
タイガービーチの先、海に突き出したホテルは翌日宿泊する「シェラトン沖縄サンマリーナリゾート」、そして右手の茶色い大きな建物はコンドミニアムを兼ね備えた「カフーリゾートフチャクコンドホテル」です。
このエリアは恩納村の中でも最もリゾートホテルが密集し、飲食店も集まった賑やかな地区なのです。
水回りとアメニティー
室内の設備をチェックします。

バスルームはかなりゆったり。壁はちょっとモダンな色使いです。
ホテルには大浴場もついていますが、私たちの宿泊券にはセットになっていないので有料だそうです。

洗面台はシンプルで、少しコンパクト。

トイレも普通にすっきりしたデザインでした。

クローゼットの中には金庫があって・・・

パジャマやバスローブだけでなく、ビーチサンダルまで置いてありました。
私たちはわざわざビーチサンダルを持ってきましたが、必要ないようです。

無料で飲めるミネラルウォーターが2本。
もちろんWi-Fiも無料で利用できて、私たちは使いませんでしたが、ホテル専用?のスマートホンも置いてありました。
私たち夫婦にとっては、完璧と言っていいお部屋で大満足でした。
カフェでオリオンビールを
頭痛の兆候が出そうなので、コーヒーを飲みたいという妻のリクエストで、まずはロビーにあったカフェに行ってみることにしました。

冷房が効いた館内の席はすべて埋まっていたので、テラス席に座ることにしました。

テラス席に腰かけると、私たちが宿泊している部屋の構造がよく見えました。
全室オーシャンフロントの贅沢な作りだということがわかります。

妻が注文した「ホットコーヒー」は1000円。
さすがにいい値段ですが、おかわりは自由のようです。

私が注文したのは「オリオン初のクラフトビール」(1150円)。
こちらもちょっと高いですが、沖縄に来たらオリオンビール。
調べてみると、昨年2019年12月に発売されたばかりで、ブランド名は「75BEER」というのだそうです。

さすがにビールはおかわり自由とはいきませんが、沖縄の青い海と空を眺めながらのクラフトビールはいやが上にもリゾート気分を盛り上げてくれました。
プールエリア「サンセットガーデン」が最高
部屋に戻って水着に着替え、さっそくプールエリアに・・・。
プールエリアへは専用エレベーターに乗って、2階でおります。

屋外に出ると、「ガーデンプール」と書かれた立派なゲートがありました。
なんだかバリ島のリゾートにでも来た気分です。

「サンセットガーデン」と名付けられたこのプールエリアには、様々なプールがあって、一番大きなのが家族で遊べるこちらのウェイブプール。
いわゆる波のプールですが、沖縄でも珍しいんだそうです。

ウェイブプールとホテルを眺める位置に置かれているのが、無料のデッキチェア。
緑のパラソルが高級リゾートの雰囲気を演出しています。
妻はプールに入らずにずっとこのエリアにいましたが、海風がずっと吹いているので、さほど暑くはなかったようです。

そんな妻を残して、私は一段上にあるメインプールで泳ぎました。
こちらのプールは小さな子供は入れないそうで、大人がゆっくりと過ごすことができます。

メインプールの脇には、椰子の木に囲まれてカップル用の「カバナチェア」が並んでいました。
こちらは有料で、レギュラーシーズンなら半日で3000円、夏休みになると4000円から5000円になるそうです。

そしてメインプールの特徴は、水面ギリギリから眺めると、プールと海が一体に見える今流行の「インフィニティプール」になっていることです。
そして向いている方向は西。
つまりメインプールから海に沈む最高の夕日を眺められるように設計されているのです。

このほか、子供たちが遊べる様々なプールも揃っていて、家族連れからカップルまで楽しめる日本ではトップクラスのプールエリアだと感じました。
おまけに、コロナの影響で利用者は平年の3分の1程度しかおらず、特に外国人旅行者が全くいなかったので、驚くほど静かにのんびりと過ごすことができたのです。
その他の館内施設
私たちは利用しませんでしたが、このホテルにはプールエリア以外にも様々な施設が整っています。

まずはメインプールの向こう側に見える真っ白なチャペル。
祭壇の方向はガラス面になっていて、海をバックにしたリゾートウェディングが行われるのでしょう。

ガーデンプールに通じる2階の通路には、たくさんの施設があります。
インドアプールや大浴場のほか、インドのリラクゼーションとして知られるアーユルヴェーダトリートメントが受けられる「スパ・パティヤ」も魅力的です。
カラオケルームや陶芸体験ができる「多幸山窯」という施設も用意されていました。

さらには、ホテルの目の前に広がるビーチでは様々なアトラクションが楽しめます。
宿泊客のための「タイガービーチリゾートクラブ」では、ドラゴンボートやパラセーリング、ダイビングやビーチヨガなど多彩なプログラムが用意されているそうです。
ディナービュッフェはちょっと残念
今回はホテルでゆっくりするつもりだったので、チェックインの際に夕食の予約を聞かれ、ディナービュッフェを予約しました。

会場は5階にあるビュッフェレストラン「シーフォレスト」。

コロナ対策のため、通常のビュッフェスタイルではなく、テーブルに座ったまま好きな料理を注文する「テーブルオーダーバイキング」という方式が採用されていました。
料金は大人1人4400円です。

まだ陽が沈む前の午後6時に予約したため、店内はまだガラガラ。
窓際の席に案内されました。

テーブル上に料理がずらりと並ぶわけでもなく、料理の前に客が集まるわけでもない。
通常のビュッフェとはまったく違っていて、私たちは逆に落ち着いて食べられるかなと期待していました。

こちらがメニュー。
この中からどの料理を何回注文してもいいのです。
ただし1回に注文できるのは1テーブル5品までという制限がついていました。

私たちが注文した料理の前に運ばれてきたのは前菜。
これは全員に出されるお通しのようなもののようです。
見た目はまずまずですが、あまり美味しくありません。

続いて、私たちが選んだ5品が運ばれてきました。
カニやら寿司やらゴーヤチャンプルーやら・・・。
ごちゃごちゃと脈絡なく注文したのですが、結論から言えば、こちらもあまり美味しくありませんでした。

唯一美味しいと思ったのは、「塩肉豆腐」。
唐辛子を加えて、ピリッと美味しくいただきました。

追加で注文した「ビーフステーキ」は特別美味しいわけではありませんが、カニや魚のムニエルよりはまだいいと思いました。

もうそれ以上、料理を注文する気力が失われ、「デザート盛り合わせ」と「アイスクリーム盛り合わせ」を頼んでおしまいにします。
最後に食べたアイスクリームが美味しかったのがせめてもの救いでしょうか・・・。
ホテルの周辺にはいくつも飲食店があるようなので、夜はそちらで食べることをお勧めします。
必見!サンセット&サンライズ
夕食を済ませて部屋に戻ると、ちょうど夕暮れ時。

ベランダに出て、海の向こうに沈む夕日を眺めます。

この日は西の空に雲がかかっていて、水平線に沈む太陽は拝めませんでしたが、波の音を聞きながらゆったりとした時間を過ごすことができました。
この日は早く寝て、翌朝5時ごろ目を覚ますと・・・

窓の外がすでにほんのり明るくなっていました。
旅先だとなぜか早起きになる私は、カメラを持ってベッドを抜け出します。

ベランダに出ると、東の空に巨大な入道雲。
まだ寝静まっているビーチの上空で鮮やかな朝焼けが始まろうとしていました。

刻々と形を変える雲。
まだ地平線の下にある太陽から放たれた光線が、雲に反射して目まぐるしく色を変えていきます。

岬の先端に建つホテルは、2泊目に宿泊する予定の「シェラトン沖縄サンマリーナリゾート」です。
豪華な朝を独り占めするのがもったいないと思い、寝ていた妻を叩き起こしてしばらく一緒に朝のベランダで過ごしました。
「隋縁亭」の和朝食はグッド
昨夜のディナービュッフェががっかりだったので、朝食はビュッフェではなく和朝食を選択。

朝食が始まる午前6時半に、ホテル内にある「日本料理 隋縁亭」に2人で行ってみました。
入り口は、まるで高級レストランのたたずまいです。

店内は和モダンな空間で、ゆったりとしたテーブル席の奥には御座敷もあります。
シニアになった私たちには、ビュッフェよりもこちらの方が落ち着きます。

朝食は2450円。
ただ、ふるさと納税の宿泊券にはこの朝食がセットになっていました。

やっぱり、落ち着きますね、和定食。
ご飯かおかゆを選ぶ以外は、その日のメニューは決まっています。

焼き魚、出汁巻玉子、酢蓮根、炊き合わせ、温泉玉子、明太子、梅ひじき、季節野菜と茸のお浸し・・・デザートにはパイナップルと葛餅。
朝はこれでいいんです。
これがいいんです。

朝食ビュッフェは食べていないので比較できませんが、シニアの皆さんには絶対に「隋縁亭」の和朝食がおすすめです。

ふるさと納税で宿泊した「ホテルモントレ沖縄スパ&リゾート」。
行く前に想像していたよりも遥かに素敵なリゾートホテルでした。
沖縄に行く時には、再び泊まりたいと思っています。
「ホテルモントレ沖縄スパ&リゾート」 住所:〒904-0413 沖縄県国頭郡恩納村字冨着1550番地1 電話:098-993-7111 HP:https://www.hotelmonterey.co.jp/okinawa/
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