🔶「旅したい.com」から転載
<新潟>海で炸裂する打ち上げ花火!柏崎「海の大花火大会」がスゴイ
🇯🇵新潟/柏崎 2019年7月26日
新潟には「越後三大花火」という有名な花火大会があります。
「川の長岡」、「山の片貝」、そして「海の柏崎」です。
今年の夏、取引先のご招待で柏崎の花火大会を見る機会を得ました。
毎年7月24日、25日、26日に開かれる「ぎおん柏崎まつり」のハイライトとなるのが「海の大花火大会」です。

会場となるのは、柏崎駅の北西に広がる「みなとまち海浜公園」。
私たちが会場に着いたのは午後7時ごろでした。
驚きました。
砂浜の上に見渡す限りのテーブルが並び、スゴイ数の人たちが海岸を埋め尽くしています。
毎年20万人が押しかける人気の花火大会だということが、リアルに実感できる光景です。

私たちが案内されたのも砂浜の上に置かれたテーブル席でした。
ご招待なので私はお金を払っていません。
気になって後で値段を調べてみると、6人で2万4000円の席だとわかりました。高いとみるか、安いとみるか、微妙な値段です。
このほか、5人が座れるマス席が2万円、ペアシートが9000円、お一人様のベンチ席は5000円など様々な席が設けられ、三脚を立てられるカメラ席が一番高くて2人で1万3000円という価格設定でした。

午後7時半、花火の打ち上げが始まりました。
遮るものが何もない大きな海が舞台です。とにかく花火が近い!
「ドーン」という音が、腹に響きます。

柏崎大花火の良い点の一つは、会場が広いので打ち上げ場所がたくさんあることです。
左手から上がったと思えば、次は右手から花火が上がる。打ち上げ場所が次々に移動することで、花火の光が煙に隠れることがないのです。
そして・・・

「海の大花火」の真骨頂が始まりました。
海に向かって斜めに打ち出される花火。それが、海面に落ちて炸裂するのです。
「海中空スターマイン」と呼ばれます。
視野角一杯に花火が広がります。
こんな花火、見たことない。
まさに、圧巻です。

その後も、次々に迫力ある打ち上げ花火が続きます。

そして新潟の花火には付き物の「三尺玉」が打ち上げられます。
シンプルだが、見事な花火。

でもやはり、海に打ち込む「海中空スターマイン」が最高です。

これを見るためだけに、柏崎まで来る価値があります。
午後9時を過ぎると、いよいよフィナーレです。

会場一杯に広がる圧巻のスターマインは、その名も「柏崎市民一同」。
そして最後は、「怒涛の尺玉300連発」で締めます。
花火が終わったのは、午後9時15分ごろ。
心から花火を堪能した充実した時間でした。
普段は人通りの少ない柏崎の通りが帰宅する人の波で埋まります。でも、東京の花火大会に比べれば、人の流れはスムーズ。海風に吹かれながらの帰り道は、東京では味わうことができない気持ちの良さがありました。