<きちたび>沖縄本島の旅 2020〜那覇「喫茶ルイ」の「タコライス」

2泊3日の沖縄旅行最終日。

夕方の飛行機に乗るため那覇に戻り、国際通り近くで遅めのランチにする。

コロナの影響か、水曜日の午後だからか、国際通りでは多くのお店がシャッターを下ろしていた。

外国人観光客が来なくなって、大きなダメージを受けていることは間違いないだろう。

午後4時ごろに営業しているお店はなかなか見つからず、諦めてこのまま空港に行こうかと思った瞬間、平和通り商店街というレトロな通りで一軒の喫茶店を見つけた。

「喫茶ルイ」。

狭い間口にこれでもかと装飾を並べ立て、いかにも昔から営業しているという趣を漂わせていた。

ごちゃごちゃとした狭い階段を2階まで上がる。

すると、そこに待っていたのは・・・

やはりごちゃごちゃといた空間だった。

籐の椅子が並び、ところどころに樹が飾られている。

それでも、十人近いお客さんがいた。

窓際の席はそれなりにレトロな風情があり、これはこれで味があるとも言える。

そして、メインとなる客席のほとんどは喫煙席だった。

禁煙席を希望すると、奥の部屋に案内されたが、こちらはすべて木のダイニングチェアで、客も一人もいなかった。

どうやら、地元の常連さんがタバコを吸いながら籐の椅子でのんびりくつろぐ、そんな喫茶店なのだろうと感じた。

ただ、この喫茶店にはちょっとユニークなサービスがあった。

「沖縄ぜんざいサービス 食事には飲物、ぜんざいが付いています」

メニューを見ると、サンドイッチやパスタ、カレーなどが並び、その左上にも「飲物と沖縄ぜんざいが付いています」と書いてある。

私は無性にカレーが食べたくなったのだが、「カレーハード」という文字が気になった。

ビギナーから5倍ハードまで5種類ある。要するに、激辛カレーがこの店の売りのようなのだ。

私は今更、激辛に挑戦するほど若くもないので普通の「ビーフカレー」を注文した。

先に運ばれてきたのは、妻が頼んだ「ゴーヤチャンプルー」(700円)。

ゴーヤがたっぷり入ったオーソドックスな沖縄の味だ。

この喫茶店には、こんな「おきなわの家庭料理」というメニューもいろいろあって、豚足の「ティビチ」もあるらしい。

私の方はと言えば、カレーがもうなくなってしまったということで、結局「タコライス」(670円)を食べることになった。

意外にもアートな皿に盛られたタコライスは、見た目が美しかった。

私はメキシコ料理のタコスは好きなのだが、どうも「タコライス」はしっくりとこないと感じている。

だから普段はほとんど食べないのだが、カレーがない以上、沖縄発祥のタコライスに行くしかないと思った。

「タコライス」は、1984年に沖縄県金武町の米軍キャンプ・ハンセンのゲート前にあった「パーラー千里」のオーナーが考案したそうだ。

変動相場制が導入され米兵の懐具合が厳しくなった頃だったので、メキシコ料理のタコスの具をご飯の上に乗せて安くてボリュームのあるタコライスが開発された。

タコライスの食べ方を知らないので、私はぐちゃぐちゃに混ぜて食べた。

せっかく綺麗に盛られていたのに、もったいない気もする。

後で調べてみると、混ぜる派と混ぜない派がいるそうで、地元沖縄では混ぜないのが主流だと知った。

やっぱり、個人的にはタコスの方が好きだ。

食べ終わるのを見計らって、おばさんが沖縄ぜんざいを持ってきてくれた。

すごく小さな器に入っていた。

沖縄ぜんざいというのは初めていただいたが、本土のぜんざいとは違っていた。

ひとつは、小豆が大きいこと。

聞くと、アメリカ産の小豆を使っているのだという。

もうひとつは、小豆と一緒に結構な量の押し麦が入っていること。これが沖縄では一般的なのだそうだ。

味は甘さ控えめであっさりとしていた。

最後にコーヒーをいただいて680円は安いと感じる。

那覇に来ると、いつもちょっと休憩する喫茶店が見つからずに苦労する。

そんな時に、「喫茶ルイ」は貴重な場所と言えるかもしれない。

そういえば、この店がいつできたのか聞こうと思っていて忘れてしまった。

今度行ったら、ぜひカレーをいただいてみたいと思った。

食べログ評価3.26、私の評価は3.30。

「喫茶ルイ」
電話: 098-866-3653
営業時間: 10:30-19:30
定休日: 第2第4土曜
https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47004163/

コメントを残す