大阪に出張。朝6時吉祥寺発のリムジンバスに駆け込んで、羽田から飛行機で飛んだ。
空から見る大阪の街は霞んでいた。
大阪にはいつも新幹線で、飛行機で行くのは初めてだった。市内への行き方をネットで調べて、モノレールと阪急を乗り継いで梅田に着いた。
ヨーロッパのターミナル駅を思わせる阪急・梅田駅にも初めて行った。アポイントの時間まで余裕があるのでどこかで朝ごはんを食べることに。
「くいだおれの街」大阪。
梅田駅を出るとレトロな食堂街が広がっていた。
新梅田食堂街。ここに「珈琲通の店・YC」というレトロな喫茶店があった。昭和25年創業の老舗だ。
ガード下の喫茶店。外もレトロだが、内部は一段とレトロだ。
入口を入り、すぐ階段を上がる。
古い柱時計。古い大型エアコン。重々しい木製の家具。天井には木の梁が走り、壁は光沢のある塗り壁だ。昭和の落ち着いた喫茶店がそのまま残っている。
「本日のモーニングセット」を注文する。
こんがりと焼けたベーグルが香ばしい。ハードベーグルと書いてあったが特にハードではない。
パストラミというのは香辛料で調理した肉の燻製だそうだ。ウィキペディアによると…
『 コンビーフ同様、現代のような冷蔵技術がない時代に、牛肉を塩漬けにしてから燻煙することによって保存性を高めるために作られた。食塩水に漬けた赤身肉を少し乾燥させ、燻煙した後、粗挽き胡椒、ニンニク、コリアンダー、パプリカ、オールスパイス、マスタードなどの香辛料をまぶすのが一般的である。』
特にどうということはないが、そこがいい。銀色の砂糖壺とミルク入れ。なんだかホッとする居心地のよい喫茶店だった。
食べログ評価3.51、私の評価は3.50。
昭和の雰囲気がそのまま残る食堂街を一歩出ると、大阪駅前は再開発で大きく変わっていた。
大屋根が目立つJR大阪駅。
北口の正面は巨大な吹き抜け。振り返ると・・・
真新しい高層ビルが並ぶ。
天気も快晴。桜も満開。大阪駅のすぐ近くとは思えない綺麗な環境が生まれた。
レトロもいいが、やはり新しいものもいいよね。