するがや祇園下里

東京に帰る前に妻への土産を買おうと、四条通りの北側にある和菓子屋「するがや祇園下里」を訪ねた。

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迷った。なかなか店が見つからない。

通りの北側は同じ祇園でも雑居ビルがごちゃごちゃして風情がないのだ。

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「御菓子 豆平糖」と書かれた古い看板。謎のマークが入った入口の扉は閉まっていて何とも入りにくい。

「ここは本当に和菓子屋さんなのか? 営業しているのだろうか?」

恐る恐る扉を開けた。

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店内は時間が止まったようだった。ご主人がいた。

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何も調べずにやって来た。店頭に並ぶ和菓子から妻が好きそうなものを選ぼうと思っていた。しかし、それらしき菓子は見当たらない。

「何があるのでしょうか?」と聞いてみた。

人の良さそうなご主人は、「こちらのものしかないんです」と恐縮した。

茶色い棒のようなものと「大つつ」という黒い何かを薄皮せんべいで巻いたようなお菓子。まったく見たこともないお菓子だ。

その2つを買った。妻の好みとは違いそうだ。

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こちらが「豆平糖」。ナイフで軽く叩いて割って食べる。硬いべっこう飴の中に硬い豆が入っている。柔らかいものが好きな今の子供には食べられないだろう。もちろん老人も無理だ。ひょっとすると、昔からの愛好者が老人になってもしゃぶって食べるかもしれない。

それでも、食べ出すと止まらない。個人的には好きだ。

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そしてこちらが「大つつ」。中の黒いものはニッキの入った飴だ。こちらもすこぶる硬い。まわりは牛乳せんべいのような味がする。香ばしさもあり、良質な印象だが、なんせ硬い。

昔の日本人は歯が強かったんだろう。ひ弱になった日本で、「するがや」はいつまで頑張れるだろうか。人のいいご主人の顔を思い浮かべながら、少し心配になった。

食べログ評価3.54、私の評価は3.60。

 

 

 

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