<東京@グルメ>木場「麺屋 吉左右」の「味玉つけ麺」

先週ソウルで61歳の誕生日を迎えた。

まだ会社勤めは続けているが、今年から随分と拘束時間が短くなったため、一つの目標を立てようと思う。

日々の生活で、可能な限り「非日常的なこと」「初めて経験すること」を増やすという目標だ。

その一つとして、一度も降りたことのない駅で降りるという簡単なことを意図的にやろうと思っている。

そして、今日途中下車してみたのが・・・

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東京メトロ東西線の「木場駅」。

近くにある人気のラーメン屋でランチを食べるのが目的だ。

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この辺りは昔の深川エリア。運河が縦横に走る。

新木場に移転した1969年までは、この先に貯木場があった。それが「木場」の名前の由来なのだ。

今日は、冷たい雨が降ったり止んだりの一日だったので、せっかくの河津桜の並木も暗く沈んでいた。

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目指すお店は、目立たない路地にあった。

「自家製麺 麺屋 吉左右(きっそう)」

超人気店とは思えない地味な外観だが、開店の20分以上前なのにすでに2人の男性が傘をさして並んでいた。開店は11時半。私も3番目の客として列に並ぶと、半袖のポロシャツを着たお店の奥さんが、恐縮したように椅子を用意してくれる。私も傘をさして椅子に腰掛け、奥さんが忙しげに開店準備する様子を眺める。

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店の看板を道路沿いに出し、店の床を雑巾で丁寧に拭いている。その動きには一分の隙もなく、絵に描いたような働き者ということがわかる。

新たな客がやってくると、「すいません」といいながら椅子を用意する。本当に低姿勢だ。

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開店の15分前になると、奥さんに促されて列の順番に食券を購入する。

メニューは極めてシンプルで、基本は「らーめん」と「つけ麺」の2種類のみ。それに「味玉」と「大盛り」という選択肢が加わる。

私はせっかくなので「味玉つけ麺」(1000円)を選んだ。麺の量は300gとボリューム満点だ。

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小雨の中で待つこと20分あまり、11時半ちょうどに店内に案内された。

店内はカウンター10席のみ。

白いTシャツ姿のご主人と奥さんの共同作業で麺が作られる。2人の間で交わされる「お願いしま〜す」という会話が微笑ましい。本当に感じのいいお店だ。

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開店前に奥さんに食券を渡していたので、席について数分でつけ麺が提供された。

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シンプルな丼に入れられた麺は、更科そばのような色合いをしていた。

どちらかと言えば、柔らかめだろうか。

最近少食なので、300gも食べられるかなと心配したが、あっさり食べてしまった。

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スープはいわゆる「豚骨魚介系」というらしいが、この手のつけ麺のような過度な濃厚さがなく、おじさんには食べやすい。

魚介の風味も強烈すぎず、美味しくてやさしいスープだ。

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底に隠れていた半熟の味玉を引っ張り上げて半分に割る。美味しい。

多くのラーメン通が指摘する「バランスの良さ」という言葉がぴったりするつけ麺である。

全てが美味しいのだが、押し付けがましくなく控えめなのだ。

そして、麺以上に印象深かったのが、お二人の働きっぷりと接客だった。本当に気持ちのいいお店だ。

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店内にいたのはわずか17分。

店を出ると、10人あまりの行列ができていた。良い評判はどんな場所にも人を呼ぶのだなあと再確認して店を後にした。

食べログ評価3.85、私の評価は4.00。

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ランチを済ませた後、幕張メッセに向かうためJR京葉線の潮見駅まで歩くことにした。

運河にかかる橋を渡る。その先には、若いファミリーに人気の豊洲のビル群が見える。

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また一本、橋を渡る。

真新しいマンションもちらほら見える。そう言えば若かった頃、まだ豊洲が工場地帯だった頃にこの辺りの運河沿いの分譲マンションを見に来たことがある。私は窓の外を船が行き交う景色が気に入ったが、妻が絶対に嫌だと反対した。地価はとても安かった。豊洲が発展した今、この辺りも値上がりしたのだろうか?

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潮見駅の近くに「隅田川造船」と言う造船会社が目についた。

戦前は海軍の船を作り、今は巡視艇なども作っている会社のようだ。知らない土地を歩くと、見たこともない会社を発見することもできる。

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潮見駅前は、まだ人気は少なかった。

東京駅まで各駅停車でわずか3駅という便利な場所なのに、駅周辺にはまだ工場が多く、大規模再開発は行われていない。

近い将来、大変貌を遂げるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

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