<吉祥寺残日録>青空朗読で太宰治の短編を年代順に聴く #210609

昨日の朝は、快晴だった。 と言っても、空はモヤがかかったように薄ぼんやりして、南からやってきたムッとした熱気が夏を感じさせる。 そんなぼんやりとした青空の下、私は久しぶりに「青空朗読」を聴くことにした。 著作権切れの昔の…

<吉祥寺残日録>朗読で聴く「二十四の瞳」 #200629

最近、ラジオにはまっている。 ラジオと言っても、生放送を聴くのではなく、「らじるらじる」というスマホ向けアプリで聞き逃し再生を好きな時に楽しむのだ。 語学や教養など様々な番組が聴けるのだが、その中でもお気に入りは「朗読」…

<吉祥寺図書館>アーネスト・ヘミングウェイ著「武器よさらば 上・下」(1929年/アメリカ/光文社古典新訳文庫)

子供の頃から、読書が苦手だった。 本を読むスピードが遅かったので、途中で嫌になってしまったのです。それ以前に、読書に興味がなかったのだろう。 特に、小説は好きではなかった。 中学生になると映画が好きになり、活字ではなく映…

テンペスト

池上永一著「テンペスト」全4巻を読み終えた。 中国と日本の二重支配を受けながら500年の間独立を保った琉球王国の姿が、その時代空間を生きた人間の息づかいとともに少し理解できたと思えた。 ペリー来航から日本による琉球処分へ…