<吉祥寺残日録>日経平均1200円下落!官僚接待問題と労働分配率に感じる強い違和感 #210227

2月最後の東京市場は、今年一番の下げに見舞われた。 日経平均株価は1日で1200円余り下げて、2万9000円台を割り込んだが、特に何の驚きもない。 金利の上昇をきっかけに、コロナ景気の収束が意識されたというが、まだこの位…

<吉祥寺残日録>吉祥寺図書館⑧ 司馬遼太郎著「街道をゆく〜韓のくに紀行(司馬遼太郎全集47)」(1984年/日本/文藝春秋) #210116

正月早々、北朝鮮に動きがあった。 5年ぶりとなる朝鮮労働党の党大会が5日から始まり、金正恩氏を「総書記」に選出した。 これは、祖父の金日成、父の金正日が使っていたもので、自ら封印していた党の最高ポストの肩書きを復活させた…

正義の体系

司馬遼太郎さんの本を読んでいると、いつも唸ってしまうような文章に出くわす。 今日読み始めた司馬遼太郎著『「明治」という国家』の第1章に登場する文章も秀逸である。これは書き留めておかねばならないと思い、このブログに引用させ…

坂の上の雲

テレビニュースに突如、大連が登場した。 北朝鮮の金正恩委員長が空路、大連を訪れたようなのだ。 中国の習近平主席も空母試験運航式出席のため大連に滞在中で、再び中朝首脳会談が行われたと伝えられた。米朝首脳会談を前に駆け引きが…

源義経

古来、人間の営みというのは大して変わらない。 司馬遼太郎著「義経」を読んでいる最中に、民進党の山尾志桜里議員のスキャンダルが飛び出した。人生のピークで自らの行動で身を滅ぼす。何か共通する部分を感じた。 私は、義経や弁慶の…

扁平な顔

『長者がほしいものは、若者の扁平な顔であった。』 本を読んでいて、このフレーズがちょっと気になった。 いつも利用している吉祥寺図書館が今月からリニューアル工事のため使えないため、今日初めて少し離れた武蔵野市中央図書館に行…

竜馬がゆく

司馬遼太郎著「竜馬がゆく」をようやく読み終えた。 さすが人気作だけに、図書館で借りて読み進めるのはなかなか時間のかかる作業だった。確かにこの小説は面白い。司馬さんの作品の中でも最も読みやすいものだろう。竜馬のキャラクター…

こまらぬ男

司馬遼太郎著「竜馬がゆく」の第7巻が図書館にあった。 「窮迫」という章にちょっとメモしておきたい箇所が見つかった。「こまらぬ男」の話だ。 幕長戦争が終わり長崎に戻った竜馬だが、船もなく、金もなく、亀山社中の者たちを食わせ…

最後の将軍

欠けていたピースがピタリとはまる、とはまさにこの事である。 今まで腑に落ちなかった明治維新の謎が一冊の本によって魔法のように解消した気がする。 司馬遼太郎著「最後の将軍 徳川慶喜」。 江戸幕府15代将軍となった一橋慶喜の…

大久保利通

私は日本史に疎い。高校では世界史と地理を選択して日本史は取らなかった。 司馬遼太郎著「翔ぶが如く」第5巻(文春文庫)を読んで、知らないことの多さに改めて驚いた。維新直後の日本が台湾に軍を送ったこと、清や列強から責められ大…

2つの維新

南京事件の記念館のリポートをまとめるかたわら、司馬遼太郎著「竜馬がゆく」第4巻(文春文庫)を読んでいる。 外国の侵略を恐れて尊皇攘夷の志士たちが登場し、江戸幕府を打ち倒した。そうして出来上がった明治政府は富国強兵につとめ…

大村益次郎

司馬遼太郎著「花神」の続きである。中巻に名前の話が出てくる。 蛤御門の変で惨敗した長州藩が滅亡の危機に直面した時、実権を握った桂小五郎の推挙により、村田蔵六が「用所役・軍政専務」に抜擢された。「国防局の局長といったふうの…

攘夷

夕方、東京でも春雷が鳴った。晴天がにわかにかき曇り、突如激しい雷雨が街を襲った。 今日は4月3日。多くの会社で、入社式が行われ年度が改まる。 入社式で多くの社長さんは「我が社を取り巻く環境が激変する中・・・」などと毎年話…

適塾と鳩居堂

「翔ぶが如し」も「龍馬がゆく」も続きが借りられず、仕方なく同じ司馬遼太郎さんの「花神」を読み始めた。蘭学の医者から近代兵制の創始者となった大村益次郎を描いた大作だ。 あまり期待していなかったのだが、この本が意外に面白い。…

台湾

司馬遼太郎著「翔ぶが如く」第4巻(文春文庫)に“征台”という言葉が出て来る。台湾を征伐する、台湾に軍を送るということである。 西郷隆盛の「征韓論」はもちろん知っているが、私の不十分な日本史の知識の中に、明治初期、日本が台…

大衆の人気

司馬遼太郎「翔ぶが如く」第三巻に、あるあるの記述があった。 『外国人で日本の政治史を専攻する人が、日本人の感情でどうにもわからない面があるというのは、一つの体制を作った人物を好まず、そこからはみ出て漂白してしまう人物を好…

大衆

政治は「大衆」とどうつきあうか。 世界に広がるポピュリズムの象徴と見られるトランプ大統領。メディアとの対立がいよいよ先鋭化してきた。ホワイトハウス報道官の会見からCNNやニューヨークタイムズを閉め出した。NHKなど日本の…

山県有朋

「翔ぶが如く」の第二巻で、司馬遼太郎は明治の元勲・山県有朋を辛辣に規定している。 『僧院の陰謀家のように陰鬱で無口で、異常に権力と金銭のすきな、そして国権の徹底的確立だけが護国の道であると信じきっていた国家的規模の大迷信…

川路利良

「竜馬がゆく」の続きを読みたかったのだが、第2巻は貸し出し中。仕方なく同じ司馬遼太郎さんの「翔ぶが如く」の文庫版を借りた。仕方なく、というのは適切ではない。これも読みたかった本だ。 冒頭、川路利良という人物から始まる。彼…

岩崎弥太郎

今更ながら司馬遼太郎の本を読みあさっている。図書館で司馬さんのタイトルを探すと、だいたい第1巻が貸し出し中になっている。第1巻を飛ばして読み始めるのも気乗りしないので、また今度ということになる。 司馬作品で最も親しまれて…

世に棲む日々

司馬遼太郎の「世に棲む日々」全4巻を読み終えた。吉田松陰と高杉晋作。二人について初めて具体的なイメージを抱くことができた。 60年近くほとんど本を読まずに過ごしてきてしまった私には、知らないことが実にたくさんある。明治維…

ヤクニンと議員

司馬遼太郎の「世に棲む日々」を読み進めている。物語の主題とは関係ない話だが、興味深い記述に出くわした。「ヤクニン」と「議員」についてである。 「ヤクニン」いう項は第三巻に登場する。こんな記述だ。 『「ヤクニン」という日本…

長井雅楽

司馬遼太郎の「世に棲む日々」を第二巻まで読んだ。吉田松陰と高杉晋作を中心に維新の人間模様を描いた小説だ。 司馬さんが描く松蔭や高杉は一言で言えば「明るい狂人」だと感じた。今風に言えばテロリストである。狂気がなければ革命は…

この国のかたち④

司馬遼太郎著「この国のかたち」第一巻を通勤電車の中で少しずつ読んでいる。随所に気になる話が出てくるのはさすがである。 「若衆と械闘」という項で、中国人と日本人を比較した記述がある。こんな書き出しだ。 『となりに、中国があ…

この国のかたち③

司馬遼太郎著「この国のかたち」第一巻を読み進めていて、「テゲ」という言葉が気になった。 『大概大概(テゲテゲ)という方言が薩摩にある。テゲだけでもいい。 「将たる者は、下の者にテゲにいっておく」 そういう使い方をする。薩…

この国のかたち②

司馬遼太郎著「この国のかたち」第一巻の続き。「“雑貨屋”の帝国主義」という不思議な項から、戦前の参謀本部や統帥権の話を展開する。実に興味深い。 日本史をざっと読み返しながらおぼろげに思っていたこと、それは日本人って国土を…

この国のかたち①

きょうから仕事始め。会社近くの神社でお祓いを受けた。日本人は昔からこうして新年を迎えてきたのだろう。 新年のお勉強は日本史からということで、「スイスイ身につく日本史」と並行して司馬遼太郎著「この国のかたち」の第一巻を読み…