10日間に渡って中央アジア4カ国を駆け足で回ってきた。 カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン、タジキスタン。 いずれもソビエト連邦の構成国として冷戦期を過ごし、1991年のソ連崩壊と共に独立を果たしたものの、ロシアと中…
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<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 キルギス🇰🇬 天山山脈に抱かれた世界遺産「ブラナの塔」に並ぶ「石人」と「クルガン」の謎
カザフスタンとの国境を越えてキルギスに入国すると、白タクをチャーターして東へと向かった。 目的地は「ブラナの塔」。 11世紀に建てられたカラハン朝の都バラサグンの遺跡としてキルギスでは貴重な世界遺産に認定されている。 国…
<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 カザフスタン🇰🇿 国立中央博物館で見る「黄金人間」と「クルガン」、そして中央アジアの覇権を争った遊牧民たちの歴史
中央アジアの旅、その最初の訪問国カザフスタンに話を戻そう。 アルマトイ滞在中に訪れた場所の一つが「国立中央博物館」だった。 ホテルから緩やかな坂道を登っていくと、緑豊かな公園の中に立派な建物が建っていた。 正面の重々しい…
<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 ウズベキスタン🇺🇿 出国時に必要とされた滞在登録「レギストラーツィア」、私はノーチェックだった
10日間にわたって中央アジアを駆け回った旅行も終わり、ウズベキスタンを出国したのは8月28日のことだった。 サマルカンド滞在中、私はある驚愕の事実を知った。 ウズベキスタンの出国時には、宿泊した全てのホテルから発行された…
<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 タジキスタン🇹🇯 旅行直前に申し込んだソグド人の遺跡と7つの湖を巡るツアーは最高だった
『ペンジケント7つの湖とサラズム遺跡 日帰りツアー』 ウズベキスタンの現地旅行会社が主催するこのツアーを見つけたのは、旅行に出発する数日前だった。 たまたま中央アジアの地図を見直していて、ウズベキスタンのサマルカンドから…
<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 ウズベキスタン🇺🇿 世界遺産を望むテラス席と心地よい風が抜けるチャイハナで美食の街を堪能する
「青の都」サマルカンドは美食の街でもある。 少なくとも、中央アジアの国々を回ってきて、私にはそう感じた。 サマルカンドで私が訪れた3つのレストランを記録しておきたい。 サマルカンド到着の夜に選んだのは、サマルカンドで最も…
<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 ウズベキスタン🇺🇿 『青の都』サマルカンド!レギスタン広場のライトアップに魅了され、内部に入ってガッカリする
今回、中央アジアに来ようと思った直接のきっかけは、今年の2月、クウェートで出会った日本人女性に強く勧められたからだった。 「サマルカンドは絶対に行った方がいいですよ」 ということで、今回の旅行の最終目的地はウズベキスタン…
<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 ウズベキスタン🇺🇿 大鍋で作る「プロフ」の味とロシアへの秘めた恨み
ウズベキスタンの首都タシケントの新市街。 そのど真ん中にある「ティムール広場」には馬に跨った英雄ティムールの像がある。 高校の世界史でちょこっとだけ習った人物だが日本人の間ではチンギスハンなどに比べて圧倒的に知名度が低い…
<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 ウズベキスタン🇺🇿 首都タシケントの人気寿司店で食べた「北海道」という名のたこ焼きのような寿司
中央アジア最大の大都会タシケントでは、ちょっと面白みに欠けるがヒルトン系のホテルに泊まった。 「Hampton by Hilton Tashkent」 ヒルトン系列の廉価版ホテルといったブランドで、1泊1万3700円だっ…
<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 ウズベキスタン🇺🇿 空港でも両替屋でも隣国キルギスの通貨交換は拒否された
24日のことだ。 この日私はキルギスの首都ビシュケクから空路、隣国ウズベキスタンの首都タシケントに飛んだ。 タシケントは人口200万を超える中央アジア最大の都市。 そしてウズベキスタンは私にとって94番目の訪問国となった…
<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 キルギス🇰🇬 冷戦期の社会主義国を思い出させる首都ビシュケクの宿「NAVAT HOTEL」
シルクロードと面影を求める旅行者にとってキルギスの首都ビシュケクは決して魅力的ではないかもしれない。 でも、私は気に入った。 この街には、背後に迫る山脈の迫力と昔取材した冷戦時代の社会主義国の静かさが残っているからだ。 …
<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 キルギス🇰🇬 白タクに約束をすっぽかされミニバスの助手席で死の恐怖を味わう
中央アジアの旅も4日目となった23日。 この日はイシククル湖からキルギスの首都ビシュケクに移動するだけの予定で比較的余裕のある一日のはずだった。 おまけに前日利用した白タクの運転手から半ば強引にビシュケクへもその白タクを…
<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 キルギス🇰🇬 ビーチリゾートと化したイシククル湖と「Dolinnka Hotel」の庭
キルギスに行こうと調べ始めた時から、この湖には行ってみたいと思っていた。 イシククル湖。 観光ガイドには「中央アジアの真珠」とも「天空の湖」とも謳われ、かの三蔵法師も旅したシルクロードの絶景ポイントと聞くと、どうしても行…
<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 キルギス🇰🇬 国境で白タクをチャーターしてイシククル湖まで激走300キロ
中央アジア2ヵ国目、キルギスに入国した。 今、イシククル湖畔のホテルの庭でこの記事を書いている。 日本の猛暑を忘れるような気持ちの良い風が吹いている。 昨日は朝から晩まで、ずっと車に乗っていた。 朝アルマトイを9時に出て…
<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 カザフスタン🇰🇿 Yandex Goとマルシュルートカを乗り継いでキルギス国境の街コルダイを目指す
中央アジアの旅3日目。 この日は今回の旅行で一番過酷なスケジュールとなる一日である。 陸路で国境を越え、隣国キルギスにある「中央アジアの真珠」と呼ばれるイシククル湖を目指す。 ネットの情報によると、途中寄り道もするので片…
<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 カザフスタン🇰🇿 アルマトイの5つ星ホテル「ドスティク」は設備もロケーションも最高
初めて訪れる街は、どこに泊まるべきかも判断できずホテル選びも博打のようなものである。 今回、カザフスタンの最大都市アルマトイで私が予約していたホテルも5つ星の割に値段が安い、それが決め手だった。 でも実際に宿泊してみると…
<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 カザフスタン🇰🇿 巨木の街路樹が美しいアルマトイの街でカザフの麺「ラグマン」を食う
カザフスタン最大の都市アルマトイ。 1997年まではこの国の首都でもあったこの街を歩くと、まず驚かされるのは広い歩道と巨木の街路樹である。 街の南は天山山脈、豊かな水が水路を勢いよく流れ、町中が緑に覆われていると言っても…
<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 カザフスタン🇰🇿 悪名高きアルマトイ空港のぼったくり白タクに乗ってみた
中央アジアの旅。 まずは最初の訪問国カザフスタンに到着した。 夕方、韓国の仁川空港を飛び立ったアシアナ航空のアルマトイ便はほぼ満席。 私の隣はロシア系の若者だった。 実に多彩な乗客が乗っている。 ロシア系もいれば私たちと…
<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 成田から仁川へ!海外旅行はどんどん便利になっていく
いよいよ中央アジアへ旅立つ。 どこの国であれ、これまで一度も行ったことがないところはアドレナリンを刺激する。 日本からはウズベキスタンへの直行便もあるようだが、私は成田空港から韓国のアシアナ航空を利用して仁川経由でカザフ…
<吉祥寺残日録>吉祥寺図書館📕 栗本慎一郎著「シルクロードの経済人類学〜日本とキルギスを繋ぐ文化の謎」(2007年/東京農業大学出版会)
いよいよ今日、私は中央アジアに旅立つ。 カザフスタン、ウズベキスタンと共に、今回訪れる予定にしている国がキルギスである。 しかし吉祥寺図書館にはキルギスに関する文献は見当たらない。 そんな中で目に止まったのがこの本だった…
<吉祥寺残日録>吉祥寺図書館📕 「ウズベキスタンを知るための60章」(2018年/明石書店)で学ぶソグド人とティムール #230730
中央アジアへの旅行まで残り3週間。 カザフスタンに続き、今度はウズベキスタンについて学ぶ。 ウズベキスタンといえば、「青の都」サマルカンドなどシルクロードを代表する観光地が点在し、旅行好きな日本人の間では知られた国だ。 …
<吉祥寺残日録>吉祥寺図書館📕「カザフスタンを知るための60章」(2015年/明石書店)で学ぶ“遊牧民国家”興亡の歴史 #230719
先週末から始まったTBSの日曜劇場『VIVANT』。 主役級の大物キャストをずらりと並べ、2ヶ月半に及ぶモンゴルロケを行った桁外れの大作としてこの夏一番の注目を集めている。 初回を視聴した限りでは、Netflixでの世界…
<吉祥寺残日録>65歳の誕生日プレゼントは中央アジア旅行!未踏のカザフスタン・キルギスタン・ウズベキスタンへ #230302
今日は私の誕生日。 ついに65歳、前期高齢者の仲間入りだ。 明日には母が90歳の誕生日を迎えるため、今日これから岡山へ飛んで母の卒寿をお祝いするつもりである。 ということで昨夜、妻と2人で一足早い誕生日祝い。 コロナ禍の…
<吉祥寺残日録>シニアのテレビ📺 「激走!シルクロード 104日の旅」に刺激され旅心がムクムクと目覚める #221203
サッカー・ワールドカップもベスト16が出揃い、韓国が後半のアディショナルタイムにしぶとくゴールを決め、強豪ポルトガルを破って辛くも予選を突破した。 日本同様、さぞや、韓国国内は大騒ぎだろう。 そんな週末、私は録画していた…
<吉祥寺残日録>サウジにイランに中央アジア!来年の旅行計画を練るために「ツーリズムEXPO」に行ってきた #220925
政府は重い腰を上げ、来月11日から水際対策を大幅に緩和することを発表した。 これまで団体ツアーしか受け入れていなかった外国人観光客も、来月からは個人客の受け入れも認めることになった。 日本人については、すでにワクチン接種…