<吉祥寺残日録>トイレの歳時記❄️七十二候「雪下出麦(ゆきわたりてむぎいづる)」、若者たちのために「麦踏み」に励もう #211231

コロナ禍で不自由な生活を強いられた2021年も今日でおしまい。 今年1月から続けてきた「トイレの歳時記」も今日が72回目、すなわち最終回となる。 正確に言えば、明日の元日が七十二候の「雪下出麦(ゆきわたりてむぎいづる)」…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記❄️七十二候「麋角解(さわしかのつのおつる)」、東京もこの冬の氷点下に #211227

「空がきれいだよ」と言って妻に起こされた。 時間は午前6時すぎ。 確かに東の空が赤く染まってはいるが、この季節には毎年見られる景色であり、わざわざ起こしてくれなくてもと思いながらベッドに戻った。 後から聞いたところによれ…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記❄️七十二候「乃東生(なつかれくさしょうず)」、冬至に畑の「寒起こし」に挑戦する #211222

今日は二十四節気の「冬至」、日の出から日の入りまでの時間が一年で一番短い日である。 昨日ほどではないが、先週末の寒さと比較すると暖かな冬至となった。 朝のうちは快晴で、電柱のてっぺんに巣を作っているらしいスズメが鳴いてい…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記❄️七十二候「熊蟄穴(くまあなにこもる)」、熊はなんと冬眠しながら赤ちゃんを産むのだ #211212

アメリカでは史上最大規模の竜巻が起きたそうだ。 中南部6州にまたがる広範囲で複数の竜巻が発生したということで、いまだに被害の全容はつかめない。 これも地球温暖化の影響なのだろうか? 「ウェザーニュース」のサイトを見ると、…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記❄️七十二候「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」に知る蚊柱とガス警報器の話 #211207

今朝、窓から外を眺めると、雲の切れ間から神々しい光が差し込んでいた。 とても厳粛な光景に感じられ、自然にカメラを手にしていた。 季節は進み、今日から二十四節気の「大雪」。 「北風日増しに強く、雪おおいに降る」頃となる。 …

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記❄️七十二候「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」に謎のマシーンが水上を走る #211202

師走に入り、トイレにかけてある歳時記カレンダーのいよいよ最後の一枚となった。 今年のテーマとして、1月より「トイレの歳時記」として七十二候をチェックしてきたが、残るところ今日を入れて7つとなった。 12月は僧(師)を迎え…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記❄️七十二候「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」、コロナバブルはいつ崩壊するのか? #211127

今日は妻の誕生日。 夕方には三男夫婦が来て一緒に夕食を食べることになっている。 子育てを卒業し、介護に軸足を移した妻にとって、こうして子供や孫たちと時々会うことが何よりの喜びで、今年も穏やかな誕生日を迎えられそうだ。 今…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記❄️七十二候「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」、陰気な雨の中を東京に戻る #211122

今回の岡山への帰省はずっと晴天続きだったが、今日は朝から雨が降っていた。 日本列島を寒冷前線が通過する影響で、雨の後は気温もグッと下がるらしい。 そういえば、今日から二十四節気の「小雪」、「冬も進み、北国より雪の便りが聞…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記❄️七十二候「金盞香(きんせんかさく)」に母を連れて「むらかみ農園」に行く #211117

岡山帰省の3日目。 今朝は西大寺にあるゴミ処理場まで古いこたつ布団などを捨てに行き、その後、妻と分かれてそれぞれの実家に向かった。 私は母をマンションで拾って、岡山市の南部にある「むらかみ農園」を訪ねた。 「むらかみ農園…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記❄️七十二候「山茶始開(つばきはじめてひらく)」、ツバキとサザンカの違いとは #211107

季節のめぐりよりも暦は少し早いようで、今日は二十四節気の「立冬」。 冬が始まる日だという。 とはいえ、東京では紅葉もまだ始まったばかり、このところ気温も高くて過ごしやすい日が続いている。 少し体を動かしたくなったので、井…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌾七十二候「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」に旧「葡萄屋」脇の道路が陥没した #211102

昼ニュースを見ていて驚いた。 全国ニュースのトップで吉祥寺の話題が出てきたからだ。 今朝、吉祥寺本町の一方通行の道路が陥没してゴミ収集車がその穴に落ちたというのだ。 どこだろうと思って見ていると空撮が流れ、東急百貨店の北…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌾七十二候「霎時施(こさめときどきふる)」、健康診断を受けてカレンダーを買う #211028

我が家のトイレにかけてある歳時記カレンダーも残すところ2ヶ月となった。 今日からは七十二候の「霎時施(こさめときどきふる)」となる。 「霎」という字はあまり見たことがないが「こさめ」とか「しばし」と読むことが一般的なよう…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌾七十二候「菊花開(きくのはなひらく)」にセイタカアワダチソウの黄色い花が満開だ #211013

10月に入って異常に暑い日が続いていたが、昨日あたりから少し秋らしくなってきた。 今日から暦の上では寒露の次侯「菊花開(きくのはなひらく)」という季節に入る。 その名の通り「キクの花が咲き始める頃」ということらしく、母の…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌾七十二候「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」、ウイルスはどこに隠れたのか? #210928

「片上のおばちゃん」の葬儀を終え、母の様子もさほど心配ないと判断したため、昨日吉祥寺に帰ってきた。 秋分も過ぎ、公園の緑にも徐々に秋色が濃くなっていく。 今日から秋分の次侯「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」になるとい…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌾七十二候「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」に妻が2度目のワクチン接種を終える #210923

岡山から東京に戻ると「秋分の日」。 二十四節気の「秋分」について我が家のトイレにかけてある歳時記カレンダーには、『彼岸の中日。古代中国では「龍淵に潜む」と説かれた。この日より、夜が長くなる』との解説が付されている。 中国…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌾七十二候「草露白(くさのつゆしろし)」、7日連続の25度未満は113年ぶりの低温記録 #210907

我が家のトイレにかけてある歳時記カレンダー。 今日から二十四節気の「白露」となった。 『秋も本格的になり、草葉に露が白く見えるようになる』という意味らしい。 そして七十二候では「草露白(くさのつゆしろし)」。 『草の葉に…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌾七十二候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」、霊園の当選通知が届いた日に妻がワクチンを射つ #210902

今日は朝から冷たい雨が降っている。 最高気温も20度そこそこということで、数日前から比べると10度も下がったことになる。 9月に入り、目に見えて秋の気配が色濃くなってきたが、暦は今日から七十二候の「禾乃登(こくものすなわ…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌾七十二候「天地始粛(てんちはじめてさむし)」、アフガンの混乱とニクソン・ショックから50年 #210828

天候不良が続いた今年の8月も、終わりになって太平洋高気圧が元気になったようで、東京でも猛暑日が続いている。 暑くてもコロナウイルスには関係がないらしく、とうとう岡山県も昨日から緊急事態宣言の適用エリアとなった。 これで緊…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌾七十二候「綿柎開(わたのはなしべひらく)」、残暑の中に感じる秋の気配 #210823

今日から暦は二十四節気の「処暑」。 「残暑がしばらくとどまるが、朝夕は秋の気配が漂う」季節となった。 東京は連日30度を超える日が続くが、日差しが少ないこともあり、今年の夏は涼しく感じる。 そして「処暑」の初候となるのが…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌾七十二候「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」、井の頭公園にもヒグラシが鳴く #210812

「銀行の用事があるから付き合って」と妻に言われ、朝9時に街に出た。 この時間だとほとんどのお店が開店する前なので、人出もまばらである。 銀行の用事とは、西武信金の口座からお金を下ろし、郵貯と三菱の口座に預け替えをするとい…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌾七十二候「涼風至(すづかぜいたる)」、期待の“リレー侍”バトンミスの衝撃 #210807

連日うだるような暑さが続く日本列島も、暦の上では今日から「立秋」、すなわち秋となる。 しかし今朝の東京都心上空には大きな入道雲が立ち昇り、夏の盛りを象徴するような光景だった。 二十四節気の「立秋」は、夏至と秋分の中間にあ…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌻七十二候「大雨時行(たいうときどきにふる)」、コロナと五輪の中で迎えた39回目の結婚記念日 #210801

今日から8月。 我が家のトイレにかけてある歳時記カレンダーをめくる。 8月1日は、七十二候の「大雨時行(たいうときどきにふる)」。 「夕立が時々ある頃」という意味のようだが、確かにこのところ大気の不安定な状況が続いている…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌻七十二候「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」、台風とともにコロナ感染者も過去最高2848人に #210728

一年で一番暑い二十四節気の「大暑」。 今年はこの大暑に合わせて東京オリンピックが始まり、一段と熱い夏になっている。 大暑の次侯は「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」。 「強い陽気が湿りけを蒸発させて、蒸し暑い頃」とい…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌻七十二候「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」、感染拡大の中でオリンピックが始まった #210722

今日から二十四節気の「大暑」、一年で最も暑い季節を迎える。 それに合わせるように開会式に先立ち、昨日から東京オリンピックも一部の競技で試合が始まった。 真っ先に行われたのが、女子ソフトボール。 福島の球場で行われた開幕戦…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌻七十二候「鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)」と自殺した林真須美死刑囚の娘 #210717

我が家のトイレにかかっている歳時記カレンダーには、7月17日の欄に「京都祇園祭 前祭」と書かれている。 梅雨が明けて、京の都に夏の訪れを告げる祇園祭のハイライト「山鉾巡行」は、コロナのために2年連続の中止となった。 そし…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌻七十二候「温風至(あつかぜいたる)」、東京五輪の”無観客”が決定 #210709 

岡山に帰省して連日バタバタしている間に、季節はどんどん過ぎていく。 今年年初からチェックしてきた歳時記のこともすっかり忘れていた。 気がつけば、7月7日から二十四節気の「小暑」が始まっている。 『日あしは徐々に短くなるが…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌻七十二候「菖蒲華(あやめはなさく)」、アヤメとショウブとカキツバタ #210627

昨日の夜、岡山から戻ってきた。 コロナのためになかなか移動できないでいる間に、季節は確実に進み、伯母の認知機能も著しく低下していた。 今年に入って農作業がほとんどできなくなっても、伯母が育てていた果樹は勝手に実をつけ命を…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌻七十二候「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」に三鷹「ほたるの里」で蛍狩り #210610

「芒種」の次侯は、「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」。 その意味は、「腐った草の間からホタルが現れ始める頃」と歳時記カレンダーに書いてある。 「昔の人は、暑さに蒸れて腐った草や竹の根がホタルになると信じられていた…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌻七十二候「螳螂生(かまきりしょうず)」に考える「共食い」という現象 #210605

昨日は一日中雨だった。 近畿・東海が梅雨入りしてから早20日が経とうとしているが、関東はその後晴れの日が多く、来週も天気はいいらしい。 この分では、関東の梅雨入りは平年より遅くなるかもしれない。 一夜が明け雨もすっかり上…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌻七十二候「麦秋至(むぎのときいたる)」、カワウやカイツブリの子育てもそろそろ終盤 #210531

今日で5月も終わり、トイレの歳時記カレンダーをめくる。 今年このカレンダーを眺めるようになって、私の生活は確実に変わった。 本当に、人生なんて、ちょっと意識を変えるだけで、違った風景が見えてくるものだと感じている。 さて…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌻七十二候「紅花栄(べにばなさかう)」に観察するアジサイの花とスッポンの子ども #210526

今日から「小満」の次侯「紅花栄(べにばなさかう)」となる。 「ベニバナが盛んに咲く頃」という意味だそうだが、井の頭公園では「ベニバナ」は見たことがない。 そこで調べてみると、ちょっと意外な記述を見つけた。 お天気のサイト…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌻七十二候「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」に日本の伝統産業「養蚕」を学ぶ #210521

もう1週間ほど梅雨のような天気が続いているが、関東地方にはまだ梅雨入りの発表はない。 九州の方では、5月としては歴史的な豪雨が降っているらしい。 昨日の朝には、久しぶりにかなり濃い霧が立ち込め、カーテンを開けた妻が歓声を…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌻七十二候「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」、カエルは鳴かずとも夏は来る #210505

今日は5月5日の「こどもの日」。 もともとは「端午の節句」であり、今年は二十四節気の「立夏」でもある。 ゴールデンウィークの連休も今日が最終日。 朝のうちは少し晴れ間もあったがすぐに曇り、強い風が吹いている。 「ステイホ…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「牡丹華(ぼたんはなさく)」に「ツツジ」と「サツキ」と永井荷風を知る #210430

早いもので4月も今日で終わる。 「ステイホーム」が呼びかけられるゴールデンウィークだが、羽田空港の映像からはかなりの人が移動していることがわかる。 昨日の東京の新規感染者は1000人を超えたが、この首都圏の感染が全国に広…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「霜止出苗(しもやんでなえいづる)」、岡山の伯母に「要支援1」が出た #210426

コロナによる日本の死者数がついに1万人を超えた。 一年のうちでも最も快適な季節なのに、3度目の緊急事態宣言のためにどこにも行くことができない。 そんな4月の最終週。 我が家のトイレにかかっている歳時記カレンダーを見ると、…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「虹始見(にじはじめてあらわる)」に知る鴨長明の「ひとりを愉しむ極意」 #210414

今日は「清明」の末候、七十二候の「虹始見(にじはじめてあらわる)」である。 「冬にはなかった虹が現れ始める頃」という意味だそうだ。 しかし、今日の天気は朝から雨・・・。 虹というよりも、来週に控える二十四節気の「穀雨」を…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「鴻雁北(こうがんきたへかえる)」、井の頭公園から渡り鳥が消えた #210409

今日は、七十二候の「鴻雁北」。 「清明」の次侯で、「こうがんきたへかえる」と読む。 渡り鳥の「雁が北へ帰っていく頃」という意味である。 「雁」について調べてみると、「カモより大きくハクチョウより小さい一群の総称」と書いて…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「玄鳥至(つばめきたる)」、伯母の家にもツバメと医者がやってきた #210404

今日から二十四節気の「清明」。 文字通り、『天地万物の気が満ち、清く明らかになる』季節ということらしい。 そして「清明」の初候は、七十二候の「玄鳥至」。 シンプルに「つばめきたる」と読み、意味もズバリ『ツバメが飛来する頃…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」、雨上がりの井の頭公園は極楽のようだった #210330

今日は七十二候の「雷乃発声」。 「かみなりすなわちこえをはっす」と読み、春の発雷が鳴り出す頃という意味だという。 東京は日曜の夜に大雨が降ったようだが、寝ている間のことなので雷が鳴ったかどうかは確認できていない。 でも、…

<吉祥寺残日録>トイレの歳時記🌸七十二候「桜始開(さくらはじめてひらく)」に見回る2021年お花見事情 #210325

今日は七十二候の「桜始開」、「春分」の次侯だ。 文字通り「さくらはじめてひらく」と読み、「桜の花が開き始める頃」という意味なのだが、今年の東京の桜は平年よりも12日も早く3月14日に開花、22日にはもう満開が発表されてい…