茶寮 吉祥庵

吉祥寺を代表する商店街「サンロード」。妻はよく出没しているらしいが、私はあまり縁がない。あまり買い物をしないので、店を覗くことがないのだ。

そんなサンロードに昔から存在した甘味処へ行きたいと妻が突然言い出した。

確かに私たちの学生時代からサンロードに甘味処があった。私は一度も入ったことがない。

激辛麻婆豆腐を食べた後だったので、甘いものもいいかなということでついていくことにした。

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「茶寮 吉祥庵」

楽天モバイル脇の狭い階段を上がった2階がお店だ。

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サンロードと直角に交わる吉祥寺の2大商店街「ダイヤ街」。そこに店を構える創業70年の老舗和菓子屋「吉祥寺 虎屋」が運営する甘味処だ。

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一時店を閉じた時期があったそうだが、5年前にリニューアルオープンした。

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店内には野点傘が置かれ、和の雰囲気を前面に押し出している。

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窓からはサンロードを行き交う人々が良く見える。張り込みをする探偵のような気分だ。

さて、このお店。メニューが実に充実している。

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定番のあんみつ類はもちろん、パフェやかき氷、さらにはパンケーキなど甘党には目移りしそうなメニューが並ぶ。

そんな中、私の目に止まったのがこちら。

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お団子のセットだ。

しかも、お団子と一緒にいただく「お茶のセット」というのは、昆布茶か煎茶を選ぶようになっている。私は若い頃、昆布茶が大好きだった。家にはいつも昆布茶の缶が置かれていた。

そう言えば最近、昆布茶を飲んでいない。

甘いものを食べに来たのだが、私は迷いなく昆布茶と団子を注文することにした。

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こちらが私が注文した「昆布茶」(350円)と「海苔団子」(150円)。

お腹がいっぱいだったので、あえてセットにせず単品で注文した。

見た目も渋い。これは久々のヒットかもしれない。

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昆布茶はありえないほど熱い。湯のみが熱くて持てないので、茶托を持ち上げて飲んだ。

久々の味。やはり好きだ。

コーヒーとは違う落ち着きを感じる。

店の女の子が「半分飲んだら、脇の昆布を入れてお湯を注いで飲んでください」と言ってポットを置いていった。「えっ」とちょっと驚く。昆布茶ってそうやって飲むものなのか・・・。

言われるままに、熱々の昆布茶を半分飲んだところで、塩昆布を湯飲みに放り込み、お湯を注ぐ。味は特に変わらない。お代わり用のお湯は最初ほど熱々ではなかった。

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妻が頼んだのは、「クリームまめかん」(710円)。

「あんみつ」ではなく「まめかん」を注文するところが、いかにも地味な妻らしい。

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結婚35年で初めて知ったのだが、妻は子供の頃から寒天が好きなのだそうだ。あんな海藻もどきがなんで好きなんだろう。

私たち夫婦はかなり違っているが、今日また大きな違いを発見した。

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予想以上に落ち着いた時間を過ごせた「吉祥庵」。

ここはお気に入りになりそうだ。

食べログ評価3.17、私の評価は3.50。

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いつもながら人でごった返すサンロードに「サンロード月窓寺門前市」の垂れ幕が並んでいた。

月窓寺はサンロードに面した曹洞宗のお寺で、私も早朝の坐禅会に行ったことがある。そのことは以前このブログにも「坐禅」として書いた。

月窓寺は吉祥寺の大地主だ。このサンロード周辺の繁華街も元は月窓寺の敷地で、今も広大な土地を貸して儲けているらしい。

その垂れ幕に書かれた「白衣観音御開帳」の文字が気になった。

家に戻り調べてみた。武蔵野市観光機構のサイトにこう説明されていた。

『月窓寺観音堂には武蔵野市指定有形文化財の『白衣観音坐像』が安置されています。この観音像の台座には「元禄二年成就叶」の銘があり、武蔵野市内に所在する仏像としては最古のものとなります。近世作例としては珍しい乾漆造りで、座高37センチ、光背の高さ62センチ、金色の美しい像です。毎年『サンロード月窓寺門前市 納涼盆踊り大会』の会期間に御開帳されます。』

今年のご開帳は8月5日、6日だそうだ。

せっかくなので見てみたい気もするが、わざわざ人混みに出かけていくのも面倒な気もする。

夜になり、街から祭り太鼓が響いてきた。

昨日と今日、丸井の屋上で盆踊りが行われている。昨日は雨で台無しだっただろうから、関係者の人たちも今日は気合が入っていることだろう。

吉祥寺も、夏真っ盛りだ。

 

 

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