<吉祥寺残日録>12月下旬並みの寒さの中、コンパクトカメラを買いに行く #211022

今日は本当に寒かった。

一日中冷たい雨が降り続き、正午の気温は10.7度と12月下旬並みという寒い一日だった。

つい10日ほど前までは30度を超える日が続いていただけに、この落差は体に堪える。

それでも冬服を引っ張り出して、朝から銀行の用事を済ませ、岡山で購入した軽自動車の代金を振り込み、久しぶりにマッサージにも行ってきた。

おかげで、午後には爆睡、これまた久しぶりにしっかりと昼寝をした。

慣れない農作業で相当疲労が蓄積しているようだ。

そんな寒い雨の日に、予期せぬ用事がひとつできた。

私がいつも使っているコンパクトカメラが壊れたのだ。

キャノンの「PowerShot SX720HS」というこの機種は、コンパクトなボディに光学40倍ズームが搭載されている優れもので、スマホのカメラでは撮影できない超望遠の写真が撮れるため長年愛用してきた。

しかし昨日岡山から戻った際、レンズのフタの部分が半開きになっていて、閉じも開きもしなくなってしまっていた。

これまでも何度か引っかかることがあったので、指でいじって直そうとしたのだが今回は重症のようで、諦めて吉祥寺のヨドバシカメラに持っていき修理が可能かどうか確かめることにしたのだ。

普段カメラをしげしげと眺めることがなかったが、こうしてアップで撮影して見ると、レンズの表面に無数の傷がついていて、左上の部分に凹みができているのに気づいた。

どうやら、何かにぶつけて凹みができたためレンズの開閉ができなくなったようだ。

ヨドバシの修理カウンターは建物の地下にあった。

その場で修理が可能かどうかを知りたかったのだが、専門業者に預けないと修理の可否もわからないという。

見積もりが出るまでに1週間から10日、金額を聞いて修理してもらうかどうかを決めればいいということだった。

もし修理不能だったり、金額が見合わずに修理を断念するときは、そのままの状態で戻ってくるが、その場合には料金が発生しないというのでお願いすることにした。

修理を依頼し一旦は家に帰ったのだが、どうも落ち着かない。

普段から持ち歩いていたカメラが手元にないと、散歩中に突然何かを撮影したくなった時に困ってしまう。

隠居生活に入った私にとって、スマホとこのコンパクトカメラは文字通り「生活の一部」になっていることに気づいたのだ。

そこで妻に相談すると、「買えばいいんじゃない。もう長いこと使ったんだから」と優しい言葉が返ってきた。

このところ円安が進み、退職金の一部をオーストラリアドルで運用していた口座で多少の利益が出たことがケチな妻の心を緩ませたのかもしれない。

私は妻の気が変わらないうちに、再び雨の中ヨドバシカメラに向かった。

そして、壊れたカメラと全く同じ機種を購入した。

キャノン「PowerShot SX720HS」(3万6850円)。

スマホのカメラ機能が充実するに従い、コンパクトカメラを買うお客さんも減ったのだろう。

カメラ各社は新たな製品をほとんど発売しておらず、コンパクトで光学40倍ズームといえば今もってこのカメラしかないのである。

私はとても気に入っている機種なので別に構わないのだが、さすがに2016年に発売されたカメラを再び買うとは思わなかった。

近く後継となる新製品が発売されたら、ちょっとがっかりするかもしれない。

当たり前だが、何も変わらない。

だからドキドキ感はまるでない。

しかし、新しいスマホを買った時のような「これどうすればいいの?」という困惑もない。

勝手知ったる安心感。

バッテリーもそのまま古いやつが使える。

最近、古いものに郷愁を感じ、新しいものに飛びつく意欲が衰えてきた感じがする。

これが老化か?

それならそれで受け入れよう。

まずは撮りたい被写体がちゃんと撮影できれば、画質や機能性は二の次である。

スマホとこのコンパクトカメラさえあれば、私は世界中のどこでもブログが書ける。

それで・・・十分ではないか。

Canon G9X

1件のコメント 追加

  1. wildsum より:

    こんばんは!驚きました。PowerShot SX720HS、同じ機種のカメラですね。三年ぐらい前に買ったんですが、最近同じような症状が出ています。でも、今のところ、指で触れば、開きます。今後開かなくなるのかもしれません。

コメントを残す