<吉祥寺グルメ>家飲み酒を求めて#9「プレシー・デュヴァル・ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー」(白ワイン/フランス/2019)

この白ワインを買ったのは4月19日のことだった。

気温が20度を超えると、ランチ用にちょっと冷えた白ワインが欲しくなる。

立ち寄ったお店は、吉祥寺駅直結の「キラリナ京王吉祥寺店」。

正面の入り口は入ったすぐの場所にフランス食材を扱うお店があったのを思い出したのだ。

「Picard(ピカール)」というフランス産の冷凍食品を扱うちょっと変わったお店だ。

お店の公式サイトを見ると・・・

フランスで約50年前に誕生したPicard(ピカール)は、「美味しさ」「品質」「食欲をそそる美しい見た目」にこだわった冷凍食品専門店。

今ではフランス全土に加え、日本を含める世界11カ国に店舗を持ち、多くの人たちから愛される存在になっています。

引用:「Picard」公式サイトより

どんな冷凍食品があるのか興味があるが、今日のお目当てはワインなので、冷凍食品はまた別の日に試してみることにする。

冷凍食品が収められた冷蔵ケースが並んだ店舗の片隅に、ワイン売り場を見つけた。

種類は多くはないが、もちろん置かれているのはほとんどがフランスワインだ。

ショーケースの中には、フランスの缶ビールも見える。

手頃な白ワインならなんでもよかったのだが、私の目に止まったのは「MUSCADET」の文字。

フランス西部ロワール地方の代表的な銘柄で、パリ特派員時代によくお世話になった安ワインだ。

支局のカメラマンは「安くてハズレが少ない」と言っていつもミュスカデを愛飲していたのを思い出す。

あれこれ探すのも面倒なので、即決で「ミュスカデ」を買う。

もちろん、カード払いもOKである。

家に戻って、しげしげとワインを眺める。

『プレシー・デュヴァル・ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー 2019』

長い名前だ。

値段は、1298円。

ボトルにかぶせたラベルには、「No.1ロワール 金賞メダル7年連続受賞」と書いてある。

ネットで調べてみると、「パリ農業コンクール銀賞」などという受賞歴が書かれたものも見つかった。

「ミュスカデ」というのは、ナント周辺で栽培されている「ミュスカデ種」のブドウから作られる白ワインのことだが、この長い名前について詳しく解説してくれているサイトに行き着いた。

それでは、「ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ」という長い名称はいったい なんでしょうか。
「ミュスカデ」という名前を名乗れるワインは、以下の4種類あります。

●ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ
 Muscadet Sevre et Maine
●ミュスカデ・コトー・ド・ラ・ロワール
 Muscadet Coteaux de la Loire
●ミュスカデ
 Muscadet
●ミュスカデ・コート・ド・グランリュ
 Muscadet Cotes de Grandlieu

ご覧の通り、「ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ」は、この4つのうちの一つです。
これまで何度か説明してきましたが、フランスワイン法ではワインを4つのクラスに分けています。大きくは指定の原産地を呼称できる範囲と、ワインの製法に 品質を向上させるための高い基準を設けているかどうか、この2点が格付けのポイントになります。その指定された原産地名を呼称できる範囲が広域であれば格 付けが低く、より狭い範囲に限定されるほど高くなります。
また、指定地域で栽培できるブドウの種類を風土に合った品種に限定したり、栽培方法や醸造方法などさまざまな基準をクリアしたワインほど高くなります。
この頂点に立つのが「AOCワイン」と呼ばれるもので、「ミュスカデ」もAOCワインに名を連ねており、それが上のような4つの地域(原産地)に分かれて いるというわけです。

これらのミュスカデの名前を持つワインの中でも、「ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ」は秀逸だとされています。この原産地呼称は、セーヴル川とメーヌ川 周辺の23の村で作られるワインに認められています。
前で述べたように、ミュスカデ種は石灰質を含む土壌を好みます。この地域は他の地域よりも石灰質を多く含んだ土壌で、ブドウ畑は緩やかな丘の南西斜面に位 置しており、さまざまな条件がミュスカデという品種に適していることから、秀逸なワインを産むのでしょう。

引用:「幸福のワインとレシピ」

さすがワインは蘊蓄の飲み物、ちょっと感動的な説明だ。

さらに・・・

この「シュール・リー」とは製法を表す言葉なのです。文字どおり訳せば「澱 (おり)の上」と言う意味です。

普通白ワインは、発酵の途中で出る酵母の死骸など「澱」と呼ばれる沈殿物を除去しながらさらに発酵を続けていきますが、その澱を取り除く作業をしないで作 るのがシュール・リー製法なのです。この澱はワインの中でたんぱく質からアミノ酸に変わり、ワインに独特のうまみや豊かな味わい、時には微発泡をもたらし ます。シュール・リー製法で作られたワインにはラベルにもSur Lie(シュール・リー)と表示することが義務付けられているのです。

引用:「幸福のワインとレシピ」

とても勉強になる。

とても役に立つサイトを見つけた。

蘊蓄はこの程度で、早速ちょっと飲んでみる。

『レモンやグレープフルーツ、白い花の香りです。柑橘系のフレッシュな味わいに、柔らかなミネラルを感じます。』とボトルの裏に書いてあった通り、爽やかでとても飲みやすいワインだった。

アラビアータに合わせたり・・・

チキンに合わせたり・・・

ハンバーガーなど、何にでもよく合う。

家飲みにはぴったりのお手頃ワインだと思った。

「ピカール キラリナ京王吉祥寺店」
電話:080-7008-2056
営業時間:10:00 - 21:00
https://www.picard-frozen.jp/Page/Store.aspx

<吉祥寺グルメ>家飲み酒を探して#4「ジェイコブス クリーク シャルドネ」(白ワイン/オーストラリア・バロッサバレー/2019)

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