東京で作った地元の日本酒を飲んでみようと思った。
酒を買いに行ったのは、サンロード商店街にある大型スーパー「西友」。
1階のお菓子売り場の隣に酒類のコーナーが設けられている。
ビール・ワイン・日本酒・焼酎・・・結構な品揃えである。
もちろん置いてあるのは手ごろな大衆的なお酒が中心だ。
一升瓶を買う気はないので、300mlや720mlボトルを中心に、東京の日本酒を探す。
とは言っても、東京の地酒というのはそれほど多くはないので、さほど選択肢はない。
『澤乃井』が目に止まった。
「2020 LONDON 酒 CHALLENGE GOLD MEDAL 金賞受賞」というラベルがぶら下げてある。
最近海外に積極的に輸出されている日本酒。
東京ブランドの代表格「澤乃井」がどんな日本酒を海外向けに出しているのか興味があった。
「澤乃井」は元禄15年創業、すでに300年を超える歴史を有する酒蔵だ。
場所は青梅市、JR青梅線の御嶽駅近くにあるらしい。
「澤乃井」の所在地は、その昔「沢井村」と呼ばれており、その地名に因んで命名したものです。 「沢井」とは、豊かな名水が沢となって流れるところからつけられた地名です。
秩父古生層の岩盤を掘り抜いた洞窟の奥から湧き出づる仕込水、連なる山々と豊かな緑、澄み切った奥多摩の空気、選りすぐった原料米、磨き上げた技。それを結集して一滴の美酒として仕上げるのは、全社挙げての真心と研鑽努力であるというのが澤乃井の信条です。
出典:「澤乃井」公式サイトより
買い求めたのは『澤乃井 特別純米』(720ml / 1320円)。
「西友」だと少し安く売っているのかと思ったら、この酒は定価だった。
『特別純米は上等な純米酒ということ よく磨いてあるからきれいな味になって肴もうまい』
そんなコピーがラベルに書き込まれていた。
酒米の品種は明示されず、アルコール度は15〜16度、精米歩合は麹米55%、掛米60%と記されている。
奥多摩には谷間にわずかな田んぼしかないため、米はどこからか調達しているのだろうか。
最初は、焼き鳥と一緒に・・・
2回目は、魚の南蛮漬けをつまみにちびちびいただく。
最近のすっきりした日本酒と比べると、昔ながらの日本酒の味がする。
悪くはないのだが、日本酒が苦手だった若い頃の記憶が蘇るようだ。
でも東京で暮らす人間として、一度は多摩川の清流のほとりにあるという「澤乃井」の酒蔵を見学してみたいものだ。
一般のご見学は1日に4回(11時、1時、2時、3時)ご案内しております(所要時間45分、各回定員40名)。
出典:「澤乃井」公式サイトより
ただし、現在はコロナのため見学を中止しているという。
「西友 吉祥寺店」 電話:0422-21-1311 営業時間:10:00~23:00 https://www.seiyu.co.jp/shop/%E8%A5%BF%E5%8F%8B%E5%90%89%E7%A5%A5%E5%AF%BA%E5%BA%97/ 「小澤酒造」 〒198-0172 東京都青梅市沢井2-770 http://www.sawanoi-sake.com/
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