<吉祥寺グルメ>家飲み酒を探して#7「カーサ・サントス・リマ バリカス」(赤ワイン/ポルトガル/2018)

輸入食材の「カルディコーヒーファーム」は、吉祥寺だけで3店舗あるが、私が訪れたのはPARCOの裏路地にある「吉祥寺店」。

店先に異国の見慣れぬ商品が並んでいて、ついつい引き込まれてしまう。

しかし、大体は1階でおやつを買う程度で、2階には上がったことがなかった。

先日、興味本位で2階に上がってみたのだが、そこには外国ワインのコーナーがあった。

それほど広くはないが、手頃な値段のワインが並んでいた。

それそれのワインには、ちょっと詳し目の説明書も添えられている。

そして、一番惹かれたのは、棚の一角にしつらえられたこちら。

『吉祥寺店 人気ワインランキング』

赤ワインと白ワインそれぞれ第1位から順番に並んでいるではないか。

ちょうど家飲みのお酒が切れたところだったので、1本買って帰ることにした。

どうせなら、第1位のワインを買おうと思ったら、中央に箱で積み上げれある。

『カーサ・サントス・リマ バリカス 2018』。

お店の説明によれば・・・

『ドライフルーツのような濃さ! 後口はちょっぴりスパイシー!』

そして・・・『ポルトガルワインの中で一番バランス良』。

私が反応したのはこの「ポルトガルワイン」というワードだった。

ポルトガルといえば、ポートワインが有名だが、長年家に眠っていた貰い物のポートワインを腐らせてしまったばかりだったので、ポルトガルという響きに迷わず購入を決めた。

値段は798円、3月の期間限定価格と書いてある。

私が求める家飲みワインにはぴったりの条件、あとは味さえ問題なければ・・・。

家に持ち帰り、早速夕食の時に試してみる。

デザインはすっきりしていて、悪くない。

『カーサ・サントス・リマ バリカス』というワインを検索してみると、カルディのサイト以外にあまりヒットしない。

どうやらカルディが直接買い付けて日本国内の店舗で独占的に売り捌いているようだ。

『カーサ・サントス・リマ』は、首都リスポンの北45kmにあるアレンケルのキンタダボアビスタに本拠地を持つ家族経営の会社だという。

ポルトガル国内5カ所のブドウを使い、生産したワインの90%を世界50カ国近くに販売している。

手頃な値段のワインだが、スクリューキャップではなく、ちゃんとコルクの栓がしてあった。

知らなかったが、ポルトガルは世界最大のコルク産地なのだそうだ。

ちょっと田舎臭いイメージのあるポルトガルワインだが、最近その評価はうなぎ上りだという。

でもその洗練されないイメージに合わせて、カットの入ったワイングラスに注いでみた。

すごく濃厚な赤だ。

口に含むと確かにドライフルーツのようなどろっとした重さがある。

昔、キリストの時代のワインてこんな感じだったかというようなワインなのだ。

田舎のレストランで、安いテーブルワインを注文した時にカラフェで出されるような感じのワイン。

私はこういうワインが好きだ。

この日のメニューは、妻がオーブンでラム肉を焼いてくれたので、ちょっと重めの赤ワインがよく合う。

カルディでは、かなり以前から手掛けている定番のワインのようで、その評価もまちまちだが、少なくとも私の家飲みワインとしては十分合格点の味だった。

「カルディコーヒーファーム 吉祥寺店」
電話:0422-20-1200
営業時間:10:00-21:00

「カーサ・サントス・リマ バリカス」

「カーサ・サントス・リマ」
住所:Quinta da Boavista、Galega da Merceana Village 2580-081 
Galega da Merceana Village、ポルトガル
https://www.casasantoslima.com/pt/casa-santos-lima/quem-somos/

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