ブドウも終わり、柿の収穫も終わった今月、我が家の畑もだいぶ寂しくなった。
それでも、今月もいろいろ収穫できる作物はある。
その代表が、9月に植え付けた秋植えのジャガイモである。

「デジマ」という品種の種イモを1kg 購入し、春植えの時と同じように半分にカットして植えたのだが、どうも発芽率が良くない。
20個以上種イモを植えたのに、そのうち発芽したのはわずかに5個。
我流の植え方が良くなかったのか、種イモを半分に切って植えたのが良くなかったのか・・・。
秋植えの種イモは半分に切らず、そのまま植えるのが基本だと後から知った。

雑草対策のため黒マルチを使った。
通常、溝を掘って種芋を植えるのだが、私はマルチに穴を開け、その中に種イモを置いていく方法を試した。
果たして、ジャガイモはできているのだろうか?
恐る恐るスコップで株元の周辺を掘ってみると・・・

大きなジャガイモが顔を出した。
お〜、デカい!
思わず声が出た。

春植えのジャガイモはたくさん採れたものの、粒の小さいものが多かった。
それに対して秋植えのジャガイモは数こそ多くはないが、粒の大きなものが多い。
数が少ないから1個が大きくなったのか、それともそういう品種なのか・・・。
いずれにせよ、お店でもなかなか見かけないぐらい大きく立派なジャガイモだった。

初日には2株10個を収穫。

数日置いて、残りのジャガイモを全て掘り出した。
この日の収穫は23個だった。

大きさがわかるように、使っていた手袋を置いてみる。
立派に育ったジャガイモがちょっとうれしくて、一番大きな奴を母のお土産にした。
ジャガイモは長期保存が可能なので、急いで食べなくてもOK。
暗くて風通しのいい場所がいいということなので、段ボールに入れて納屋に置いておこうと思う。

春のジャガイモはイノシシに荒らされ、秋のジャガイモは発芽率に課題を残した。
来年こそは、春と秋の2回のチャンスを使って、ジャガイモの自給自足を目指したい。
タマネギとジャガイモは、私にとって最初に育てた思い入れのある作物となった。