きのうは三男と今年最後のゴルフに行った。5連続パーの素晴らしいスタートながら、終わってみれば91。最後は寒かった。来年はもう少しまじめにゴルフに取り組もうかなあ。
ということで、今日は12月31日、大晦日です。
吉祥寺に引っ越して初めての大晦日。年の瀬の様子をスケッチして歩いた。
年末年始はお休みのところが多い。井の頭自然文化園もすでに休みに入っていた。動物たちは休みの間どうしているのだろう。
西園のテニスコートも休みだった。いつもはボールの音が響くコートに人影はなかった。
そして、ジブリ美術館もお休み。我が家から1キロも離れていないが、ここは三鷹市になる。だから「三鷹の森ジブリ美術館」が正式な名称だ。
澄み切った青空をバックにジブリ美術館のカラフルな建物が映える。閉まったフェンス越しに、誰もいないジブリ美術館を撮影した。
そう言えば引っ越し以来、ジブリ美術館に来たのは初めてだ。
知らずに訪れた外国人観光客の姿もあった。わざわざ来たのにちょっと可哀想だ。
窓がカワイイ。来年はここを被写体に四季の移ろいを撮影してみよう。
無人の敷地内では、野良猫たちが気持ち良さそうに日向ぼっこをしていた。
ジブリ美術館をあとにして、玉川上水へ。遠い昔、太宰治が自殺した玉川上水だが、その頃はもっと大量の水が流れていたらしい。一時水を止められた時期もあったようだが、今は清流復活事業というのが行われている。
今流れている水は、多摩川上流処理場の処理水をさらに砂濾過したきれいな水を流していると書いてあった。玉川上水も今年は二度ほど自転車でサイクリングしただけでほとんど散策しなかった。来年はちょっとこのあたりにも足を伸ばしてみたいものだ。
ただ気になる張り紙も。
コイヘルペスウィルスとは何か。農水省のホームページによると・・・。
「コイヘルペスウイルス病は、マゴイとニシキゴイに発生する病気です。発病すると行動が緩慢になったり餌を食べなくなりますが、目立った外部症状は少なく、鰓の退色やびらん(ただれ)などが見られます。幼魚から成魚までに発生し、死亡率が高い病気です」
ただ、感染したコイを食べたとしても人間に移ることはないようだ。
この病気が日本で確認されたのは2003年ごろのことで、霞が浦ではコイが大量死する事案も発生した。錦鯉に感染が広まったら大変な被害になるので神経を尖らせているのだろう。
さて、街は普段の週末に比べると買物客の数も少なく、歩きやすい。
夜、紅白歌合戦を途中で切り上げて、10時ごろ夜の街に出てみた。吉祥寺の年越しがどんな感じなのか観察しながら、どこかで年越しそばでも食べようと思ったのだ。
大晦日の夜の吉祥寺の街はいつもに比べて人影がまばらだ。どこかで若者たちが集まっている場所があるのではないかと思って、繁華街を一回りしてみたのだが、完全な空振りに終わった。
最近の若者は家でテレビを観て過ごしているのだろうか。それとも渋谷に集まるのだろうか。
知っているそば屋はみんなもう閉まっていた。富士そばなら開いているけど、そういう事ではないだろうと諦めかけた時、車の通りも途絶えた東急百貨店前でひとつの店が目についた。「庄吉」。地下に下りる階段に煌々と明かりが灯る。
この店は居酒屋さんだが戸隠蕎麦も名物のようだ。店内はきれいで広々としていた。
「獺祭」を扱っているというので、「獺祭」とつくねを頼む。
そして、おそばを頼む。鴨そばが名物のようだが、夕飯は家で食べたのでシンプルにざるそばを注文した。
しめて1964円。そばより獺祭が高かった。それでも期待以上の年越しそばをいただく事ができた。来年も年越しそばを食べるならここの店になりそうだ。
食べログ評価3.05、私の評価は3.40だ。
店を出て、初詣の準備をしているであろう武蔵野八幡宮へ行ってみた。
露天もいくつか準備していたが、参拝客はまだ一人もいなかった。5人組の若者グループがやって来たが、「誰もいなくね」と言って帰っていった。
南口に回ってもやはり人はいない。井の頭公園にも行ってみた。ストリートミュージシャンが歌っていたが、その歌を聴く聴衆は一人もいなかった。
彼の歌に耳を傾けると「大晦日に皆に聞いてもらいたくて歌っていたら警察官にここに連れてこられた。でも誰もいない」とアドリブで歌っていた。缶にコインを投じて、若者の幸運を祈った。
それにしても、今年の紅白の演出はひどかった。これを演出したディレクターは視聴者が紅白に求めていること、これまで高視聴率を維持した理由をまったく理解していない。中学・高校の自己中心的な舞台で見られる低レベルだった。果たして視聴率がどう出るか。楽しみだ。
2016年は私にとって、ちょっと新鮮な年になりました。
そのきっかけは吉祥寺に引っ越したこと。住む場所を少し変えるだけで、いろんなことをリセットできることが実感できた一年でした。
定年まで残り1年余り。
気持ちも新たに仕事にプライベートにといろいろささやかにチャレンジしてみたいと思います。
のんびり気楽にマイペース。そのスタイルは変えることなく、ぼちぼちと・・・。