<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 合掌型に支柱を組みトマトとキュウリの苗を植える #220513

今週は走り梅雨ということらしく、岡山は今日も朝から雨が降っている。

5月も半ばともなると、新緑の瑞々しさも影をひそめ、私の嫌いなツツジの花が咲き誇っている。

伯母の住んでいた古民家に一人でいると、とても静かだ。

建具のレイアウトを変えて縁側に向かって座卓と置きブログを書いていると、窓の外を頻繁にツバメが飛んでいる。

家の軒下に巣を作ろうと、適地を探しているようだ。

今日は一日雨の予報なので、大した作業はできないだろうから、一昨日、雨が降り出す前に行ったトマトとキュウリの話を書いておくことにする。

吉祥寺にいる時に、YouTubeでこんな動画を見つけた。

夏野菜の代表格であるトマトとキュウリを同じ畝で同時に栽培するこの動画。

どうせどちらも支柱を立てなければならないのなら一緒の方が手間が省けると思い、私もこれを真似してみようと思い立った。

まずはホームセンターで農業用の支柱を探すところから始める。

トマトやキュウリ栽培に欠かせないこの支柱、「イボ竹」と呼ばれるようで、さまざまな長さや太さのものが売られていた。

私はあらかじめネットで調べた情報に従い、210cmの「いぼ竹」を9本購入、これで左右4本ずつを交差させ、上に1本横に渡す「合掌型」の基本型ができる。

畑のサイズを測ったらもう少し畝が長かったため、後から必要な本数買い足した。

苗もホームセンターで売られている。

上の写真は4月に来た時に撮影したもので、この時は豊富にトマトの苗が売られていたのだが、ゴールデンウィークを過ぎるとピークが終わったとみえて、苗の数も種類も激減していた。

それでも、どの苗を買えばいいのか判断がつかないので、いろいろな品種を買って試してみることにした。

こちらは大玉トマトの「接木 ホーム桃太郎」(217円)。

接木苗は、病気に強く初心者でも栽培しやすい苗だそうで、少々高くてもこういうのがいいと思っていたのだが、どうも人気らしくホームセンターにはあまり残っていなかった。

こちらも接木苗で「接木 アイコ」(305円)。

果形はロケット型で酸味は少なく、甘みの強いミニトマトらしい。

人気があるようで、残りは1つだけだったので、これも買う。

こちらは「デルモンテ ぜいたくトマトミニ」(327円)。

ケチャップなどで有名なデルモンテ社が販売するミニトマトの苗で、「甘さと、ほど良い酸味で、濃い味わいが特長」だそうだ。

「キュウリモザイクウイルス(CMV)の予防接種をした病気に強い苗」との説明も書いてあるので、ちょっと人工的に加工された苗ということなのだろう。

こちらはミニトマトの「夏あま 赤」(294円)。

サントリーグループの「サントリーフラワーズ」が販売するミニトマトで、「暑い季節でも衰えない 生育力と着果力」が特徴だという。

そしてこちらが「大玉 すっぴんトマト」(327円)。

「単為結果性」という特性を持つ品種で、通常実をつけるのに必要な受粉が必要ないというズボラな人間にはありがたいトマトなのだという。

このトマトの苗は他のものより大きく育っていて、私でも育てられそうな気分になってくる。

何が違うのかわからないが、安いトマトの苗も売られていてこちらの「サターン」という苗は消費税混みで74円と良心価格だ。

この品種は20年以上前から販売されていて、昔の少し青臭い味がするんだとか。

要するに最近のやたら糖度を上げたトマトでなければ、代表的な品種であっても値段は安いということらしい。

さて、一方のキュウリ。

こちらはトマトほど選択肢は多くなく、とりあえず苗がしっかりしてそうな「夏すずみ」(107円)という品種を選ぶ。

「強い耐病性と抜群の作りやすさ!」というコピーを見て即決した。

そして今日、ホームセンターを覗くと新しいキュウリの苗が並んでいた。

こちらはデルモンテの「スーパーキュウリ つよっしー」(327円)。

いかにも強そうなネーミングで、これも試してみたくなった。

もう一つ、こちらはサントリー史上最強というコピーが付けられた「本気野菜キュウリ 強健豊作」(294円)。

これまたすごい名前だが、「病気に強く」「植え時を選ばない」キュウリなのだそうだ。

これらのトマトとキュウリを一斉に同じ畑に植えてみて、その違いを観察する。

それによってこの畑にあう品種が見つかるかも知れない。

さて、苗も調達できたので、早速お墓近くの畑に苗を植えてみた。

先月、堆肥を入れてマルチも張っておいた畝に、「イボ竹」を屋根にように組み合わせて「合掌型」に支柱を立てる。

YouTubeで見た時は難しそうに見えたが、やってみると意外に簡単だ。

畝の左右に「イボ竹」を立て、それをクロスさせて麻ひもで結ぶだけである。

それぞれの支柱の足元に穴を開け、適当に苗を植えていく。

トマトもキュウリもごちゃ混ぜに、直感を頼りに適当に植えていった。

植えた苗が風で倒されないように麻ひもを使って、軽く支柱につないでいく。

これで出来上がり。

特別難しいこともなく短時間で仕上がった。

ジャーン!!

我ながら、それっぽくできたではないか。

そう自己満足に浸っていたのだが、このブログを書きながら重大な事実を知らされた。

なんと、トマトとキュウリは相性が悪く、一緒に植えると土壌中のネコブセンチュウを増やし、お互いの成長を妨げると書いてあるサイトを見つけたのだ。

しかしさらに調べると、トマトとキュウリは相性がいいというサイトもある。

果たしてどちらなのかは不明だが、ゴチャゴチャに混ぜない方が無難かも知れないと今書きながら悩み始めている。

明日、トマトはトマト、キュウリはキュウリでグループ分けして、少し間を離してみよう。

それでダメなら仕方がない。

これも一つの勉強である。

<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 「バーク堆肥」と「醗酵牛ふん」を畑にまいて夏野菜のための土づくり #220323

【岡山二拠点生活🍇】

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