<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 もぎたてトウモロコシの予想を超えた美味しさ #220713

安倍さんの事件があってブログも事件関連のことで中断したが、この間も私は朝起きると畑をひと回りする日々を送っている。

史上最速の梅雨明け宣言はどうやら早計だったようで、このところずっとぐずついた天気が続き、昨日は全国各地で激しい雨が降り、「晴れの国」岡山でも珍しいほどのゲリラ豪雨に見舞われた。

今朝は雨も上がり2日ぶりに畑に出かける。

この数日の気になったことを書いておくと、ある日ミニトマトにいくつか穴が空いているのを見つけた。

これは病気などではなく、明らかに犯人がいるに違いない。

すると妻が犯人を発見した。

コイツだ。

ネットで調べた結果、どうやら「タバコガ」の幼虫のようである。

「タバコガ」はトマトの害虫として知られ、1匹の雌の産卵数は200~300個で、トマトやピーマンの葉の裏面や雷、果実などに卵を1個ずつ産みつけるのだそうだ。

一方、こんな被害もたびたび目撃された。

何者かが夜間、トマトをかじっているのだ。

犯人ははっきりしないが、ハクビシンや鳥の被害がネット上にもアップされていた。

ミニトマトはほぼ毎日、中途半端に食われた実が畑に転がっている。

最初のうちはショックを受けていたが、あまりに頻繁に被害が起きるので、まあ動物たちにもお裾分けしてやろうという寛大な気持ちが芽生えてきた。

大地の恵みをさまざまな生き物が分かち合うのは人類が誕生する前から続く自然界のルール。

人間だけが、自分の作物を独占しようとしてもそうは問屋が卸さない。

トマトをいくつか食われても、朝畑をひと回りすればカゴの中にはちゃんと自分たちが食べられる恵みはちゃんと残っているのだ。

中でもとびきり美味しかったのがトウモロコシ。

今年は8本しか育てておらず、1本に実は1個なので、我が家の畑では一番貴重な作物である。

トウモロコシの実の先端から出ているヒゲが茶色く枯れると収穫のタイミングだというが、どうも今ひとつタイミングが見分けにくい。

時期的にはそろそろだということで、とりあえず1個もいで食べてみることにした。

皮をむくとなかなか立派なトウモロコシが出来上がっていた。

これを茹でて・・・

ちょっと塩を添えてガブリ。

すると瑞々しい甘みが口中に広がった。

これは美味い!

感動的なほどに美味かったのである。

ネットで調べると、トウモロコシというのは収穫の適期というのが3日ほどしかなく、それを過ぎると次第に実が固くなるのだそうだ。

かといって、前もってもいでしまうというのも問題で、もいだ瞬間からみるみるうちに美味しさが失われていくというのだ。

8本のうち、すでに2本は美味しくいただいたので、残る6本をいつ収穫するか、それが今の悩みどころだ。

今週末には三男夫婦が遊びに来るというので、その時に一緒に取るつもりなのだが、8月には中学生の孫がひとりで泊まりに来る予定もあり、できればそれまで残しておいてあげたい気もする。

まずは今週末に4本の実を取って、その時の状態を見て残りの2本を残しておくかどうかを判断するつもりだ。

7月は、春に頑張った成果をいただく月。

もう今月はあまり畑でやることもなくなった。

どうせ暑さと雨で日中は農作業もはかどらないので、無理して頑張ることはせず、野菜たちが自ら成長してその恵みをありがたくいただく日々である。

秋冬の野菜の植え付けは9月。

それまではのんびりと過ごさせてもらおうと思っている。

<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 エダマメとトウモロコシとモモのその後 #220517

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