<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 掘り上げて乾燥させた九条ネギを植えようとしたら半分以上腐っていた #230912

今月の農作業も半分を過ぎて、やり残したミッションを粛々とこなしていく。

その一つが7月に掘り上げ乾燥させていた九条ネギを植え替える作業である。

完全放置状態だった九条ネギを掘り上げたのは、調べてみたら7月4日のことだった。

草まみれになりながらも生き残っていたネギ。

なかなかしぶとい野菜である。

枯れたものを捨てて、鱗茎と呼ばれる根元のしっかりしたネギだけを選んで、直射日光が当たらない鶏小屋に束ねてぶら下げておいた。

夏場に休眠するネギをこうして乾燥させることによって、秋以降急成長するのだという。

乾燥させる期間は20日から30日と書いてあるのだが、私の場合、60日以上ぶら下げたまま放っておいた。

こうして自作した干しネギを畑に持っていき、いざ植えようと思った時である。

どうも、干しネギの様子がおかしい。

枯れてへなへなになっているものが目立つのだ。

皮を剥いでみると、中が黒い。

これって、腐ってるってこと?

緑の新芽もなく、根も完全に失われている。

これでは植えても育つまいと思い、ダメそうなものは捨てていく。

そうしてなんとか残ったのは僅かに6本だけ。

それとて、薄皮の内側が黒くなっているのを指で拭き取ったので、とても健康な干しネギとは呼べない。

このまま植えても地中で腐るだろうかと思いながら、とりあえず試しに植えてみることにした。

スコップで溝を掘り、15センチほどに切った干しネギを2本ずつ置いていく。

参考書によれば、ネギは深植えせず、根元に少し土をかける程度で1ヶ月ほど経って根が張ってから土をかぶせるのだそうだ。

それではネギが立っていられないため、溝の中にワラを詰めてクッションにする。

我が家には藁が無いため、代わりに先日刈り取った枯れ草を使う。

本当に適当、こんなんで果たしてネギができるのだろうか?

とはいえ、全ては遊びの延長線上。

無事に育てはそれでよし、うまくいかなければ次回の教訓になるだろう。

本格的に畑の管理を始めて2年目、心に少し余裕が生まれているのを感じる。

<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 秋のジャガイモと京の伝統野菜「九条ネギ」を植えてみる #220910

コメントを残す