御神水

この週末は旅行に行こうかなどと話していたのだが、どうもこのところ身体がだるいので家でのんびりすることになった。

土曜日は図書館で本を借り、一日ゴロゴロしながら来年夏の旅行の計画などを立てて過ごした。その甲斐あってか、今朝は少し元気になった気がする。

久しぶりに公園を走ることにした。だいぶ涼しくなったので、夏の間仕舞っていたランニングタイツを取り出して履く。

久々のランニングなのでゆっくり行こうと思っていたが、予想外に身体が軽く、ちょうど一緒になったランナーの後をついて走った。池の半周近く、彼の後にぴったりと付いて走ったが、さすがにしんどくなりペースを落とした。

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一周回り終えたところで橋から池の様子を眺める。少し葉の色も変わりつつあり、確実に秋に進んでいた。池越しに弁天様を見ると、水場らしきものが目に止まった。

以前、喫茶店のオヤジさんに「弁天様でおいしい地下水がくめる」という話を聞いたことを思い出した。ちょっと確かめてみたくなった。

弁天様の入口にある看板に目をやる。縄文遺跡に関する案内板だ。井の頭公園の池は湧き水で、縄文時代から人が住んでいた。

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その看板の裏には、地面から水が湧き出ている場所があった。今までまったく気がつかなかった。湧水地というのは知っていたが、池の底から沸き出しているだけだと勝手に思い込んでいた。岩の間から流れ出る二筋の流れはすぐに交わり池に注ぎ込んでいく。ごく小さいながら奥入瀬渓谷を思い起こさせるような清々しい「発見」だった。

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そして弁天様の水場の周りをよく見ると、「御神水」と書かれた立て札があった。「これだ」と思った。

喫茶店のオヤジに話を聞いた後、何度が探したがよく分からなかった井戸。立て札のすぐ足下にはなぜかカエルの置物が二体置かれており、その右手に水道の蛇口があった。おそらくこの蛇口から冷たい井戸水が出るのだろう。蛇口をひねって水を出してみたが、特段冷たくもない。すでに秋だからか。夏ならこの水を冷たく感じるのだろうか。

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もうひとつ「発見」があった。「御神水」のすぐ脇に行事の案内が貼ってあったのだが、よく見ると座禅と写経の案内だ。

実はこの弁天様は、階段をあがったところにある大盛寺というお寺が管理している。その大盛寺で日曜の朝に坐禅の会(無料)、日曜の午後に写経の会(材料代1000円)が開かれるという。どうやら月一回のようだ。

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妻はこのところ「禅」に関心をもったらしく、図書館で本を借りて読んでいる。来月1日には、サンロードにある曹洞宗月窓寺の坐禅会に行くことにしている。やはり「求めれば道は開かれる」ということか。こうした坐禅や写経の案内にも自然に目が止まるのだろう。

家に帰って妻に教える。カレンダーに次回の予定を書き込む。どうやら近い将来、座禅と写経を始めることになりそうだ。

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