<神奈川グルメ>鶴見「てんか」の「汁なし担々麺 並」

JR京浜東北線の鶴見駅。

新型コロナウィルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を見るために、大黒ふ頭に向かう途中で初めて降り立った。1時間に1本しかないバスの待ち時間を利用してランチを食べることにした。

鶴見駅東口を走る通りは、旧東海道である。

箱根駅伝で有名な鶴見中継所もこの近くにあるのだろう。

ネットで見つけた店は、旧東海道沿いにあった。

なかなかの外観である。

「自家製麺 てんか」「横浜 てんか」「元祖横浜 自家製麺 てんか」。

どれが正式な店名なのかはわからないが、汁なし担々麺の店であることは間違いない。

店の外に置かれた自動販売機。

黒板には「女性は小盛の提供となっております」とわざわざ書いてある。

現金の投入口にも、「女性は小の提供!! 大、並は買わないで下さい 注意! ※入店お断り」のシールが・・・。

今時珍しい男尊女卑的な雰囲気が漂う。

メニューは「汁なし担々麺」「特製汁なし担々麺」「カレー担々麺」のそれぞれ小並大から選ぶようになっている。

私は男性なので、普通に「汁なし担々麺 並」(820円)の食券を買って店内に入った。

時間は1時半になろうとしていたが、カウンター席のみの店内はほぼ満席だった。男性客が中心だが、女性の姿も・・・。

そして、厨房にはオヤジさんが一人。

これが女性蔑視の頑固オヤジかと恐る恐る食券を渡すと、意外なほど丁寧な物腰でちょっと拍子抜けする。

席の前には「汁なし担々麺の召し上がり方」が書かれていて、かなりインパクトのある写真が貼られていた。

真っ赤な粉唐辛子に圧倒されそうだ。

しまった! これなら「小」にすればよかったと後悔するがすでに後の祭り。

急にバスの時間が気になってきた。あと25分しかない。果たしてこの激辛麺を食べられるのか・・・?

来た!!!

これがこの店の「汁なし担々麺」だ。

甘辛く味付けされた肉のそぼろと・・・

砕いたピーナッツと刻みネギ。

そして、真っ赤な唐辛子がたっぷりと麺の上にかかっている。

色彩的にはかなり鮮やかで、見た目のインパクトはある。

マニュアルに従って、これを混ぜると・・・

唐辛子が全てを覆い尽くし、丼全体がコチュジャンのような色に変わった。

見るだけで辛そうで、おまけに麺が絡まって少しずつしか口に運べない。

麺を強く引っ張ると真っ赤な汁がワイシャツに飛んで、消えないシミを作ることは避けられそうもない。

恐る恐る麺を口に運ぶ。

辛い!!!

でも、甘みもあって、旨味もしっかり感じられる。

美味い!!

でも、食べるスピードを速くすることはできない。

少しずつ、ゆっくりと食べるしかないのだ。

油そばのようにお酢をかけたら辛さが緩和されるかと思い調味料を探すが、お酢はなく、用意されているのはラー油と胡椒。

気休めにガーリックのスライスを入れてみたが、特に辛さを緩和することはなかった。

なんとか15分ほどかけて、麺を7、8割食べたところで、マニュアルに従ってスープ割りをお願いすると・・・

オヤジさんがスープを丼に注ぐと、汁なしとはまた違ったインパクトを持つ真っ赤なスープができあがった。

再び、恐る恐るスープを飲んでみた。

「あっ! 担々麺だ!」

確かに辛いが、旨味もたっぷりの美味しい担々麺に変わった。

そして、スープをすべて飲み干して完食。

しかし・・・バスの時間には間に合わなかった。

この辛い麺を早食いするのは難しい。

おそらく女性客は途中で断念する人が多いのだろう。

私も小を選んでおけば、バスに間に合ったかもしれないが、仕方がない。次のバスまでまた1時間、喫茶店で時間を潰すことになってしまった。

でも、初めて降りた鶴見駅で、思い出に残る「汁なし担々麺」に巡り会えた。

食べログ評価3.60、私の評価は3.50。

「自家製麺 てんか」
電話:045-502-1099
営業時間:
11:30~14:00
18:00~20:00
【麺・スープ終了時は早仕舞】
定休日:火曜日 月曜は夜休み

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