三連休最後の月曜日。朝から快晴、家でゴロゴロも気持ちいいがちょっともったいない気もする。
先日NHKの「あさイチ」で西荻窪の町歩きを特集していて、妻に何気なく西荻窪でのランチを提案してみた。妻もこの三連休ほとんど家にいたので、提案に乗ってきた。
西荻窪といえば、以前カツ丼の美味しいお店をネットで探していて偶然見つけた「坂本屋」という老舗の食堂に行ってみたかったのだが、妻はまったくカツ丼には興味がない。おまけに、「坂本屋」は3−6ヶ月休業するという。シャッターを下ろされ、そんな張り紙が貼ってあった。ずいぶん長期で曖昧な休業である。お店の主人に何かあったのだろうか?
結局、西荻窪の駅からだいぶ歩いて、妻が行きたかった「サジロ・クローブ」へ。
吉祥寺の人気カレー屋さん「サジロ・カフェ」の姉妹店だ。
店の作りや小物類、インテリアがもろに同じオーナーのお店であることを示している。
女性雑誌から抜け出てきたようなインスタ映えする店内は若いカップルや女性客でいっぱいだった。
お店は気の良さそうなインド人スタッフだけで運営されていた。
オーナーはインテリアデザイナーの日本人夫婦で、以前偶然軽井沢のお店でお会いしたことがある。今でもそのご夫婦が経営されているのか、詳しいことは知らない。
吉祥寺の「サジロ・カフェ」に比べると店内は広く、テーブル席も6−8つほどある。
さらにキッチンを囲むようなカウンター、そして壁に向き合うちょっと薄暗いカウンターがある。この秘密の小部屋のようなカウンターは心が落ち着き気持ちが良さそうだ。
我が家にもこんな空間を作ろうかと、白熱灯好きの妻と話をした。
メニューは、カレー1種類の「Aセット」(1000円)とカレー2種類の『Bセット」(1150円)だけだ。
カレーを選び、ナンかライスかを選び、飲み物を選ぶ。
まずはどちらのセットにもつくサラダ。
このドレッシングは久々に私好みだった。ひょっとしたら市販のイタリアンドレッシングだろうか?
でも、セットのサラダを美味しいと思うことは滅多にないので、ちょっとうれしい。
私は、チキンカレーのAセットを注文した。
客がいっぱいで注文の品が出てくるのに時間がかかる。とりあえずカレーだけ先に出てきた。
ナンが来るまでカレーをちびちび舐める。
マイルドなカレーで辛さはないがコクがある。このチキンカレーは私好みだ。
妻は「本日のカレー」を頼んだ。今日は「チャナダル豆チキンのカレー」だそうだ。
クリームが入っていないのか普通のチキンカレーに比べ色が濃い。
チキンの他に何色からの豆が入っていた。味は普通のチキンカレーに比べストレートなカレーだった。私は普通のチキンカレーの方が好きだ。
カレーに遅れること数分?、ライスが運ばれてくる。
ちゃんと長粒米のサフランライスだった。
私のナンも遅れて運ばれてきた。
この店のナンはとても香ばしくて美味しかった。総じて、ハズレの少ないお店である。
最後の飲み物、妻はホットチャイを選んだ。
ティーバッグではなくちゃんとミルクで煮出し、複雑なスパイスを加えた本場っぽいチャイだった。
私はラッシーを頼んだ。
これはいたって普通で、この日注文した中では最も特徴のないものだった。
次々にやってくる客に追われ、厨房はてんやわんやのようだった。
私たちの注文の隣の客の注文も聞き間違い、違うものを持ってきたりした。
それでもインド人のぽっちゃりしたにこやかな笑顔は憎めず、とても満足度の高いランチとなった。
食べログ評価3.52、私の評価は3.70。
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