前々からの懸案であるマンションのリフォームにそろそろ着手するかと、武蔵野市内にあるリフォーム会社のショールームを妻と訪れた。
妻の希望はキッチンのリフォーム。
そのほかにも細々とした不満をこの際少しずつ解消したいと考えている。

ショールームに展示されているキッチンなどを見ていると、私たちの古いマンションもそろそろ手を加える時期だと感じてくる。
私も妻も一歩前に踏み出して、近いうちに担当者の人にマンションを見てもらい、具体的なプランを提案してもらおうということになった。
果たして、私たちが満足する提案をしてもらえるのか、費用はどのくらいかかるのか。
まだまだ始まったばかりだが、リフォームに向けて具体的な一歩を踏み出したことは間違いない。

ショールームを見た帰り、ランチでも食べて帰ろうということになり、中道通りをぶらぶら駅の方向に歩く。
中道通りを歩くのは久しぶりなので、訪れたことのない新しい店がいくつもオープンしていた。
その中から、コロナ禍にオープンし以前から一度行ってみたいと思っていたお店に入ってみることにした。

お店の名前は「Surya Sajilo(スーリヤサジロ)」。
吉祥寺の人気カレー店「Sajilo Cafe」の姉妹店で、2020年の6月に中道通りにオープンした。
「Sajilo Cafe」に比べると整った外観だが、インテリアなど店のデザインには同じDNAを感じる。

店内は入り口近くに厨房やカウンター席があり、奥に落ち着いた雰囲気のテーブル席が用意されている。
白い壁、アンティークな照明、木製のテーブルや床。
吉祥寺や西荻、軽井沢にある系列の店舗と共通するおしゃれな空間である。

ランチメニューは、基本的に「カレーセット」と「ビリヤニセット」の2種類。
カレーの種類やナンorライス、ドリンクを選べるようになっている。
私は「ビリヤニセット」(1450円)、妻は「カレーセット」(1350円)を注文した。

私たちが案内されたのは大きな窓際のテーブル席。
厨房の目の前の席なので注文とほぼ同時に、副菜とドリンクが出てきた。

味の薄いサラダと野菜のおかず「アチャール」。
アチャールはインドのピクルスのようなもので、この日は人参のアチャールだった。
ドリンクは、私も妻もラッシーを選んだ。

トイレに行って戻ってくると、すでに「ビリヤニ」がテーブルの上に置かれていた。
最近日本でもすっかりポピュラーになったインドの炊き込みご飯「ビリヤニ」。
お米は本場の長粒米が使われている。

お皿には、私の好物である「パパド」も添えられていた。
パパドは、豆や米を材料とするインドの薄焼き煎餅のようなものだ。
これは普通に美味い。

こちらは「ライタ」。
ライタは、ビリヤニと一緒に出されることが多いヨーグルトベースのソースで、そのまま食べてもいいし、ビリヤニにかけて食べてもいい。
さっぱりとした味わいで辛いインド料理を調和してくれる。

ただ、肝心のビリヤニが個人的には今ひとつだった。
「本日のビリヤニ」は「ベジタブル・ビリヤニ」だったが、どうも味にインパクトがない。
最近日本でも美味いビリヤニを食べさせる店が増えているので、正直この日食べたビリヤニには失望した。

妻が注文したチキンカレーとナンのセットも食べさせてもらったが、こちらも「Sajilo Cafe」のカレーと比べると物足りないものだった。
妙にあっさりとして旨味が足りない。
この店がそういうコンセプトなのかは知らないが、期待したほどの満足度は得られなかった。
やっぱり多少遠くても「Sajilo Cafe」まで歩いてカレーを食べたいと思う。
食べログ評価3.38、私の評価は3.30。
「Surya Sajilo(スーリヤサジロ)」 電話:0422-22-7385(予約不可) 営業時間:[月~金]11:30~15:00/17:00~22:30 [土・日]11:30~15:30/17:00~22:30 定休日:無休 https://twitter.com/neelsajilo