このところ、妻が頭痛に悩まされている。今日も朝から頭が痛いようだが、昼は外食がいいというのでブラブラしながら妻が食べられそうなものを探す。

入ったのは、吉祥寺駅南口につながる「吉祥寺パークロード商店街」にあるタイ料理レストラン。
「吉祥寺で一番香るタイ料理店」というのがキャッチフレーズだ。このフレーズ、日本人にはあまり刺さらないかもしれない。

相変わらず、狭くて派手な階段だ。
吉祥寺でも有数の人気タイ料理店なのだが、階段の間口が狭く壁画がちょっと怪しい感じなので、知らない人は入りにくい気がする。

店の入り口には、タイ文字の一覧表。
流れている音楽も、タイの歌謡曲だ。

これまでは窓際の席が多かったが、今日は初めて奥の席に案内された。満席でそこしか空いていなかったのだ。
店員はみんなタイ人だろう。とにかくタイ語が飛び交っていて、吉祥寺で一番本場のタイを感じられるお店だ。

壁にはハスの花が描かれ、お寺と子供の写真パネル。
なかなかシュールだ。

エアコンの脇には、亡くなったプミポン前国王夫妻の写真。
タイではどこでも国王の写真が貼ってあったものだ。今の国王の写真に変えないところはタイの人たちの正直な心だ。前国王は本当に尊敬されていた。

この店に来たのは2年ぶり。
妻は「カオマンガイ」(880円)を注文したが、後で調べたら前来た時も同じものを頼んでいた。

『蒸した50日鶏の胸肉を生姜で炒めたご飯でどうぞ』
鶏肉は柔らかくてジューシー。ご飯も美味しく、甘めのタレとよく合う。間違いのない定番料理だ。

私は食べたことのないメニューにしたいと思い「カオパッキーマオ」(880円)を注文した。
「カオパッ」はタイ語で炒飯。「キーマオ」は酔っ払いのことだ。

『タイバジルと唐辛子で炒めた辛くて香ばしい香り豊かな炒飯』
見た目はただのチャーハンだが、赤とうがらしがゴロゴロ入っていて、食べているとだんだん口が辛くなってくる。
でも確かに香ばしくて、美味しい。

お店の女の子に頼んで、マナオをもらう。タイ料理には欠かせないライムのことで、「カオパッ」には必ず付いてくるものだ。
マナオをカオパッキーマオに搾る。辛さに酸味が加わり、一段と美味しくなった。
とはいえ、「カオマンガイ」ほど手のこんだ料理でもないのに、同じ料金というのはやや納得いかない感じもする。でもそれがタイ、「マイペンライ」の国だ。まあこれはこれでありだろう。
タイに行った気になれる「クゥーチャイ」。また時々お邪魔しそうだ。
食べログ評価3.57、私の評価は3.50。
「クゥーチャイ」 住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町1-1-7 君山ビル2F 電話:0422-26-5697 予約:可 営業時間:[月~土]12:00~15:00[L.O14:30]、18:00~24:00[L.O.23:15] [日・祝]12:00~15:00[L.O14:30]、18:00~23:00[L.O.22:15] 定休日:木曜日
これはまたかなり雰囲気出してますね〜
美味しそうです。
先日エスニック食べ歩きしました。
(=^ェ^=)