<ご当地グルメ>岡山「そば切り 來輪」の「粗挽きすだちおろしぶっかけ」&「細切りそば」

岡山市内の用事を済ませ、妻と2人でランチでもしようということになった。

蕎麦がいいなということで、ネットで調べて辿り着いたのがこのお店。

商店街から少し離れ、西大寺町の路地にたたずむ「來輪(くるり)」。

古い民家を改装したらしい和モダンな外観がまず目を引く。

11時半すぎに訪れたが、すでに満席で2組ほど入店を待っていた。

行列に並ぶのは久しぶりかもしれない。

順番が来るまで店のリフォームの様子を観察する。

モダンなデザインの暖簾とその上にポツンと灯る裸電球。

相当古い家なのに、逆におしゃれに見える。

今時珍しいガラスの突き出し窓。

もともとこの家についていたものか、わざわざリフォームで取り付けたのか、いずれにしてもお店の個性を引き出している。

20分ほど待って、ようやく中に入ることができた。

カップルや女性の2人組が多い。

いかにも女性誌に登場しそうなお店なので、当然客層もそういう感じになる。

メニューは大きく分けて、「細切り」と「手粗き粗挽き」に大別される。

細切りは、「皮を除いた蕎麦の実の部分を製粉した蕎麦」だそうで、東京でいえば「さらしな」ということだろうか。

手粗き粗挽きは、「皮を挽き込んで手挽きで製粉した蕎麦」ということで、「田舎そば」みたいな感じか。

それぞれ「鴨汁そば」と「そばがきセット」に印がついているので、お店のオススメなんだと思う。

妻はいつものように一番安い「細切りそば」を注文。

私はメニューの下の方にあった「期間限定」の蕎麦が気になって、「粗挽きすだちおろしぶっかけ」を注文した。

しかしそばが出てくるまでには30分ほどかかり、私は店内を入念に観察して過ごす。

メインのテーブルは8人がけ。

それを2人ずつにパーティションで区切ってある。

そのほかに2人用の小さなテーブルが3つ。

スペースにゆとりを感じるレイアウトだ。

天井からはいくつもの電球がぶら下がっている。

吉祥寺にありそうなモダンな内装だ。

その一方で、厨房との仕切りには民芸調の小物が並べられている。

この奥で店主が黙々と丹念に蕎麦を打っているのだろう。

店に入って30分後、すなわちお店に到着して50分ほどでようやくそばにありつけた。

まず運ばれてきたのは妻が注文した「細切りそば」(900円)。

岡山で最高評価の蕎麦屋だけあって、実に美しいおそばだ。

「さらしな」ほど白くはなく、少し緑がかった繊細な色をしている。

私も一口食べてみたが、喉越しも良く実に美味しい。

そして遅れて私の「粗挽きすだちおろしぶっかけ」(1150円)が運ばれてきた。

太めに削った鰹節がまずは目を引く。

鰹節の下に隠れた粗挽きのそばは、「細切り」に比べて黒く、蕎麦の皮が挽き込まれているのがよく見える。

接客の女性が「食べ方はこちらです」と言ってお盆の上に置かれて説明書きを示した。

  • つゆを直接蕎麦にかける。もしくは、おちょこにつゆを入れて蕎麦をつけてお召し上がり下さい。
  • すだちは蕎麦におかけ下さい。

まあ「ぶっかけ」なのだからそうだろうと思いつつ、まずはおちょこにつゆを入れて粗挽きそばをそのまま味わうことにした。

そばの香りが細切りよりも強く、そのまま食べてもとても美味しい。

私は東京で言うところの「田舎そば」はあまり好きではないのだが、粗挽きそばは「田舎そば」とは全く違いずっと洗練された味わいだ。

次につゆをそばにかけ、ぶっかけにして食べてみた。

もちろんすだちも全体にふりかけた。

しかしちょっと味が薄まってしまい、「味がうすく感じたらお好みでおしょうゆをお使いください」という説明に従って、お盆の上に一緒に添えられた醤油を全体に回しかける。

「う〜む、これはぶっかけよりも普通のもりそばで食べた方が私の好みだ」と思った。

「すだち」の魅力に惑わされてついつい期間限定のぶっかけを注文してしまったが、この店の素晴らしいそばを味わうためには、定番メニューから選んだ方が良さそうだ。

やはりお店のオススメ「粗挽き鴨汁そば」(1500円)にすればよかったとちょっと後悔したが、岡山で蕎麦が食べたくなったらまたぜひ訪れたいお店だった。

食べログ評価3.60、私の評価は3.50。

「そば切り  來輪(くるり)」
電話:086-238-3632(予約不可)
営業時間:11:00~17:00(蕎麦が無くなり次第閉店)
定休日:木曜、第4水曜
https://www.instagram.com/kururi_soba/

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