ほぼ半月ぶりに吉祥寺に戻ってきた。
相変わらず、東京も暑い。
9月も下旬になろうかというのに真夏日が続き、今年の夏は本当に異常である。

昨日、岡山発のフライトを待つ間、母を誘って蕎麦屋に行った。
母のマンションに向かう時、いつも走る通り沿いにあるお店で以前から気になっていた。
「そば処 甚五呂」
岡山ではうどん屋は目立つが、気の利いた蕎麦屋が少ない気がする。
果たして、ここはどうだろう?

ビルの1階ではあるが、入口はちょっとした路地風にしつらえてある。
暖簾には石臼をデザインしたマークと「石びき手打そば」の文字。
ちょっと期待できる感じだ。

店内もなかなか落ち着いた雰囲気。
私たちはテーブル席に案内されたが、奥には座敷もあるようだ。

メニューを開くと、お蕎麦の単品以外に「そば定食」や「蕎麦小懐石」などが並び、ちょっと悩ましい感じだ。
ただ飛行機の時間があるので、私は単品の中から「三品そば(割子)」(1000円)を、麺類があまり好きではない母は「天丼」(1450円)を注文した。

最初に運ばれてきたのは、母が注文した「天丼」。
なかなか立派な海老が2尾のっている。

母は全部は食べられないので、海老を1本とご飯半分を私がいただく。
全体に薄味で、私にはやや物足りない味付けだった。

続いて、私の「三品そば」が運ばれてきた。
いわゆる出雲の「割子そば」である。

とろろと、おろしと、かいわれ&いくら。
昔、三鷹に住んでいた頃、近くの蕎麦屋さんに割子そばがあってよく食べていたことを思い出す。
そばは普通に美味しくて、これまで探していたお気に入りの蕎麦屋さんが見つかったと思った。
母のマンションからも近いので、これから時々お世話になりそうな予感がする。
食べログ評価3.43、私の評価は3.40。
「そば処 甚五呂」 電話:086-253-9706 営業時間:11:00~15:00/17:00~21:00 定休日:水曜(火曜は昼のみ営業)