<ご当地グルメ>小田原「だるま料理店 食堂」の「鯵すし」

小田原城にイベントの下見に出かけたついでに、遅めのランチ。

ネットの地図を頼りに創業126年の老舗料理店を訪ねた。

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確かに、古そうだ。

東京では、これだけの風格の建物はそうは残っていないだろう。

看板の文字もまるで読めない。

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外壁にこんな案内板が掲げてあった。

「国登録有形文化財 だるま料理店」

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説明書きによると・・・

『 小田原市街の中心、本町2丁目で料理屋を営むだるま料理店は、明治26年創業の老舗である。関東大震災で店舗を損壊し、現在の建物は大正15年に、二代目廣澤吉藏により再建された。

網元でもあった吉藏は、店舗の建設に情熱とブリの大漁による潤沢な資金を注ぎ、材料に桧、松、欅などの良材を用いたので、職方もその熱意に応えたという。』

ちなみに、「だるま」という店名は達磨(たつま)仁三郎という創業者の名前とだるま大師の縁起に由来しているそうだ。

ここで、ちょいと様子がおかしいことに気づく。

確かに立派な建物ではあるが、どうも勝手口の気配なのだ。店の入り口はどこかと、ぐるりと建物を回っていく。

すると・・・

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反対側に、写真通りのものすごく立派な入り口があるではないか。

こちらが正真正銘の「だるま料理店 食堂」の入口。

建物が大きすぎて写真に収まらないので、道路を横切り道の反対から撮影した。

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これは見事な建物である。説明書きに戻ると・・・

『 主屋は、楼閣風の造りで、二階屋根の正面に千鳥破風を二つ連ねて比翼入母屋造りの形に凝らした外観と、一階店舗入口の向唐破風造りのポーチに特徴がある。

二階の客座敷は、数寄屋風の書院造りが基調で、床・棚・付書院などの座敷飾や、建具・欄間などの造作に様々な趣向を凝らしたきめ細かい仕事が施されている。』

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店の入口の左右には、なにやら仙人のような置物と・・・

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お多福さんの賽銭箱が置かれていた。

こちらのお多福(おかめ)さん、京都の「千本釈迦堂」と関係があるらしい。千本釈迦堂は応仁の乱で焼かれなかった京都に現存する最古のお寺で、「おかめ寺」の名でも親しまれている。

ここで集まったお賽銭は、この「おかめ寺」に寄贈されるのだという。

とにかく、ものすごくこだわりの強いお店であることは、よくわかる玄関だ。

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もう午後2時すぎだというのに、入口で待っている人がいて、私も少し待つ。

いざ、店内へ。

それにしても、すごい建物だ。

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店内に入ると、これがまたすごい。

純和風かと思いきや、ちょっとモダンな造りになっているではないか。

アールデコの意匠を取り入れているそうだ。

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でも、奥の厨房の方を見ると、ただの定食屋さんといった風情で、このアンバランスが愛らしい。

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座るとまず、お茶が出される。

大きめの急須に入ったお茶を飲みながら、分厚いメニューを見る。

すし、天ぷら、刺身、定食・・・。昔ながらのお店で、いろいろ選べる。値段は総じて高めだ。

店員さんに一番人気を聞くと、ごま油100%で揚げる天丼とか、鯵すしだと言う。

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迷った末、注文したのは「鯵すし」。

地魚を使った握り7貫で、値段は時価。この日は、1800円だった。

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確かに、とれたて新鮮な鯵なのだろう。

でも、私には少し微妙だった。

お刺身も実はとれたてより少し寝かせたほうが美味しいという話を聞いたことがある。そんな、感じだ。何だろう、身が締まりすぎていて味わいが足りない気がする。

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シャリも小さく、酢が控えめだ。

個人的にはちょっと失敗。これで7貫1800円はさすがに高すぎる。

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メニューを見返しながら、やはり天丼にすべきだったと後悔した。

鯵すしは期待外れだったが、とにかくこの建物と店の雰囲気は一見の価値がある。

食べログ評価3.57、私の評価は3.40。

 

 

 

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