<ご当地グルメ>京都「竈炊き立てごはん 土井」の「お漬物ビュッフェ」

京都のホテルでブログを書いている。

伯母の永代供養を相談するために高野山に行く途中、妻と一緒に京都に1泊しているのだ。

京都駅の南口に宿を取り、夕方「東寺」までお散歩に出た。

東寺を代表する「不二桜」は残念ながら散ってしまっていたが、その代わり今の天皇陛下が即位した日に奉納された「松江大根島牡丹」が半月早くもう見頃を迎えていた。

このお寺は我が真言宗の京都における総本山であり、境内には高野山に向かって拝む場所もある。

高野山に行くのが面倒になった時には、東寺で拝んで誤魔化すこともできるということだろう。

東寺をひと回りした後、そのまま京都駅に向かう。

ちょっと早いが、夕食を食べるためだ。

京都といえば、何を食べるかいつも迷って彷徨い歩くのだが、今日は行き先が決まっていた。

「竈炊き立てごはん 土井 京都駅八条口店」。

京都駅ビルの八条口、新幹線から降りてすぐの「ASTYロード」に店を構えるまだ新しそうなお店である。

凝った京料理よりもお漬物が食べたいという妻のリクエストですんなりと決まった。

このお店、京都大原生まれのしば漬けの老舗「土井志ば漬本舗」が運営する新業態で、大原の本店を含め京都に4店舗を展開する。

本当は本店に行きたかったのだが、夜はやっていないようなので、ホテルから近い京都駅のお店を選んだ。

店内に入ると目につくのは、サラダバーのようなカウンター。

これがこの店最大の特徴だ。

並んでいるのは生野菜ではなく、漬物やおばんざい。

老舗の漬物屋さんが、カジュアルにさまざまなお漬物を食べてもらおうと開いたのが「竈炊き立てごはん 土井」なのである。

だから、メインとなるのは「お漬物ビュッフェ」。

そして店頭に据えられた竈で炊いたご飯はおかわり自由だ。

メニューには、鮭やさわらの西京漬、かつ煮や卵とじなどの御膳も並んでいるが、どれを注文しても名物の「お漬物ビュッフェ」を自由に食べることができるらしい。

また900円で、「お漬物ビュッフェ」を単品で注文することができるというので、私たちは御膳ではなく単品のビュッフェと単品のごはん(300円)、味噌汁(250円)を注文することにした。

 

早速、お漬物ビュッフェを取りに行く。

まずは、おばんざいから。

「姫皮竹の子と野沢菜のお浸し」と「ピリ辛こんにゃく」。

続いて、「きんぴらごぼう」と「きのこと小松菜のごま和え」。

反対側に回ると、こちらはお漬物が並ぶ。

「漬物ごぼうのごま和え」と「本かぶ漬け」。

その隣は、「味みぶ菜」と「春キャベツゆず仕立」。

そして最後は、「日の菜」と「ゆず香大根」。

このほか、パスタやマカロニサラダもある。

取り皿に少量ずつ取って席に戻ると、ごはんと味噌汁がすでに置かれていた。

まるで朝ごはんのような夕食。

でも東京では見かけない京都らしいビュッフェだと感じる。

漬物とごはんと味噌汁をおかわりしながらたっぷり食べる。

どれも美味しいが、個人的には春キャベツがフレッシュで面白いと感じた。

ごぼうの漬物もいい。

私も漬物に挑戦したいと思う。

最後、ごはんをおかわりして、ほうじ茶をかけ、お茶漬けにした。

お漬物といえばやはりお茶漬け。

旅先とは思えないくつろいだ夕食となった。

高価な京料理もいいが、こんな晩ごはんも素敵だと思う。

食べログ評価3.48、私の評価は3.50。

「竈炊き立てごはん 土井 京都駅八条口店」
電話 070-634-8545
営業時間 09:00-22:00
定休日 不定休
https://www.doishibazuke.co.jp/kamado/

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