サイネージ

「デジタルサイネージジャパン2016」という展示会に行った。

デジタルサーネージとは、最近駅や街中でよく見るようになった「電子看板」。ポスターに代わり、大型モニターに映像が表示される。動画も流せるようになり、4Kサイネージ・8Kサイネージというのも出始めた。

テレビ屋の仕事も、テレビ画面の中だけでなく、ウェブ動画やサイネージ動画など用途が広がってきている。

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今回目についたのは、パナソニック。四面をすべてモニターで覆われた5本の柱を立て、それにCG中心の映像をはめ込んだ。色も鮮やか、圧倒的な存在感だ。とにかく映像の動きが速い。静止すると粒子が気になる実写の映像も、速く動かすことによってほとんど気にならない。これも技だと思った。聞くとこの作品はミラノ万博に出品したものらしい。さすがに金がかかっている。こういう仕事をしたいものだ。

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一方、去年巨大8Kモニターを持ち込み他を圧していたNHKが、今年は出展していない。実際8Kはまだ商売になる段階ではない。去年皆に印象づけたので、目的は果たしたということか。

今年は、全体的に4K、8Kを全面に押し出すところが減った。今年はむしろネットやSNSとの連動、安価で簡単に運用できるソリューションに重点が移っている印象だ。

確かに、大事なのは宣伝する商品が売れること、費用対効果が重要で、どうせネット用に作ったコンテンツがあるなら、それをそのままサイネージにも利用しようという発想のようだ。

セミナーで一番面白かったのは、楽天とヤフーの取り組み。楽天は球場に巨大サイネージを設置し、観客がスマホで参加できるゲームのような試みを始めているらしい。ヤフーはネット広告とサイネージ広告を連動させることで広告効果が上がるという調査結果を発表した。そして「混雑レーダー」という自前の地図アプリを使って人の流れを分析し、どこにサイネージを置くのが効果的か、クライアントに広告効果を示す指標に使えないか研究中という。

果たして我々にビジネスチャンスはあるのか。技と知恵の勝負だ。

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