今年の梅雨はしぶとかった。
東京では、21日間、日照時間3時間以下の日が続き、日照不足の新記録を作った。

今日は午後から太陽が顔を出し、東京の日照時間は4.4時間。3時間以下の日の連続記録は21日で止まった。
そんな水曜日、恵比寿で遅めのランチを食べた。

ネパールレストラン「クンビラ」。
ラブホ街に建つかなり印象的な建物だ。

去年創業40年を迎えたという老舗のネパール料理店。
入口脇に掲げられた看板もちょっと謎めいている。
「デルマヤのネパール料理」の「デルマヤ」って何だろう。

店の中も変わっている。
「クンビラ」は変則的な6階建。階段でつながれた6つの部屋に分かれている。

入り口を入って最初の階段を上がった中二階の部屋。
この部屋の壁は黄色だ。
さらに階段を上がって2階へ案内された。

2階は緑色の壁に囲まれた部屋だった。
椅子も装飾品もエキゾチックなものが並んでいる。

窓にもインドっぽい木の飾りが施されている。

この店のランチメニュー。
売りは何と言っても、「ランチバイキング」(1111円)。
40周年の記念価格で、消費税を加えると1200円になる。
「季節野菜を多く彩り豊富に、天然マサラとハーブで美味しくヘルシーに!」
制限時間は、90分だ。

私ももちろん「ランチバイキング」を注文しました。
早速銀色のトレーに料理を盛り付けていきます。

まずは、カレーのご飯となる「マサラライス」。
米は、信州の契約農家から取り寄せる100%日本米だと書いてある。
その隣は、ナンではなくて「ヨーグルトのプーリ」だそうだ。プーリは全粒粉で作るインド人の主食チャパティを揚げたもの。
ちょっと硬めの揚げパンといった感じだ。インド人もネパール人も普段ナンは食べないそうだ。

こちらは、「岩塩とスパイスの焼そば」。
カレー味だが、それほど美味しくない。これにもカレーをかけた方がよかったかも・・・。

右が「チキンのチリ炒め」。これはとても美味しい。
左が、「キャベツと茸のマサラ炒め」。これは辛くないので、口直しに。

そして、今日のカレー。
右が「豆とポテトのカレー」、左が「ポークと大根のカレー」だ。

ささやかながら、サラダもあります。

「ヨーグルトドレッシング」と「トマトドレッシング」。
どちらも試してみました。カレーとの相性で言えば、個人的にはヨーグルトがいいと思う。

少しずつ乗せただけで、もうプレートは一杯。
ビュッフェを取っている間に、ラッシーと水がテーブルに運ばれていた。
なかなか豪華なランチになった。

どちらのカレーも美味しかったが、特に「ポークと大根のカレー」は私好みで2回もお代わりをしてしまった。

料理としては、チキンが辛いがとても美味しい。
隣の席の女子高生たちが、辛い辛いと大騒ぎしながら、バイキングを食べていて微笑ましい。やはり、若い時は感受性が豊かなのだ。
歳をとるごとに、味覚も鈍感になっていく。

辛いという意味では、スープもある。
「ヒマラヤ鍋のスープ」というのだそうで、TBSテレビのバラエティ番組でローラや友近がハマったと書いてあった。

期間限定サービスとして、今日はこのスープが無料だった。

酸味のある辛さだが、ものすごく美味しいというわけでもない。
確かに、インドで昔こんなスープを飲んだ記憶が蘇ってきた。

基本的に辛い料理が中心なので、ラッシーがお代わり自由というのはありがたい。
こちらも2杯お代わりさせていただいた。

店の作りも料理も、かなりインパクトの強いお店だった。
こんなお店が40年も続いてきたというもの、恵比寿はただのチャラい街でない証拠なのだろう。
どうでもいいけど、食い過ぎた。やはり60歳すぎてのバイキングは自制しなければこうなるのだ。
食べログ評価3.60、私の評価は3.60。
「クンビラ」 電話:050-5571-1714 営業時間 【平日】 ランチ 11:30~14:30(LO) ディナー 17:00~22:30(LO) 【土日・祝】 ランチ 11:30~14:30(LO) ティータイム 15:00~17:00 ディナー 17:00~22:30(LO) (*土日は11:30より全ディナーメニューの対応も可) 日曜営業 定休日:無休