<吉祥寺ライフ>井の頭公園の植物【8月】「サルスベリ」&「マルバヌスビトハギ」&「センニンソウ」&8月に咲く植物たち

2021年のテーマとして掲げた「井の頭公園の植物」観察。

8月の井の頭公園は目立った花が少ない冴えない季節でもあるが、丹念に探せば様々な植物が花を咲かせている。

8月の代表格である「サルスベリ」と同時に、公園の片隅でひっそりと咲く植物たちを記録したい。

「サルスベリ(百日紅)」

8月の公演で一際目につくのは濃いピンク色の「サルスベリ」。

街中に比べると、井の頭公園の「サルスベリ」は咲くのが遅い印象がある。

井の頭公園にはあまり「サルスベリ」の木は多くはないが、一番立派なのは井の頭線の井の頭公園駅近くにある一本だろう。

もう散り始めてはいるが、たくさんの花をつけた姿はとても豪華だ。

日本でも夏の花として親しまれているが、原産地は中国南部で、日本には江戸時代以前に渡来したと言われる。

「サルスベリ」の花をちゃんと見たことはなかったが、長い雌蕊の周りに多数の雄蕊、それを取り巻くように配置された6枚の縮れた花弁があり、同じような花が花序となって密集して咲いている。

ちょっと驚いたのだが、「サルスベリ」は井の頭池の水辺に咲いている「ミソハギ」の仲間に分類されているという。

確かに花の色は似ているものの、樹木の「サルスベリ」と湿地に咲く「ミソハギ」が同じミソハギ科というのはなんとも不思議だ。

キリンを思わせるツルッとした樹皮も合わせて、夏の井の頭公園を彩る主役であることは間違いない。

花言葉は「雄弁」「愛嬌」。

「サルスベリ」
分類:ミソハギ科サルスベリ属
特徴:落葉広葉樹・小高木
花が咲く時期:7〜10月
実のなる時期:9〜11月

井の頭公園の「サルスベリ」はここ!

「マルバヌスビトハギ(丸葉盗人萩)」

御殿山エリアの雑木林に群生しているこちらの草が一斉に開花していた。

植物識別アプリ「Picture This」で調べると、「マルバヌスビトハギ」という名が表示された。

地味な草花ではあるが、長い花穂に小さな花が一斉に咲く様はなかなか見事である。

「ヌスビトハギ」の仲間はマメ科の植物で、世界で400種もあるという。

そのタネは人間に衣服などにくっつく性質を持ち、いわゆる「ひっつき虫」と呼ばれる厄介者でもある。

同じマメ科の「ハギ」は秋を代表する花ではあるが、「ヌスビトハギ」という名は初めて知った。

「ハギ」に比べて地味な野の草ではあるが、個人的には妙に気に入った。

花言葉は「略奪愛」。

「マルバヌスビトハギ」
分類:マメ科ヌスビトハギ属
特徴:多年草
花が咲く時期:7〜9月

井の頭公園の「マルバヌスビトハギ」はここ!

「センニンソウ(仙人草)」

花がすっかり少なくなった御殿山の山野草エリアの一画に、白い花をたくさん咲かせた植物が登場した。

「センニンソウ」という名前のつる性植物である。

つる性のため、他の植物に絡みついてどんどん勢力を伸ばしていく。

牧場に侵入する有害雑草として知られる一方、花の美しい「クレマチス」や「カザグルマ」など、センニンソウ属の仲間は世界で300種以上あるという。

白い花びらのように見えるのは、花弁ではなく萼片だそうだ。

可憐な見た目とは違って、「ウマクワズ(馬食わず)」との別名を持つ有毒植物であり、茎や葉から出る汁に触ると皮膚炎を引き起こすという。

花言葉は「安全」。

「センニンソウ」
分類:キンポウゲ科センニンソウ属
特徴:つる性多年草
花が咲く時期:8〜9月

「ツルボ(蔓穂)」

山野草エリアで「センニンソウ」に隠れるように咲いていたのが「ツルボ」。

地下に球根があって秋になると薄紫色の小さな花をつけた穂を伸ばす。

花は下から上へと順に咲いていく。

ツルボ属は世界で100種ほど存在するが、大半は中央アジア以西で、華やかな花で人気の「シラー」もツルボの仲間だそうだ。

花言葉は「誰よりも強い味方」。

「ツルボ」
分類:キジカクシ科ツルボ属
特徴:多年草
花が咲く時期:8〜9月

井の頭公園の「センニンソウ」&「ツルボ」はここ!

「キツネノマゴ(狐の孫)」

御殿山エリアの道端にこの時期地味に咲いている雑草を「Picture This」で調べてみると、「キツネノマゴ」という面白い名前が表示された。

なぜ「狐の孫」と呼ばれているのか、その由来はわかっていないという。

あちらこちらの群生していて、茂った葉の間に小さな花が控えめに散りばめられている。

誰も振り向くことのない雑草ではあるが、日本だけでなく、朝鮮、中国からインドまで広く分布する世界的な雑草なのだ。

よく見ると、トゲトゲした顎の間から唇のような小さな花が出ている。

こういう花は唇花型というらしい。

花はいわゆる唇花型で、上唇は小さく三角形で、先端は2裂、下唇は丸く広がって反り、先端は3裂、全体は白だが、下唇が広く赤紫なので、赤紫の花との印象が強い。

出典:ウィキペディア

見れば見るほど、不思議な花である。

花言葉は「可憐美の極致」、すごい!

「キツネノマゴ」
分類:キツネノマゴ科キツネノマゴ属
特徴:一年草
花が咲く時期:8〜10月

井の頭公園の「キツネノマゴ」はここ!

「ダンドク(檀特)」

「小鳥の森」近くの道路脇に咲いていた赤い花。

「ダンドク」というカリブ諸島原産の熱帯の花である。

「カンナ」の一種と言った方がわかりやすいかもしれない。えい

当然野生ではなく誰かが植えたのだろうが、この派手な花は江戸時代には日本にやってきていたというからちょっと驚きだ。

赤い花びらに見える部分は雄しべが変化したものだそうだ。

それにしても、周囲の植生とは一線を画した南国の雰囲気がそこだけ漂っている。

花言葉は「永続」。

「ダンドク」
分類:カンナ科カンナ属
特徴:多年草
花が咲く時期:6〜10月

井の頭公園の「ダンドク」はここ!

<吉祥寺ライフ>井の頭公園の植物【7月】「ミソハギ」&「ヤブラン」&「イヌタデ」

井の頭公園の植物2021

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