<吉祥寺ライフ>井の頭公園の植物【3月】「イカリソウ」&「ムラサキケマン」& 青や紫の草花たち

2021年のテーマとして掲げた「井の頭公園の植物」観察。

中国製アプリ『Picture This』を使って植物の名前を判断、3月に一斉に花をつける草花を色別に記録する。

今回は、青や紫を中心にまとめてみた。

「イカリソウ(碇草)」

御殿山の山野草エリアで見つけたこのトゲトゲした花。

「イカリソウ」という。

4枚の花弁が、中に蜜をためる長さ1.5 – 2 cm の距(管状の細長い突出部)を四方に突出して、ちょうど船の錨のような形をしている。

出典:ウィキペディア

見た通り花が船の錨に似ていることからこの名がついたが、「怒り」も感じさせるフォルムである。

薄紫色で連なって咲く花。

しかし古くから精力剤としても栽培されてきた。

薬効は、インポテンツ(陰萎)、腰痛のほか[3]、補精、強壮、鎮静、ヒステリーに効用があるとされる。全草は淫羊霍(いんようかく、正確には淫羊藿)という生薬で精力剤として有名である。淫羊霍とは、5 – 6月頃の開花期に茎葉を刈り取って天日干しにしたもの。本来の淫羊霍は中国原産の同属のホザキノイカリソウ E. sagittatum (Sieb. et Zucc.) Maxim.(常緑で花は淡黄色)で、名はヒツジがこれを食べて精力絶倫になったという伝説による。

出典:ウィキペディア

山野草エリアの中では他の草に押され繁殖することができないでいるが、ちゃんと名札も立てられていて、スター的な存在でもあるのだろう。

花言葉は「旅立ち」。

「イカリソウ」
分類:メギ科イカリソウ属
特徴:多年草
花が咲く時期:4〜5月

「ムラサキケマン(紫華鬘)」

こちらの「ムラサキケマン」も山野草エリアの中で名札が立てられた植物の一つだ。

赤紫色の筒状の花が連なって咲く独特のフォルムをしている。

山野草エリアのところどころに顔を出すだけでなく、気をつけて歩くといろんな場所に「ムラサキケマン」を見かける。

しかし、毒性があるという。

全草にプロトピンを含み有毒。誤食すれば嘔吐・呼吸麻痺・心臓麻痺などを引き起こす。ウスバシロチョウの幼虫の食草であり、このためウスバシロチョウも有毒となる。また、植物体を傷つけたときに出る汁は悪臭がする。だが、実際に茎を折って匂いをかいでみると、特に臭いの感じられない個体も多い。

出典:ウィキペディア

井の頭公園駅近くには、古木の周囲を「ムラサキケマン」が取り巻いていた。

それほど注目されることもない草花だが、公園案内所に貼られたチラシでも紹介されているちょっと通な植物なのだ。

花言葉は「あなたの助けになる」。

「ムラサキケマン」
分類:ケシ科キケマン属
特徴:越年草
花が咲く時期:4〜6月

「オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)」

山野草エリアにポツポツと咲く、この青くて小さな花は「オオイヌノフグリ」という名前らしい。

文字通り犬のキンタマという意味だが、ヒドイ名前をつけられたものだ。

イヌノフグリの果実の形が雄犬の陰嚢に似ていることからこの名前が付いた。オオイヌノフグリの果実はハート型で、フグリに似てはいない。

出典:ウィキペディア

おーロッパ減産で、明治の初めに日本にやってきてたちまち全国に勢力を拡大した。

「星の瞳」という別名もあるそうで、そちらの方がイメージには合う気がするのだが・・・。

花言葉は「忠実」。

「オオイヌフグリ」
分類:オオバコ科クワガタソウ属
特徴:越年草
花が咲く時期:1〜4月

井の頭公園の「山野草エリア」はここ!

「ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)」

一見してマメ科とわかる葉や蔓を持ち、小さな赤紫の花をつける。

正式名「ヤハズエンドウ」という植物である。

ただ一般的には「カラスノエンドウ」と呼ばれることが多く、それなら私も聞いたことがある。

御殿山の山野草エリアでも観察できるが、1番の大群生エリアは井の頭公園駅裏の斜面。

ここには「ヤハズエンドウ」がびっしり繁殖している。

原産地はオリエントから地中海にかけての地方であり、この地方での古代の麦作農耕の開始期にはエンドウなどと同様に栽培されて作物として利用された証拠が考古学的資料によって得られている。そのため、若芽や若い豆果を食用にすることができるし、熟した豆も炒って食用にできるが、その後栽培植物としての利用はほぼ断絶して今日では雑草とみなされている。

出典:ウィキペディア

昔はこの草を食べていた。

人類の食料事情が大きく改善したことを証明する草ともいえそうだ。

雑草として見向きもされない「ヤハズエンドウ」。

でもちゃんと見ると、結構カワイイ。

花言葉は「小さな恋人たち」、わかる気がする。

「ヤハズエンドウ」
分類:マメ科ソラマメ属
特徴:越年草
花が咲く時期:3〜6月

井の頭公園の「ヤハズエンドウ」はここ!

「タチツボスミレ(立坪菫)」

山野草エリアには日を追うごとに多様な植物が顔を出しひしめき合うが、そんな中にちらほらと薄紫の小さな花が咲いているのに気づく。

春の野の花の代表選手「スミレ」だ。

ただスミレにはたくさんの種類があり『Picture This』を使ってもどのスミレかを特定するのは難しい。

似たようなスミレをチェックしても、「タチツボスミレ」だったり「ナガハシスミレ」だったり。

さらには「ヴィオラ・リヴィニアナ」や「ヴィオラ・ライヘンバッキアナ」といった海外種のスミレの名が表示されたりする。

家に戻りネットの写真と照合してみると、やはり「タチツボスミレ」に似ていると思う。

「タチツボスミレ」は日本を代表するスミレだという。

気をつけて見て歩くと、井の頭弁財天の入り口にも・・・

遊歩道脇の石垣や林の中にも・・・

人がほとんど通らないエリアの木の根っこにも・・・

いろんな場所にスミレが顔を出していた。

これまでスミレを気にすることなく生きてきた私にとっては、スミレの存在に気づくようになったのは今年の大きな成果である。

今の季節、スミレを探して公園内を隅から隅まで歩き回るのは、面白いゲームになると思う。

花言葉は「つつましい幸福」、いいですね。

「タチツボスミレ」
分類:スミレ科スミレ属
特徴:多年草
花が咲く時期:3〜5月

井の頭公園の「タチツボスミレ」はここ!

「ハナダイコン(花大根)」

徳川家康がここの泉で茶を点てたと伝わる湧水地「御茶ノ水」。

その泉の辺りに彩りを添えているのは通称「ハナダイコン」の紫の花だ。

空き地や道端でもよく見かける「ハナダイコン」だが、ヨーロッパ原産の「ハナダイコン」と、中国原産の「オオアラセイトウ」はどちらも「ハナダイコン」と呼ばれる。

『Picture This』を使ってみると、「オオアラセイトウ」と表示された。

どちらもアブラナ科の植物でよく似ているそうなので、ここではあえて特定せず「ハナダイコン」として記録する。

「オオアラセイトウ」は江戸時代に観賞用と油を採取するため中国から輸入され、すっかり日本中に根づいたそうだ。

一年草だが繁殖力が強い。

「ハナダイコン」も同じく江戸時代に渡来し野生化したとされるので、ますます素人には識別は難しく、「ハナダイコン」と総称するのが良さそうだ。

ちなみに「オオアラセイトウ」の花言葉は「優秀」、「ハナダイコン」の花言葉は「競争」。

「オオアラセイトウ」
分類:アブラナ科オオアラセイトウ属
特徴:一年草
花が咲く時期:3〜6月
実がなる時期:4〜6月

井の頭公園の「ハナダイコン」はここ!

「ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)」

公園のあちこちで群生しているこちらの雑草。

名前は「ヒメオドリコソウ」という。

これもヨーロッパ原産で明治時代に日本にやってきた外来植物である。

「花序が環状に並ぶ様子を、踊り子が並んで踊るさまに例えて名づけられた」とされるが、こうして見ると確かに踊り子に見えなくもない。

「春の七草」の一つ「ホトケノザ」とよく似ているという。

私はまだ「ホトケノザ」をちゃんと識別できていないので、今後の課題だろう。

薄紫色の小さな花は「唇形」というそうだが、果たしてそう見えるだろうか?

葉っぱのしわしわなのは、私にも分かりやすい特徴である。

花言葉は「快活」。

「ヒメオドリコソウ」
分類:シソ科オドリコソウ属
特徴:越年草
花が咲く時期:4〜5月

井の頭公園の「ヒメオドリコソウ」はここ!

「シャガ(射干)」

井の頭弁財天の正面など、井の頭池の周囲にはたくさんの「シャガ」が植えられている。

私でも知っているほど日本中で栽培されている花である。

中国原産のアヤメの一種でかなり古くから日本にあるようだが、人為的に植えられているだけで自然繁殖はしていないという。

よく見ると、ちょっと気持ち悪い花で、私は好きではない。

それでも多くの人の手で日本中に広がっているのだから、きっと標準的な人はこの花が好きなのだろう。

花言葉は「反抗」。

「シャガ」
分類:アヤメ科アヤメ属
特徴:多年草
花の咲く時期:4〜5月

井の頭公園の「シャガ」はここ!

「セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)」

「シャガ」の近くで見つけた小さな花は「セリバヒエンソウ」。

中国原産の帰化植物だが、そこまで繁殖力が強くないためファンが多い野草だという。。

葉っぱがセリに似ていて、花の形がツバメが飛ぶ姿に似ているため「芹葉飛燕草」の名がつけられた。

パッと見、スミレに見える。

井の頭公園でもあまり見かけないので、レアもの探しには適した草花である。

花言葉は「軽薄」、なんでだろう?

「セリバヒエンソウ」
分類:キンポウゲ科オオヒエンソウ属
特徴:一年草
花が咲く時期:3〜5月

井の頭公園の「セリバヒエンソウ」はここ!

「ツルニチニチソウ(蔓日々草)」

中之島のボート乗り場の目の前にある円形の花壇。

今日、一人のおばさんがボートハウスの人にこの花の名を聞いているのを見たが、ボートハウスの人も知らなかった。

この花壇にびっしりと植えられているのは、『Picture This』によれば「ツルニチニチソウ」だという。

まるで扇風機のような大きな5枚の花弁を持つ。

長い蔓が地上をはい地面を覆うので、ガーデニングでは重宝するそうだ。

中心に植えられた1本の桜の周辺を埋め尽くした「ツルニチニチソウ」。

多年草なので、放っておくと毎年桜の季節に青い花が咲き、花見に来たおばさんたちの興味をそそるという仕掛けである。

花言葉は「幼なじみ」。

「ツルニチニチソウ」
分類:キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属
特徴:多年草
花が咲く時期:3〜6月

井の頭公園の「ツルニチニチソウ」はここ!

<吉祥寺ライフ>井の頭公園の植物【3月】「カタクリ」&「ヤブレガサ」

井の頭公園の植物2021

  1. 【1月】「オトメツバキ」&「トウカエデ」
  2. 【1月】「カツラ」&「サルノコシカケ」
  3. 【1月】「ケヤキ」&「クスノキ」
  4. 【1月】「コブシ」&「ハゼノキ」
  5. 【2月】「スギ」&「ヒマラヤスギ」
  6. 【2月】「ヒノキ」&「サワラ」
  7. 【2月】「コナラ」&「エノキ」
  8. 【2月】「フクジュソウ」&「マンサク」
  9. 【2月】「ムクノキ」&「トチノキ」
  10. 【2月】「スダジイ」&「シラカシ」
  11. 【2月】「イヌシデ」&「クヌギ」
  12. 【3月】「カワヅザクラ」&「オオカンザクラ」&「カンヒザクラ」
  13. 【3月】「サンシュユ」&「アセビ」
  14. 【3月】「トサミズキ」&「ヒサカキ」
  15. 【3月】「アズマイチゲ」&「ウラシマソウ」
  16. 【3月】「オオシマザクラ」&「コヒガン」
  17. 【3月】「メタセコイア」&「ラクウショウ」
  18. 【3月】「シダレヤナギ」&「ユキヤナギ」
  19. 【3月】「カタクリ」&「ヤブレガサ」
  20. 【3月】「ヤマブキ」&「オウゴンマサキ」
  21. 【3月】「ヒトリシズカ」&「マルバスミレ」
  22. 【3月】「イロハモミジ」& 新緑の主人公たち
  23. 【3月】「オオキバナカタバミ」&「クサノオウ」& 黄色い草花たち
  24. 3月】「イチリンソウ」&「ニリンソウ」& 白い草花たち
  25. 【3月】「イカリソウ」&「ムラサキケマン」& 青や紫の草花たち

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