<吉祥寺残日録>吉祥寺図書館📕 「達人が教える!農家直伝おいしい野菜づくり」 #220104

1月4日、世間は今日から仕事始めである。

今年の正月三が日は、家族みんなと顔を合わせることができ、今日からはまた夫婦2人の引きこもり生活が始まる。

会食続きで体重が増えてしまったので、改めてダイエットの誓いを立て、新年一発目のランニングに出かけた。

久しぶりに訪れた西園のトラックは一面白く霜柱が立っている。

東京都心の最低気温は0.6度、10日連続で1度以下の寒い朝が続いているようだ。

吉祥寺は都心よりも少し気温が低いので、今朝は氷点下だったのかもしれない。

さて、今年2022年最大の年間テーマとなるのが農業である。

今年は草刈りだけではなく、冬の土づくりから始めて、野菜づくりにも初挑戦する覚悟だ。

今月も7日の岡山行きの飛行機を予約した。

1月にやることは、ブドウ畑の下草を除去すること、ブドウの木の剪定作業、そして野菜づくりを行う畑を整備し土づくりを始めることである。

そこで、図書館から何冊か野菜づくりに関する本を借りてきたのだが、その中に私のような初心者にピッタリのマニュアル本があった。

加藤正明監修「達人が教える!農家直伝おいしい野菜づくり〜栽培・収穫・保存までうまみを引き出すプロのコツ」。

加藤さんは34歳まで民間企業に勤めたのち家業の農業を継ぎ、東京練馬区で体験農場を営む農家、東京都指導農業士や日本野菜ソムリエ協会ジュニア野菜ソムリエの資格を持つ方のようだ。

NHK趣味の園芸「やさいの時間」で講師も務めているという。

この本の冒頭、「はじめに」にはこう書いてある。

野菜づくりは、まず土づくりからスタートします。野菜がのびのびと根を張れるように、土をしっかり耕して柔らかくする必要がありますが、これはなんとも地味な、どちらかといえばつらい作業かもしれません。けれど、ここが肝心。育っていく野菜を想像し、収穫の楽しさを考えていてください。そこに、やりがいや楽しさが見出せれば、野菜づくりは成功に大きく近づきます。

引用:「達人が教える!農家直伝おいしい野菜づくり」より

それでは、この本をベースにして、冬に行うべき土づくりの段取りを学習していこうと思う。

【畑の準備】

種まきまでの作業の流れは以下の通り。

  1. 土起こしをする・・・種まき、植えつけの2〜3週間前
  2. 酸度調整をする・・・同上
  3. 元肥を施す・・・種まき、植えつけの1〜2週間前
  4. 畝を立てる・マルチを張る
  5. 種まきまたは植えつけ

ポイントは・・・

土づくりは、少なくとも2〜3週間前にスタートする必要があります。土を柔らかく耕したり、酸度の調整のために苦土石灰をすき込んだり、堆肥などを施したりして、時間をかけて分解させます。数週間おくことで、微生物の働きで分解が進み、通気性・排水性のよい、ふかふかとした団粒構造の土になります。

引用:「達人が教える!農家直伝おいしい野菜づくり」より

① 土おこし

それではまず順を追って「土おこし」から。

「硬い土を掘り起こして、栽培に向く柔らかな土にすることが「土おこし」であり、次のように行う。

  1. 剣先スコップで、深さ30〜40cmほど土を掘り起こす。硬いところはスコップの上に足の土踏まずを置いて、体重をかけて土に刃を入れるとよい。
  2. 土の塊を、足で踏んで細かくほぐす。
  3. 土が柔らかくなるまでクワでていねいに耕す。
  4. 土が柔らかくなったら土おこし終了。このあと酸度調整を行う。

1月中旬の最も寒い頃に行うのが「寒起こし」。

米ぬかを1㎡あたり1ℓを目安に、全体に均等にまき、地表から約30㎝の深さまでスコップを入れて掘り返し、深いところにあった土を表にさらし、そのまま1ヶ月ほど寒気にさらせば完了。

地中の病害虫が死滅し、1年間使った畑がリフレッシュするという。

初心者用にクワの正しい使い方も写真入りで記載されている。

膝の高さくらいまで刃を上げ、刃の重さを使って自然に落とすイメージ。刃を高く振り上げると、刃を入れる位置に命中しづらくなるうえ、ほかに当たる可能性が高く危険。

前に進むと、せっかく耕した土を踏み潰してしまうことになる。クワは、基本的には後退しながら使う。

肥料を混ぜるときは、柔らかい土の耕し方と同じ要領で、クワの刃で土をすくいあげてその場に落とす。同じ場所に落とすことが重要。引っ張ると、まいた肥料などが片寄り、一部のみ生育が良くなったり、または悪くなったりする。

引用:「達人が教える!農家直伝おいしい野菜づくり」より

私も我流でクワを使っていたので、振り上げすぎていたり、引っ張っていたりしたので気をつけなければ・・・。

② 酸度調整

雨が多い日本の気候では、土の中のカルシウムが雨で地下に流されてアルカリ分が失われやすく、土壌が酸性に傾きがちなのだという。

それを調整するのが酸度調整という作業である。

一般的に、野菜の生育にはpH6.0〜6.5程度の弱酸性の土が適していますが、野菜の種類によって最適なpH値は異なります。酸度測定キットなどで土壌酸度を測定し、野菜に適したpH値にすることを「酸度調整」といいます。

各野菜に適した土壌酸度でないと、生育不良を起こしたり、病気にかかりやすくなったりするので、酸度調整は欠かせません。pH値を上げるには苦土石灰を、下げる場合は腐葉土などの酸性資材を全面散布し、よく耕します。

引用:「達人が教える!農家直伝おいしい野菜づくり」より

ジャガイモに適したpH値は5.2〜6.0、イチゴなら5.5〜6.5、トウモロコシは5.5〜7.5、ホウレンソウだと6.5〜7.5といった調子だ。

「酸度測定キット」は、土を透明の筒に入れ、薬剤を加えて振ると色が変わり、それを用紙の色と見比べて酸度(pH)を調べるらしい。

ホームセンターで探せば簡単に見つかるだろう。

夏野菜の種まきはおおむね3月ごろから始まるはずなので、1月の作業としてはここまでできれば上出来である。

【プランを立てる】

もう一つ重要なのが、どんな野菜を栽培するか年間のプランを立てることである。

同じ畑で同じ野菜を育てていると、その植物が好む養分ばかり減り土中の養分や微生物が偏る「連作障害」が起こる。

連作によって病気になったり収穫量が減ったりするのを防ぐには、違う科の野菜をローテーションして育てる「輪作」を行う必要があり、畑をいくつかの区画に分けてきちんとプランを立てることが重要なのだ。

この本の中に、初心者向けの「おすすめプラン」というのが紹介されていて、これは役に立ちそうだ。

畑を4つに分けて、夏野菜では、ナス科のトマトとジャガイモ、ウリ科のキュウリとカボチャ、アブラナ科のダイコンとコカブ、コマツナ、そしてイネ科のトウモロコシとマメ科のエダマメを組み合わせてある。

どれも普段よく買う野菜たちであり、もし収穫できれば我が家の食卓にも重宝するし、家族に贈っても喜ばれるだろう。

夏野菜の収穫が終わったら、秋から冬にかけて、科が違う冬野菜を植えていくことになる。

こちらは、キャベツや白菜、ニンジンや長ネギなどが入っている。

まずは初体験の今年は、この本が推薦してくれている通りもしくは多少の入れ替えをする程度で、作物を育ててみたいと計画中だ。

果たしてうまく育てられるのか?

いよいよ本格的な月一農業が始まる。

月一農業

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