<吉祥寺残日録> 「国民のために働く」菅内閣発足!その日、私の左目も復活した #200916

白内障の手術を受けてから10日。

朝、自転車を漕いで「清水眼科」に向かう。

初めてこのクリニックに行った時に比べると、すっかり涼しくなり、サイクリングが気持ちいい季節になった。

白内障患者で今日も賑わう清水眼科だが、手際良く眼圧や視力の検査が行われ、清水院長の診察を受ける。

手術を受けた左目の視力は1.5。

乱視もなくなったので本当によく見えるようになった。

なぜか手術をしていない右目の視力も良くなっていて、先生は裸眼で自動車の運転をしても大丈夫だと太鼓判を押してくれた。

手術後禁止されていた洗髪も飲酒もOKをもらい、旅行に行くのも問題ないと言われた。

そして院長は、「もうこちらに来なくて大丈夫ですので、1週間後にお近くの眼科で見てもらってください。お手紙を書きます」と。

これは、ありがたい。

吉祥寺の根子眼科に戻れるのだ。

清水眼科にしてみれば、次から次に白内障の患者がやってくるので、手術が終わり経過が良好であれば、早く元のお医者さんに戻ってもらわないと収拾がつかなくなるのだろう。

でも、さすが名医。

清水院長に手術をしていただいて本当に良かったと思う。

清水眼科への通院は今日で終わりとなったが、一定期間経った後に少しずつ霞んでくることがあるという。

「後発白内障」と呼ばれる症状で、そうなった場合には再び来てくださいと言われた。

レーザーを使った5分ぐらいの処置で再びクリアになると言う。

そして、今日から目薬が変わる。

これまでも使っていた「ジクロード点眼液」に加え、新たに「フルメトロン点眼液」というのが追加された。

こちらも炎症を抑える目薬のようだ。

これまで3種類使っていた目薬が2種類に減るが、1日4回の点眼は変わらない。

この2つの目薬を使い切ったら、一連の白内障治療は終了となる。

6月に白内障との診断を受け、しばらく躊躇していたが、いざ手術を受けると決めた後は20日間ほどで驚くほど目が見えるようになった。

今から思えば、手術を躊躇していた50日間がもったなかった気がする。

今後は根子先生と相談して、手元用のメガネを新たに作らないといけないが、旅行も車の運転もできるようになったので気分は晴れやかだ。

白内障のためにしばらく見合わせていた岡山行きに加えて、来月から始まる「GO TO トラベル」を利用してどこか国内旅行に出かけることを早速夢想し始めている。

私が「清水眼科」で最後の診察を受けている頃、首相官邸では安倍内閣の最後の閣議が開かれていた。

連続在任日数は歴代最長となる2822日、第一次政権と合わせれば3188日という長期政権だった。

功罪いろいろあったが、やはり総理がコロコロ変わるよりも、ある程度しっかり安定した政権ができる仕組みが日本にもあった方が良いと思う。

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そして午後には、菅さんが第99代の内閣総理大臣に指名され、直ちに組閣作業に入った。

菅新総理が「国民のために働く内閣」を作ると言った通り、各分野に精通した人材を集めた実務型の内閣というのが私の印象だ。

マスコミでは橋下徹だの、三原順子だのと本筋とは関係のないワンパターンな話題で騒いでいたが、私はこういう地に足のついた陣容の方がいいと思う。

まずは菅内閣のお手並み拝見だ。

記者会見に臨んだ菅新総理は、安倍さんのような気をてらった国家ビジョンは一切語らず、目の前で取り組む「仕事」について話し続けた。

これまで総裁選で述べた話の繰り返しだが、「絶対にやる」という覚悟は感じた。

とはいえ、本気で菅さんを支える人がどれだけいるかはまだわからない。

早期解散を求める党内の声に対して、菅さんがどこまで自分の考えを貫き改革を進められるか?

安倍さんとの違いに注目しながら、しっかり見守りたいを思う。

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