<吉祥寺残日録>コロナ感染者1000万人 #200628

とうとう全世界のコロナ感染者が1000万人を超えたようだ。

死者も50万人を超えた。

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ここに来て、増加のペースが再び増えてきているらしい。

国別で言えば、もっとも感染者が多いのはアメリカでおよそ259万人、次いでブラジル131万人、ロシア62万人、インド52万人、イギリス31万人、スペイン29万人、ペルー27万人、チリ26万人、イタリア24万人、イラン22万人、メキシコ21万人、パキスタン19万人、トルコ19万人、ドイツ19万人、サウジアラビア17万人、フランス16万人、バングラデシュ13万人、南アフリカ13万人、カナダ10万人、カタール9万人、コロンビア8.8万人・・・。

以上の21カ国が中国の感染者数を上回っている。

中国の感染者数はこのところほとんど増えておらず、8万3500人ということになっている。

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一方、死者数で見ると、アメリカの12.8万人を筆頭に、ブラジル5.7万人、イギリス4.3万人、イタリア3.4万人、フランス2.9万人、スペイン2.8万人、メキシコ2.6万人、インド1.6万人、イラン1万人・・・。

感染者数3位のロシアの死者数が8900人程度と少ないことに国内外から疑いの目が向けられているように、各国の感染者数・死者数はあくまで自己申告ベースであり、あまり信用できない。

病院では日常的に、多くの人たちが様々な病気で亡くなるわけで、たとえコロナが死亡原因だとしても、医師が別の病名をつければ当然カウントされないのだ。

もっとも心配されているアフリカ諸国の場合、検査の環境も医療体制も整っていないため、実態を把握するのはほぼ不可能だろう。

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でも確実に言えることは、世界中の人たちが感染者数や死者数に鈍感になったことだ。

「コロナ慣れ」と言えばその通りだし、コロナよりも仕事が大事という声を各国政府が押さえきれなくなっているとも言える。

EUは7月から日本を含む感染の比較的押さえられている国を対象として渡航制限を緩和することを決めた。

夏の観光シーズンを前に、これ以上の鎖国は経済的なダメージが大きすぎると判断したのだろう。

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トランプさんは相変わらず支離滅裂で、一時は連日記者会見を行ってコロナ対策をアピールしていたものの、それが支持率に良い影響を及ぼさないと見ると一気に経済再開に舵を切った。

もはや、感染者数や死者数が何人になろうが気にするそぶりもなく、支持者を集めて選挙向けの遊説を始めている。

トランプさんに同調して規制を緩和した共和党知事の州で感染者が急増しているというので、そうしたことが秋の選挙結果にどのような影響を与えるのかには注目だ。

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そして、日本。

全世界の感染者が1000万人を突破した中で、日本での感染者数は18390人、死者数は971人。まあ、踏みとどまっていると言ってもいい数字だろう。

日本の数字は信用できるのかという疑問を持っていたが、私もすっかり「コロナ慣れ」してしまったのか、現状にはあまり心配しなくなっている。

病院が逼迫する状況でなければ、過度に心配しても仕方がない。

このところ東京都の感染者数が50人前後で推移し、今日は60人の新規感染者が見つかったが、ニュースで騒ぐほどの危機感は感じていない。

私と同じように楽観している人が多いと見え、この週末の吉祥寺の街は一段と多くに人で賑わっていた。

最近吉祥寺にオープンした沖縄のステーキチェーン「やっぱりステーキ」の前には、何重にも蛇行しながら長い行列ができていた。

これはどう見ても「蜜」でしょう。

「蜜」と言えば、今年の流行語大賞にも選ばれそうな「三密」。

「三密を避ける」という行動指針を産み出した専門家会議が突如廃止されることになった。

知事や危機管理の専門家を加えた新たな組織を作ることにしたそうだが、その背景で誰がどのように画策したのか、その真相はまださっぱりわからない。

「ダイヤモンドプリンセス号」の大混乱な中で、感染症の専門家をかき集めて発足した専門者会議。政治家や厚労省の御都合主義に振り回され、安倍総理も事あるごとに「専門家の皆様のご意見を聞きながら」とエクスキューズに使われてきた。

それでも、PCR検査の問題はあったものの、「クラスターを潰す」「三密を避ける」「8割削減」といった日本人に定着した行動指針を次々に作り上げていった。ネット上では8割おじさんを攻撃するような意見も見られるが、安倍政権や厚労省の体たらくを救い、日本で欧米のような大流行が起きなかった要因の一つは専門家会議が提示したこうした行動指針を多くの国民が守ったことにあると私は考えている。

だから、西村大臣が唐突に専門家会議の廃止を発表した際には、「あれっ?」と思った。経済にも目配りした新たな組織を作るのはいい。でも、感染症の専門家によるタスクフォースはやっぱり必要だと思う。

議事録を残さないことといい、安倍政権が専門家を都合よく利用し、使い捨てにしようとしているように見えることはちょっと心配である。

もし8割おじさんが政府の委員を外れるようなら、テレビに引っ張り出して、これまで自由に話せなかったことを堂々と国民に伝えて欲しいと思う。

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私は今、特に外出する必要もないので、テイクアウトランチを買いに行く以外は基本的に自宅で過ごしている。

家にいるとストレスを感じるという人たちのために、家にいても全くストレスを感じない私は、出来るだけ自宅にいる生活をあと1年ぐらい続けるつもりだ。

これからは、一人一人の人生観の問題になってくるのではないかと思っている。

我慢するのが嫌で感染してもいいので出歩きたい人は外出し、絶対に感染したくない人は家にこもる。

問題はやはり仕事。外出が嫌でも仕事には行かなければ生きていけない。

個々の企業がどのように従業員を守るのか、それとも守らないのか?

もしも会社が守ってくれないならば、時には仕事を変えて自分で自分の身を守る覚悟が必要になってくる。

国も会社も、できることは限られている。

結局は自分や家族のことは自分で守るしかない、それがウィズコロナの生き方なのだと私は達観している。

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