メイ首相辞任表明

ついに辞めることになった。

ブレグジットで揺れるイギリスのメイ首相だ。

『新たな首相がその(欧州連合=EU=離脱に向けた)取り組みを率いることが、この国の最善の利益だということが私にははっきりした。そのため、私は本日、保守党党首を6月7日金曜日に辞任することを表明する』

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これだけ国が混乱すれば、トップリーダーとして責任を取るのはやむを得ないだろう。とはいえ、彼女のせいと言うのは酷な気がする。

民主主義の母国であるはずのイギリスの混迷は目を覆いたくなるほどだ。誰も建設的な意見を言わない。自分の主張だけを繰り返し、無駄に時間を浪費した。

辞任表明の会見でメイ首相は、涙をこらえながら「私は、自分の人生で名誉だと感じていた職を近く辞任する。2人目の女性首相だが、絶対に私が最後ではないはずだ」と発言。 

「辞任はするが恨みはない。自分が愛する国に仕える機会を持てたことを心からいつまでも感謝している」とし、「EU離脱を実現できなかったことは非常に心残りであり、これからもずっとそう感じるだろう」と述べた。

メイ首相が辞めたからといって、ブレグジットの先は見えない。

ロイター通信は、「メイ首相辞任後に想定される展開」と題して次のような予想を立てる。

『英国の欧州連合(EU)離脱問題は、メイ首相の辞任によって混迷の度を深めるだろう。次期首相は、より強硬なブレグジット(英のEU離脱)を模索するだろうし、数カ月以内に総選挙が実施されてもおかしくないからだ。

最終的に英国は、EUとの間で何らかの形で移行期間を設けて円滑に離脱するか、突然合意なしで離脱する、または離脱しないといういずれかの道を選ばなければならない。10月末の離脱期限は再延期される公算が大きい。』

このような前置きをした上で、4つのシナリオを提示した。

  • 合意なき離脱
  • 総選挙
  • 離脱なし
  • 新協定の可能性

世界を震撼させたブレグジットの動きだが、これだけ時間が経つと、もはや勝手にやればという感じになってくる。日本人はもともとヨーロッパへの関心は薄いのだ。

ただ私としてはやはりヨーロッパには、世界をリードする文明圏として模範となるような政治を行って欲しいと思っている。

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今まさに、ヨーロッパ議会の選挙がEU諸国で始まっているが、こちらも自国ファーストのポピュリズム全盛だ。

もはや人類の理想を語る政治家は登場しないのか?

本音むき出しのネット社会がもたらす未来に暗澹たる気持ちにならざるを得ない。

今年の夏、そんなEU諸国を見て回ろうと、フィンランド、アイルランド、ルクセンブルクへの旅を計画中だ。

果たしてその時、どんなヨーロッパが待っているのか?

面白いような・・・怖いような・・・複雑な気持ちである。

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