ブーティジェージ

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BSフジの「プライムニュース」で、気になる人物を知った。

ピート・ブーティジェージ。

アメリカ大統領選に立候補した無名の民主党候補者だ。

トランプ勝利を予言した数少ないジャーナリスト木村太郎氏が、トランプ大統領に勝てる候補者として最近にわかに注目し始めた人物だそうだ。

フジテレビのサイトに、木村さんが2日前に書いた記事が載っていた。引用させていただく。

 

民主党から異色の新星

混迷する米国民主党の大統領候補選びの中から異色の新星が飛び出してきた。

民主党から次期大統領選に出馬を表明しているのは20人前後に上るが、候補者選び最初の山場の党員集会が開かれるアイオワ州で、世論調査では定評のあるエマーソン大学が先月21~24日に行なった世論調査では、ジョー・バイデン前副大統領の25%、バーニー・サンダース上院議員(バーモント州選出)の24%に続いてピート・ブーティジェージという候補が11%の支持率を獲得して3位につけ、選挙の玄人たちをびっくりさせた。

ブーティジェージ(Buttigieg)氏はインディアナ州のサウス・ベンドという町の市長で37歳の若さ。確かに今年1月に大統領選への出馬を表明していたが、国政の経験もなく、マイク・ペンス副大統領の地盤で伝統的に共和党州として知られるインディアナ州の人口10万人前後の都市の市長とあって「1%候補」つまり支持率1%ぐらいの泡沫候補と考えられていた。

世論調査で一位のバイデン氏、二位のサンダース氏は知名度は高いものの、それぞれ76歳と77歳と高齢なので最終的には若手が民主党の候補者として選出されるのではないかという観測が根強い。

その若手としてカマラ・ハリス上院議員(カリフォルニア州選出)やコーリー・ブーカー上院議員(ニュージャージー州選出)それにハリウッドのスター達に人気のベト・オルーク前下院議員(テキサス州)が有力視されていたが、彼らを抑えて無名同然だったブーティジェージ市長が実質的に若手のトップに立つことになったのだ。

 

7か国語を操る才人のユニークな経歴

そこで、各テレビ局のニュース番組が急遽ブーティジェージ市長の人となりを紹介し始めたが、その経歴は難しい名前の読み方同様にやはりユニークだ。マルタ島からの移民を父に持ち、インディアナ州の高校卒業後ハーバード大学に進学し同大法学部の学生代表となり、卒業後はローズ奨学金で英国のオクスフォード大学に留学した。帰国後米海軍に応募し、アフガニスタン戦争にも従軍している。2011年に29歳でサウス・ベンド市の市長に選出されると米国でも最悪という定評のあった同市の財政を立て直し、2013年に「今年の市長」に選ばれている。

マルタ語のほかスペイン語やノルウエー語など7カ国語を操り、ピアノ演奏にも長けていて地元のオーケストラと共演することもある。また、自らゲイであることをカムアウトして2015年に男性のパートナーと結婚している。

建前にとらわれない姿勢が人気

その主張は、皆保険制度や環境保全、銃規制など民主党の政策に沿ったものだが、違うのは党内支配層を批判するのを躊躇しないことだ。ワシントンポスト紙のインタビューでは、ヒラリー・クリントン元国務長官についてこう言っている。

ドナルド・トランプは、ねじ曲がった言い方にせよ米国は経済的にも民主主義的にも大きな問題を抱えていることを指摘したから当選したのだ。彼はヒラリーのように米国はすでに偉大だと言って問題と向き合うのを避けなかった」

こうしたブーティジェージ市長の建前にとらわれない姿勢が人気を呼んでいるようだが、1976年に民主党主流派の混乱の中から抜け出した当時無名のジミー・カーター大統領を思い出させるものがある。

もし同市長が民主党の候補者に選ばれトランプ大統領を破ると、米国史上初の30代の大統領、そしてファースト・レディならぬファースト・ジェントルマンを伴った大統領の誕生ということなる。

【執筆:ジャーナリスト 木村太郎】

 

とても、興味深い記事だ。

ゲイの大統領誕生とは、日本人にはにわかに想像できないが、アメリカではゲイであることを批判した人がむしろ批判の対象となるのだそうだ。民主党候補としては彼の「白人・男性」という要素がハンディキャップとなるが、ゲイであることがむしろ彼の強みですらあるというのだ。

いずれにせよ、バイデンさんやサンダースさんのような70代後半の候補者では選挙戦が盛り上がらないだろう。岩盤支持層を持つトランプさんに引導を渡せるような魅力的な候補者の登場が必要だ。

ピート・ブーティジージ。

今後の活躍に注目して、期待を持って見守っていきたいと思う。

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