ZOZOとアリババ

ファッション通販サイト首位の「ZOZO」が、yahoo!の傘下に入ることになった。

昨日の朝、突然発表され、夕方の会見には多くのマスコミが集まった。

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会見には、ソフトバンクの孫会長も登場し大いに盛り上がった。

何かと話題の「ZOZO」前澤社長だけに、経済記者だけでなく芸能マスコミも集まったのだろうが、NHKも含めて扱いが大きすぎる印象を受けた。

前澤氏はその日のうちに社長を退任した。

yahoo!はZOZO買収によって、ネット通販業界のトップを目指すという。

これに、ホリエモンがチャチャを入れた。

「ヤフーxZOZOでアマゾンにガチで太刀打ちできるわけないじゃん笑」

ホリエモンらしいコメントだが、私も似た感想を抱いた。

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個人的には、前澤氏よりも関心があったのは、中国アリババのジャック・マー会長の引退だった。

中国は世界最大のEC大国。

2017年の実績で、中国のECマーケットは122兆円。2位のアメリカの2倍以上、4位の日本と比べるとなんと12倍の規模だ。

その世界最大のEC市場を開発したのが、アリババの創始者ジャック・マー氏だ。

アリババの創業は1999年。その最初は、中国の中小企業をインターネットで世界に紹介するBtoBのビジネスだった。この頃の中国はまだ今のようなIT大国とは程遠い状態だった。その意味では、1998年創業のアメリカのアマゾン、1997年創業の日本の楽天と比べて、厳しい環境でのスタートだった。

しかし、創業から20年、アリババは世界一のEC企業となった。

世界シェアは、トップのアリババが26.6%、2位のアマゾンが13%、楽天は世界5位で1.5%。アリババがいかに巨大かがわかるだろう。

ネット通販は、もともと流通が発達していない国の方がメリットが大きい。そのため今後、発展途上国ではECはもっともっと成長するだろう。

そんな時、ゼロから事業を立ち上げたアリババのノウハウはそうした国々でお手本となるだろう。

そのアリババを一から育てたジャック・マー会長が、創業20年となる今年、自らの誕生日の9月11日に引退した。

まだ55歳、若いがネットビジネスはもっと若いリーダーが担うべきだとしてバトンタッチを決断した。自らの引退のため、早めに後継者を指名し、スムーズな権力移譲に向けて準備を積んできた。

ある意味、理想的なリーダーの最後に見える。

ジャック・マー氏の出身地であり、10人余りの仲間とアリババを立ち上げた地であり、今もアリババの本社がある中国の杭州に、三連休を利用して明日から旅行する予定だ。

白楽天や蘇東坡が愛した西湖に面した杭州の街で、古い中国と新しい中国の両方を見てこようと思っている。

見てみたい場所が多すぎて、とても回りきれないだろう。

中でも、ジャック・マー氏について、もっと知りたいと思っている。

こんな記事を見つけた。

アリババのジャック・マー会長「日本を尊敬。だが惜しいことが2つある」。退任直前の助言

出典:BUSINESS INSIDER

退任直前のマー氏が課題に挙げたのは、日本で会議に参加すると白髪の男性ばかりだということ。

若い人と女性が決定に関わることの重要性を指摘しているのだ。

日本人は自分たちは優秀な国民だと思っている人が多いが、そうではない部分も多いということを謙虚に認識し、常に他の国々の知恵も活かしていかなければ、いずれ世界のスピードから取り残される日が来るかもしれない。

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1件のコメント 追加

  1. dalichoko より:

    なんかすごい方ですね、この方たち。
    (=^ェ^=)

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