リビングホテル
さて、電車の次はホテルを紹介する。
CATと地下鉄を乗り継ぎホテルに着いたのは夜8時前だった。ちょうど夕日が沈もうとしている。
今回ウィーンで私が宿泊したのは「リビングホテル・アン・デア・オペラ・バイ・デラーク」。国立オペラ劇場のすぐのとても便利な立地だった。
地下鉄カールスプラッツ駅を降りて出口を出ると、ホテルの入り口はすぐ目の前だ。
カールスプラッツ駅は地下鉄1号線、2号線、4号線が利用できる市内でも一番便利な駅。しかもオペラ座前の路面電車の停留所まで地下道でつながる。どこに行くにも最高のロケーションだ。
ロビーはいかにもウィーンといった雰囲気。
ホテルなので24時間対応のフロントがあるのもありがたい。
部屋に入るとまず4人がけのテーブル。その脇にミニキッチンがある。
キッチンがあるのが、このホテルを選んだ理由だった。
調理道具や食器のほか、食洗機や電子レンジもあった。
45㎡の広い部屋。革張りのソファーもある。
ベッドサイドには大きな人物写真が飾ってあった。
おそらく有名な人だろうと思い、フロントで聞いてみたが結局よくわからなかった。
ミニキッチン付きのこのスーペリアアパートメントは、2人3泊で582ユーロ(約75000円・税込)だった。
窓からの眺めは、向かいのビル。窓からの景色を重視する方にはオススメできない。
エレベーターは超小さい。ヨーロッパの古いビルではよくあるが、螺旋階段の真ん中の空間にエレベーターを後付けしたものだ。定員は2人。到着時、荷物を運んでくれたホテルマンは、まず私たち2人を先にエレベーターに乗せ、後からスーツケースを運んできた。スーツケースを持ったまま2人で乗ることさえできないほど小さいエレベーターなのだ。
地下に洗濯ルームがある。利用するには50セントコインが必要だ。
ありがたかったのは、1階ロビーに無料のミネラルウォーターとコーヒーが用意されていたこと。特にミネラルウォーターは旅先の必需品なので、毎日何本も使わせてもらった。
ちなみに、ウィーンでは水道水を飲むことも可能である。