<きちたび>プラハ朝散歩③ トラムの一日券を買ってプラハ城と新市街へ行った

時差ぼけのため毎朝3時か4時に起き、まだ暗い5時に朝食をとる。

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オムレツを中心にスーパーで買ってきたものを切っただけの朝食。これがお腹にやさしい。

トマト、きゅうり、ハム、チーズ、メロン、そして牛乳。パンは少なめにする。そして食後のコーヒー。これで十分だ。

いつものように7時すぎに外出。今日はトラムに乗ると決めている。

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トラムの切符は停車場に販売機が置かれているところとないところがある。まだよくわからないので地下鉄の駅で一日券を買った。1人110コルナ(約700円)。これで今日1日、トラム、地下鉄、バスなどに乗り放題だ。

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これがトラムの停車場。何番のトラムがあと何分で来るかを知らせてくれる。トラムがこの交差点を直進するか、左折するかも教えてくれる。なかなか親切だ。

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これは新型車両のトラム。ヨーロッパらしいオシャレな電車だ。扉はボタンを押さないと開かないので注意が必要だ。

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トラムの車内。黄色い機械に切符を挟み、利用開始時刻を印字してもらう。

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トラムに乗って、ヴルタヴァ川を渡る。やはり地下鉄よりトラムの方が観光客にはうれしい。

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橋を渡ってすぐの停車場で乗り換え。

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プラハ城へ行くには「22番」のトラムに乗るのが便利だ。

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22番のトラムは九十九折の坂をゆっくり登って行く。「Prazsky Hrad」という停車場がお城の最寄駅だ。

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プラハ城のゲートは朝6時から開いているらしい。ただ、私たちが到着した朝8時にはまだ観光客の姿は少ない。手荷物検査があるが、敷地内を散歩するだけなら無料で入れる。

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ゲートを入るとすぐゴシック様式の尖塔が天を突き上げている。「聖ヴィート大聖堂」だ。

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雲ひとつない晴天、爽やかな朝を楽しみながら、のんびりお城に向かう。

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お城に入る。最初に入ったところは、「第2の中庭」と呼ばれる。噴水の左手に見える丸っこい建物は「聖十字架礼拝堂」で、貴重な宝物が展示されている。そして礼拝堂の後ろの建物は今もチェコの大統領府として使われているのだそうだ。

この中庭を左手に曲がると・・・

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眼前に「聖ヴィート大聖堂」が現れる。入り口が西に向かって建てられているため、この時間は完全な逆光となる。

大聖堂はもともと930年に建てられたシンプルな教会だったが、14世紀のカレル4世の時代に改築工事が始まり、最終的に完成したのは20世紀に入ってからだという。

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朝9時にならないと大聖堂の中には入ることができない。

大聖堂の左手の道を進む。

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プラハの街同様、様々な様式の建築物が寄り集まってお城を形成している。

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プラハ城の売店で買った絵本「プラハ城とその神秘」に沿ってその歴史を見て行く。

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『イルカの背中の形をしている、ブルタバ川を臨む丘の上に、王侯ボジボイがその要塞建設を命じたのが9世紀のこと』

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『伝説では、プラハは、予知能力を持つ王女リプシェが、ある男が家の敷居(「プラーフ」はチェコ語で「敷居」の意)を造っていた場所に建てさせた町とされています。』

『創設期の城の住民の中には、まだ原始的な神を崇拝している者もありました。後にボジボイ侯が最初のキリスト教教会・聖母マリア教会を創設すると、悪魔は驚きおののいて逃げ出したということです。』

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920年に完成した現存する城内最古の教会「聖イジー教会」。

『異教の象徴、竜を退治した闘士・聖イジーの名を冠した聖イジー教会の白い双塔をもってしても、イエス・キリストの教えを皆んなに浸透させることはなりませんでした。』

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こちらが聖イジー教会の「白い双塔」。この教会も中に入れるのは9時からだ。

広いプラハ城の敷地を、写真を撮りながらゆっくりと歩く。

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先ほどの聖ヴィート大聖堂も裏から見るとこんな感じ。パリのノートルダム大聖堂を思わせる。

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プラハ城は、「世界で最も古く大きな城」としてギネスブックに登録されているという。我々がイメージする城ではなく、これは街である。だから、いろんな機能が城の中に詰め込まれている。

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「マリア・テレジア」の文字も見える。

女帝マリア・テレジアは、プラハ城の「ロジュンベルク宮殿」を未婚の女性貴族を保護し教育するための館として利用した。

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石畳の路地が緩やかに下って行く。ここももちろんお城の中だ。

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振り返ると、西の空にまだ月が残っていた。

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新婚カップルが坂を登って来る。人が少ないうちに記念撮影だろうか。

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まだ開いていないが、博物館の看板もある。プラハ城の中には、王宮美術館、国立美術館、おもちゃ博物館など、いくつもの美術館などが作られている。一大観光地なのだ。

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城の東の端に展望台がある。

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この時間は完全な逆光だが、プラハの町を見下ろすことができる。

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ヴルタヴァ川やカレル橋もよく見える。

でも個人的には、下から城を見上げた方が美しいと思う。特に夜景は最高だ。

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来た道を戻る。青い空をバックに白い尖塔がまばゆい。

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聖ヴィート大聖堂の南側に広がる広場。ここは「第3の中庭」と呼ばれる。

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第3の中庭から見る大聖堂はまたまったく違う表情を見せる。不思議な建築物だ。

そうこうしているうちに午前9時になった。せっかくなのでチケットを買って、大聖堂の中に入ってみることにした。チケットは入れる場所によって何種類かあり、私たちは一番安いのを選んだ。1人250コルナ(約1500円)で、大聖堂、聖イジー教会、旧王宮、黄金小路などが見られる。

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まずは聖ヴィート大聖堂。元を取るために写真を撮りまくる。

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次から次にガイドツアーの観光客が入って来て、様々な言語で詳細に説明が行われている。日本人観光客もかなり多い。

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さすがにこの大聖堂の中は被写体が多すぎる。説明を聞いている余裕がない。

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大聖堂のステンドグラスの中にミュシャの作品もあると後で知った。

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この大聖堂は入場料を払う価値がある。

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大聖堂を出ると9時50分、大行列ができていた。わずか1時間でまったく景色が変わった。

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せっかくなので、聖イジー教会の中にも入ってみた。

最古の教会らしく、趣がまったく違う。小さいが、品がいい。

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祭壇がいい。明るいのに、厳かさがある。

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この石にもきっとしっかりした歴史的意味があるのだろう。

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祭壇の下には小部屋がある。お墓なのだろう。

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壁には「ダ・ヴィンチ・コード」に登場しそうな石板が並んでいる。作者はこうした古いものを見て物語の着想を得たのだろう。

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教会を出ると10時半。第3の広場が人で埋まっていた。1時間半前と同じ広場とは思えない。こうなると、私たち夫婦は逃げ出したくなる。

王宮の内部など見ずにプラハ城から去ることに決めた。

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門には朝はいなかった兵隊さんが立っていた。

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直立不動の衛兵の写真を撮影して、プラハ城を後にした。

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朝はガラガラだった手荷物検査も長蛇の列ができていた。いつもながらこうした光景を見ながら、朝散歩のありがたみを夫婦で噛みしめるのだった。

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再びトラムに乗って、今度は新市街へと向かう。これは旧型車両だ。今プラハを走っているトラムは新型と旧型が半々ぐらい。確かに新型はモダンだが、旧型には社会主義時代の郷愁を感じるので、これはこれで味わい深い。

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新市街に着いた。土産物を物色するという妻と別れ、私は1989年の「ビロード革命」の舞台となったヴァーツラフ広場に向かった。ここはぜひプラハで訪れてみたかった場所だ。

なぜか警察官が沢山いる。

私はこの革命の地ヴァーツラフ広場で、チェコの新たな動きに出会った。

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長くなったので、ヴァーツラフ広場については別稿で紹介したい。

 

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<参考情報>

私がよく利用する予約サイトのリンクを貼っておきます。



 

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