<吉祥寺残日録>会社を辞めて3ヶ月、自分をデザインする日々 #201001

今日から10月。

会社を辞めてから、3ヶ月が経った。

特に退屈することもなく、かといって、あっという間という感じもしない。

なりたい自分に少しでも近づけるよう、自分をデザインすることを心がけて暮らしているせいだろうか・・・。

今日は、ご隠居3ヶ月目の私の1日を、記録しておこうと思う。

朝6時に起きて、まず白内障手術後の目薬をさすことから1日が始まる。

テレビをつけ、地上波、BSをザッピングしながらニュースをチェック。

同時に、血圧を測る。

今朝は、上が125で下が74、脈拍は49。

高血圧の薬は飲み続けているが、会社を辞めてからすこぶる安定していて、脈拍50前後というのも相当のんびりしている表れだろう。

血圧の次に体重を測る。

今朝は、73.2キロ。

残念ながら9月中に73キロを切るという目標は達成できなかった。

朝食を済ませて午前8時半、自転車でハローワークに行った。

今日は4週間に1回の出頭日。

失業手当をもらうための手続きの日である。

小雨がパラつく天気のせいか、それとも朝9時と時間が早いせいなのか、今日は窓口で待っている人が少なかった。

ハローワークを訪れるのにもすっかり慣れ、所定の用紙に記入して提出すると、しばらくして名前を呼ばれ、今回の受取額は20万円ほどだと告げられる。

手続きはこれだけ、実に簡単でありがたいのだが、本人確認もしないこんな手続きのために窓口に行く必要が本当にあるのだろうか、とも思う。

菅総理が進めるデジタル政府が実現すれば、ここにいる職員の多くはきっと不要になるだろう。

行政のデジタル化が進まない背景には、今いる公務員の職を奪わないという理由も大きいのだと感じた。

ハローワークの帰り道、いつもの吉祥寺図書館に立ち寄る。

予約していた児島襄著「平和の失速」を借り、ついでに井の頭公園に関する検定本「いのけん」も借りた。

最近は常時五冊以上の本を図書館で借りてその時の気分に応じて眺めているのだが、このところ借りるのはもっぱら吉祥寺や武蔵野に関する地元本か、大正時代から昭和の敗戦までを扱った歴史本、そして旅行ガイドに限定されている。

家に戻ってTシャツと短パンに着替え、今度は井の頭公園へ。

2日に1回、公園を軽くジョギングすると決めている。

今日は朝から気温が上がらず、昨夜降った雨で落ち葉が濡れている。

いつものジョギングコース。

武蔵野の面影が残る雑木林を抜け、玉川上水にかかる「ほたる橋」を渡る。

すると、私のスポーツジムである「井の頭公園西園」に到着する。

ここには、体を動かすための様々な器具が設置されていて、もちろん無料で利用できる。

だから利用者の多くはおじいさんたち。

平日はいつも空いている。

まずは、「トレーニングコーナー」の鉄棒から・・・。

鉄棒と言っても、私の場合、懸垂をしたり大車輪をしたりするわけではない。

鉄棒を両手でつかみ、その状態で軽くジャンプを繰り返す。

まあ、縄跳びの代わりなのだが、両手を上にあげて鉄棒をつかむことで、肩や腕の付け根の伸び、要らない贅肉が揺れる。

肩から肩甲骨にかけてすっきりするだけでなく、続けていればこの贅肉が落ちるのではないかと密かに狙っているのだ。

続いて、こちらのベンチ。

ここでは、後ろ向きにバーをつかんだまましゃがみ込む。

背中が気持ちよく伸びて、足首や膝の屈伸にもなる。

体を反転させ、今度は腕立て伏せの態勢を作り軽くジャンプすると、背中全体の贅肉が上下に揺れるのが感じられる。

これも、効きそうだ。

さらに両足を大きく開いて、膝や股関節の固まったところを伸ばしたりすると、これもまた気持ちがいい。

こちらの低い鉄棒は、もっぱら腕立て伏せに使う。

低い鉄棒を両手でつかんで、30回ほど腕立て伏せをする。

地面で腕立て伏せをするほどしんどくはないので、私にはこの程度がちょうどいい。

今はまだ30回が限度だが、この回数を徐々に増やしていく野望を持っている。

次にこちらの雲梯に移動。

腕力がなく、ぶら下がって渡るのは難しいので、私の場合はただ2本のバーを握り、地面に足をつけたまま軽くジャンプを繰り返すだけ。

器具を使って凝った体をほぐす、これこそ私のトレーニングなのだ。

時々、雲梯の木の柱を使って、力士がやる「鉄砲」という稽古を真似てみる。

100回もやると、じんわりと汗が浮かんで気持ちがいい。

雲梯が終わったら、30メートルほど離れた「フィットネスコーナー」に移動する。

こちらでまず行うのは、腹筋のトレーニングだ。

3ヶ月前は50回がやっとだったが、今は腹筋運動を最低100回やるように決めている。

途中でしんどくなったら一旦中断して別のことをして、再び腹筋に戻って合計100回をクリアするのだ。

腹筋の次は、こちらの階段昇降のマシーンへ。

でも、私はこの器具を脚の裏側を伸ばすために使っている。

まず最初に上の板に片足を乗せ、反対の足を後方に大きく開いて股関節を伸ばす。

次に手でつかむための横棒に向かって立ち、バレリーナのように前方に足を上げる。

もちろんバレリーナのように高く上がるはずもないが、何とかこの横棒までは上がるので、ここに足を引っ掛けて上体を徐々に前に倒すと、脚の裏側が気持ちよく伸びるのだ。

とはいえ、普段こんなに足を高く上げることはないので、最初は結構しんどかった。

ついでに、足先を横棒に引っ掛けたまま体を90度横向きにする。

脚を大きく横に開いた状態で、上体を上げた足の方に傾けていくと、腿の内側だけでなく脇の下あたりも伸びて気持ちがいい。

トレーニングの最後は、こちらの肋木のような器具。

ぶら下がったり、懸垂したりするのが基本らしいが、私の場合は後ろ向きに立ち、後ろ手に上から2段目のバーを両手で握る。

そこでまた軽くジャンプを繰り返すと、詰まっていた胸が広がり、背中から肩にかけて伸びるのを感じる。

とにかく、私のトレーニングは、ただ縄跳びのようにぴょんぴょん跳ねているばかりなのだ。

以上が、私が最近やっているルーティーンなのだが、3ヶ月前に比べると明らかに各所の関節が柔らかくなった気がする。

こうして井の頭公園のスロージョギングと西園での柔軟体操を曲がりなりにも続けたことで、3ヶ月前に比べれば多少体が軽くなった気がしている。

そこで今月から、ルーティーンに新たな種目を加えることに決めた。

400mトラックを使ったランニングである。

あまり無理はしない、しかし私なりに頑張って、とにかくトラックを3周走ってみることにした。

タイムは、7分32秒。

高校時代、確か1500m走が5分30秒ぐらいだったので、かなり遅いタイムだ。

高校時代、短距離走に比べて長距離走は苦手だったが、今はその高校時代の自分にも遠く及ばない。

でも、これは一つの目標になるはずだ。

当面の目標は、トラック3周1200mのタイムで5分台をマークすること。

そう決めた。

時々このトラックを走り、少しずつでもタイムを上げていきたいと思う。

こうやって自分で目標を設定し、自分のペースで少しずつ自らをデザインしていく。

誰に褒められるわけでもないが、誰かに叱られることもない。

自分が納得すれば、それでいいのだ。

運動を終えて家に戻ると、そのまま風呂場に直行した。

会社に行っていた頃には毎朝髪を洗っていたのだが、今は2日に1回、運動の後と決めている。

風呂上りに体重を測ると、73.6キロだった。

でも焦ることはない。

ゆっくりではあるが、着実に体重は減っている。

妻はダイエットしたければおやつを止めろと言うが、おやつを食べながら減量するというのが私の計画だ。

その計画はそれなりに順調に進んでいて、「年内に70キロ」という目標についても、何とか実現できるだろうと私は極めて楽観的である。

お風呂でさっぱりした後は、各テレビ局の昼ニュースをザッピングする。

東京証券取引所では今朝から前代未聞のシステム障害が発生し、終日株の取引ができないという。

コロナ禍の初期、大荒れの株式市場で一儲けを目論んだ挙句、大損して以来、株には手を出していない。

だから、「ざまあみろ」という言葉が口から出た。

私が大損したのはまだ会社にいた時で、退職後に一攫千金を狙うのはやはりリスクが高い。

この先、二度と株に手を出さないとは決めてないが、今のバブルが崩壊するまでは、きっと株式投資はしないだろう。

午後1時。

今日の昼ごはんは、吉祥寺ナンバー1の人気パン屋さん「ダンディゾン」へ。

コロナ後ずっと店を閉じ、サイトからのネット予約しか受け付けていなかったこの人気店が、限定的ながら店頭販売を始めていたことを今日偶然知ったのだ。

妻と一緒に店を訪れて、「おまかせパンセット」を1つ買ってきて、それを今日のランチにした。

パンセットの中に入っていた食パンは残しておいて、岡山へのお土産にすることに決めた。

明日、私と妻は「GO TO トラベル」を利用して岡山に帰省するのだ。

今日10月1日から、東京発着の旅行もこのキャンペーンの対象になった。

コロナのせいで、ずっと我慢していた旅行だが、今ぐらいの感染状況が続けば、人があまり行かないような日本の穴場旅行に出かけたいと思っている。

会社を辞めて3ヶ月、これが、私の新たな生活なのだ。

コメントを残す