<吉祥寺残日録>ウクライナ危機🇺🇦 春めいた井の頭公園を歩きながら理不尽に日常を奪われたキエフを想う #220226

コロナ第6波でずっと家に閉じこもって過ごした2月も、もうすぐ終わろうとしている。

今日は3月下旬並みの暖かさになるというので、久しぶりに妻と一緒に井の頭公園を散歩した。

御殿山の山野草のエリアに小さな花が咲いていた。

「クロッカス」のようだ。

「フクジュソウ」の黄色い花もたくさん咲いている。

私が家にこもっている間に、春は確実に訪れていた。

井の頭池で冬を過ごした冬鳥たちも、そろそろ旅立つ準備を始めているのだろうか?

しきりに水中に頭を突っ込んで餌をついばんでいる。

神田川では、小さな女の子が石の上に這いつくばって小川を渡っていた。

子供たちは何にでも興味を持ち、いつも楽しそうだ。

こんな当たり前の日常が、ウクライナでもつい先日まで続いていたんだろうと想像すると、切ない気持ちになってしまう。

ロシア軍による軍事侵攻が続くウクライナでは、首都キエフが陥落寸前の重大な局面を迎えている。

ゼレンスキー大統領は、自身もキエフに止まっていることを動画で示しながら、国民に団結と抵抗を呼びかけた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は25日深夜(日本時間26日朝)に国民向けのビデオ演説を公表し、「(ロシア軍が)今夜、攻撃をしかけてくるだろう」と首都キエフへの侵攻に危機感を示した。「首都を失ってはならない」と訴え、国民に団結を呼びかけた。

ロシア軍はウクライナ国内の複数の都市に攻撃をかけている。ゼレンスキー氏は幼稚園などへの砲撃で、子どもが犠牲になったことにも言及した。

「いったいどういう戦争なのか。彼らは(ロシアのプーチン大統領がウクライナへの攻撃理由として主張する)『ネオナチ』の子どもだったのか。北大西洋条約機構(NATO)の兵士だったのか」と攻撃の停止を訴えた。

ゼレンスキー氏は閣僚らとともに、キエフに残っていることも改めて説明した。25日夜に公開した別の動画では政府庁舎前に首相らとともに並び「私たちはここにいる」とし、キエフから退避したとの観測を打ち消した。「ウクライナに栄光あれ」と締めくくり、気丈な様子を見せた。

引用:日本経済新聞

コメディアン出身のゼレンスキー大統領は、冷徹な国際政治の間で道化のような存在になるのかと予想していたが、どうして侵攻が始まってからも自らの言葉で国民に語りかける立派なリーダーではないか。

危機の時ほどその人の真価が表れる。

果たして岸田さんはどうだろう?

ロシア軍の空挺部隊がキエフの空港を占拠し、首都の西側を封鎖したとロシア側が発表する中、ウクライナ軍はキエフに通じる橋を爆破するなどして抵抗を続けている。

首都近郊で配置につくウクライナ兵の姿も多数目撃されるようになり、キエフの緊迫感は一気に高まっているようだ。

撃墜された飛行機や砲撃によってキエフの集合住宅でも大きな被害が報告されている。

パニックに陥らず比較的冷静に振る舞っていたキエフ市民たちの間でもどこかへ逃げる選択をする人も増えているようだ。

ポーランドとの国境には、多くのウクライナ人が避難してきている。

同時に、戦争に参加するためにウクライナに戻る男たちの姿も報道されていた。

自分の国が他国の侵略を受けた時、自分はどのような行動を取るのか、ウクライナ危機が世界の人々に突きつけている問いだ。

こうしてキエフ陥落が迫る中で、ロシアへの依存度の違いでなかなか一枚岩になれないEU諸国も、プーチン大統領とラブロフ外相個人に対する資産凍結などの制裁を決めた。

アメリカ、イギリス、カナダも直ちに同様の制裁を発表し、西側は一致団結してロシアへの制裁をどんどん強化する方向で動いている。

国連では、アメリカ主導で日本など80カ国以上が賛同してロシア非難決議案の採決を目指したが、ロシアが拒否権を行使したため否決された。

常任理事会15カ国のうち、中国・インド・UAEは棄権に回った。

国連という組織の無力さは今に始まった事ではないが、国際世論の高まりに押されるようにロシア包囲網は日に日に強まっている印象を受ける。

こうした中で、プーチン大統領は中国の習近平国家書記と電話会談を行い、「ウクライナとハイレベル協議を行うことを希望している」と述べた。

ウクライナ側もフランスのマクロン大統領を通じてロシアとの交渉を求めていたため、昨夜は一気に和平交渉の機運が盛り上がり、ダウは800ドルを超える大幅な反発となった。

株の世界では、「銃声が鳴ったら買え」という格言があるそうで、まさにその通りの動きである。

でも、プーチンさんのこうした発言はいつもの揺さぶりであり、相手を叩き潰してから自分の土俵で要求を飲ませることを狙っていることは明らかだ。

プーチン大統領は25日にオンライン形式で開いた安全保障会議で、ゼレンスキー政権を念頭に「麻薬中毒者やネオナチの徒党」と合意するのは難しいと述べた。

ロシアは同日、停戦協議を始めるとのゼレンスキー大統領の提案に応じると回答したが、開催の日程や場所さえ未定だ。

第一の条件は、ウクライナの「非武装化」だ。プーチン氏はウクライナの親欧米派勢力と正規軍を区別する発言をしており、前線部隊の武装解除に加え、ゼレンスキー政権に近いとみなす部隊や対ロシア強硬派の民兵組織の解散などを求める可能性がある。欧米から供給された攻撃兵器の廃棄や返還も要求するとみられる。

第二の条件は、ウクライナのNATO非加盟による中立化だ。ゼレンスキー氏はすでに「中立化」の協議には応じる考えを示しており、どう「中立化」を担保するかがカギになる。ロシアは米国やNATOに法的拘束力のある保証を求めており、ウクライナがNATO加盟の目標を明記した憲法を改正すればいいということではない。

第三に、ロシアはゼレンスキー政権の即時退陣と政権幹部の責任追及を求める強硬な姿勢だ。外務省のザハロワ情報局長は25日、軍事侵攻の目的について「かいらい政権の活動家たちに犯してきた罪の責任を取らせることだ」と脅しをかけた。

引用:日本経済新聞

ウクライナ側が徹底抗戦を貫けば、キエフをはじめウクライナの各都市が市街戦の舞台となり多くの市民が犠牲になることも懸念される。

だが一方で、やすやすと降伏すればウクライナ人には屈辱的な未来が待っていて、国際社会からも容易く忘れられてしまう。

人命とプライド。

自由のために戦ったコサックの末裔であるウクライナの人たちがどのような道を選ぶのか、しっかりと見守ろうとおもう。

こうした他国の悲劇をテレビ越しに見ながら、私たちの日常が未来永劫続くものではないのだということを学ぶ。

人類の歴史を振り返れば、常にどこかに力で他者を服従させようとする者が現れ、平和な時代はあっけなく終わりを告げてきた。

同じことの繰り返し。

これは人間が持つ本性の一部なのだろう。

ウクライナのために自分の生活が多少犠牲にしても応援したいと思う。

これは私たち皆の「日常を守るための戦い」なのだ。

プーチン圧勝

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