イスラエル野球

WBC(ワールドベースボールクラシック)が開幕した。

日本はキューバ、オーストラリアに連勝し、一次リーグ突破をほぼ確実にした。

大谷が負傷で欠場が決まり、メジャーリーガーも青木以外は出場を回避したため、過去最弱とみられていたが順調な滑り出しだ。小久保監督の投手リレーなど依然として不安視されているが、勝てば評価は付いてくるものだ。

さて、そんなWBCでサプライズが起きた。予選A組で韓国と台湾の敗退が決まったのだ。過去のWBCで日本を何度も苦しめたアジアの強豪。A組ではこの2チームが有力とみられていた。大番狂わせだ。

2戦2勝で予選突破を決めたのは、オランダと何と初出場のイスラエル。イスラエルは予選を勝ち抜いてWBC出場を決めた超ダークホースだった。

しかし、調べてみると、イスラエルチーム28人中27人がユダヤ系アメリカ人で、メジャーリーガーやその傘下でプレーしている選手たちばかりだということがわかった。これまでイスラエルには行ったことのない選手がほとんどだという。

この辺り、国籍の定義が曖昧なWBCらしい。

オランダチームも、多くはカリブ海のオランダ領アンティル出身のメジャーリーガーを揃えている。さらに日本でプレーしているバレンティンやバンデンハークもいる強力チームだ。

こうしてみると単なる番狂わせではないということがわかる。日本が予選を突破すると、次に対戦するのはこの2チームなのだ。

一方、韓国は強いショックを受けている。大統領のスキャンダルに加え、サムスンを始めとする財閥企業も以前の勢いがなく、国全体がさえない状態が続く韓国。そこにWBC一次リーグ敗戦のニュースはどん底感を一層強調することになるだろう。

「貧すれば鈍す」。日本も今は自信を取り戻しているが、一時は中国や韓国に追い上げられ、すっかり自信を失っていた時期もある。個人の頑張りだけではどうにもならない国としての勢いや時勢というものがある。韓国の人たちは今、辛抱の時を迎えている。日本人も他山の石として、我が身をただし、韓国の巻き返しを暖かく見守りたいものだ。

 

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