今朝は深夜2時ごろに激しい雷鳴で目を覚まされてしまった。
だから身体がだるく、眠い。

とはいえ東京の大雨はすぐに止んだが、新潟や山形では大雨特別警報が出される記録的な豪雨となり各地で河川が氾濫するなど結構な被害が出ているようだ。
今年は梅雨明けが宣言された後から集中豪雨が襲ってくる。
でもそんなニュースをよそ目に、私は朝10時半から始まったメジャーリーグ中継をずっと見ていた。
104年ぶりとなる「10勝10ホームラン」というベーブルースの記録に王手をかけた大谷翔平。
しかしさすがの大谷でも、大記録を簡単に達成することはできないようだ。

オールスターゲーム前に9勝を挙げ、記録達成は確実視されながら後半戦はまさかの連敗で迎えた今日のアスレチックス戦。
リーグ最下位のチームだけに記録達成の可能性が高いと見られていたが、この日の大谷は立ち上がりからスライダーを連投し、速球やスプリットをほとんど投げない。
表情もどこか疲れた様子で4回相手に簡単に先制を許してしまう。
それでも5回を終わって1失点7奪三振なので先発投手としては合格点なのだが、なんといっても今のエンゼルス打線は全く点が取れない。
3回には1アウト2、3塁のチャンスで大谷に打順が回ったが強烈なライナーは相手の好守に阻まれ、続く打撃好調な3番レンヒーフォもこの打席だけ三振に終わる。
何度もチャンスを迎えるのにどうも打線がつながらずタイムリーが生まれないのだ。
なんとシーズン後半、大谷が投げた試合では17イニング連続無得点という珍記録で、さすがにこれでは大谷がかわいそうだろう。
5回裏、レンヒーフォのタイムリー2塁打でついに同点に追いついたのも束の間、6回表大谷は2ランホームランを浴びて降板、またもや大記録はお預けとなった。

大谷が降板すると、試合の結果を見極める気力もなくなり街に出た。
今日は一日中どんよりとした雲が空を覆い、昨日までの猛暑はひと休みという感じである。
昨日全国のコロナ感染者は初めて24万人を超え、2週連続で日本の感染者が世界最多を記録したと報道されていた。
それはそうだろう。
欧米ではとっくに全数把握をやめてしまったのに、日本は相変わらずせっせと調べて集計しているのだから相対的に多くなるに決まっている。
そんな比較になんの意味もないではないか。
日本政府もさっさと全数把握を止める決断をすべきである。
日々の数字に一喜一憂しなくなれば、日本人もこの状況を受け入れて自ずとマスクをしない人も増えてくるだろう。

「そろそろ、旅行に行きたいなあ」と近頃無性に思うようになった。
このブログを始めた2016年ごろから「世界100カ国踏破」を当面の目標と定め、毎年夏休みにはまだ足を踏み入れたことのない国を選んで旅の計画を立て、仕事が暇になってきた2020年には、連休のほとんどを海外旅行に充てる計画を立てていたのだ。
ミャンマー、インド、インドネシア、アメリカ、キューバ、バハマ。
ところが突然降って沸いたコロナによって全て中止を余儀なくされた。
予約済みだった旅行はキャンセルが効かない格安航空券ばかりだったので、コロナでかなりの金額をドブに捨てるはめになった。
あれ以来、GO TO トラベルを利用しての国内旅行や岡山への度重なる帰省旅行には行っているが、海外旅行に出かける気分にはなれなかった。
コロナに感染するのが心配というよりも、各国の規制がコロコロと変わり、入国審査が面倒で、突然ロックダウンになって身動きできなくなることも覚悟する必要があったからだ。

しかしコロナも3年目に入り、欧米を中心に世界はかなり平常に戻ってきたようだ。
国際Wi-Fiレンタルの「GLOBAL Wi-Fi」が開設しているサイト『新型コロナ 海外旅行・海外出張情報サイト』によれば、すでに上の地図のオレンジ色に表示されている国では全ての入国規制が解除されているという。
日本や中国はまだ厳しい入国規制を変えていないが、日本政府も今度の感染が収束したらルールを見直すことをようやく口にし始めた。
おそらく来年には日本もかなり正常化してくると見ていいだろう。

そこでしばらくご無沙汰だった旅行サイトをチェックして、来年どこに行こうかななどと考え始めている。
今日は図書館2階の旅行コーナーに行って、久しぶりに「地球の歩き方」を3冊借りてきた。
中欧、南アフリカ、ドバイとアラビア半島の国々。
とりあえず今考えているのは、農作業の予定のない来年の1月2月に行く旅行先。
私には「100カ国踏破」という目標があるので、当然行ったことのない国がターゲットとなる。
今世界の目が集まっているウクライナ周辺には、まだ足を踏み入れたことのない国がたくさんある。
ルーマニア、ブルガリア、モルドバ、北マケドニア、アルバニア、モンテネグロ、コソボ。
さらにカスピ海を挟んでジョージア、アルメニア、アゼルバイジャンにも行ってみたい。
でも冬の気温を調べてみると、相当寒いということがわかったので、今度はアフリカを調べてみる。
アフリカ大陸の大半の国はまだ私にとって未踏の地であり、気候的にも悪くはない。
ただ困ったことにアフリカ諸国に行くには大抵の場合、航空運賃が非常に高いのだ。
中東経由か欧州経由となるが、便数も限られていて、どこの国に行くのが経済的かまだ見当がつかない状態である。
そんな中で一つ目をつけたのが、ナイジェリアからガーナにかけての西アフリカ諸国だ。
両国の間にはベナン、トーゴという細長い国が挟まり、ガーナの首都アクラに入って陸路のトーゴ、ベナンを通り、ナイジェリアの首都ラゴスから帰国するというコースなら比較的移動距離が短く4カ国を踏破できそうだ。
おまけにナイジェリアの首都ラゴスはアフリカの最も危険な3都市の一つと言われているらしく、すでにナイロビとヨハネスブルクを制覇しているので、最後の危険都市ラゴスにも行ってみたくなった。
ナイジェリアとガーナはかつてイギリスの植民地だったが、ベナンがフランス、トーゴがドイツの植民地だったということは今回調べて初めて知ったことだ。
やはり知らない国に行くというのはそれがどこであろうと勉強になる。
もう一つ、目をつけたのはペルシャ湾に面した中東の国々。
こちらは比較的安いチケットもありそうで、まだ行ったことのないバーレーン、クウェート、オマーンあたりが候補国となる。
本当はサウジアラビアに行ってみたいのだが、果たして観光客を受け入れてくれるようになったのだろうか。
イランやイラク、シリアにも是非行きたいが、これらの国は気楽に旅行に行くという対象でもなさそうなので、もう少しじっくり調べてルートを開拓しなければならないだろう。
しばらく間が空いてしまったので、現在何カ国行ったのか忘れてしまった。
2020年の年始に訪れたニュージーランドが最後で、おそらく90カ国目だったと思う。
もしも来年1月にガーナ、トーゴ、ベナン、ナイジェリアに行けば94、2月にバーレーン、クウェート、オマーンに行けば97になる。
こうして目標を定めて計画を立てていけば、100カ国達成もそれほど遠い目標ではないと思えてくる。
こうして旅行の計画をあれこれ思案している時間は私にとって至福の時だ。
この感覚しばらく忘れていた。
隠居暮らしの真ん中に据えると決めていた旅行三昧の日々は、我慢の末、もうすぐそこまで来ていると感じている。