熊本地震

4月14日午後9時26分、熊本で大きな地震があった。益城町で震度7を観測した。

私がこのニュースを知ったのは、テレ朝とサイバーエージェントが今春サービスを開始した「abemaTV」をお試し視聴しようとした時だった。

いきなり飛び込んできた「震度7」の言葉に、反射的にテレビをつけた。熊本市内の情報カメラを見る限り、大きな被害はないようだった。しかし震源に近い益城町では多くの家が倒壊、生き埋めの報告も多数あった。そしてこの地震は「前震」、まだ始まりにすぎないことが後にわかる。

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16日の午前1時25分、また大きな地震が熊本を襲った。マグニチュードは7.3。14日のM6.5を上回った。これが本震だった。西原村と益城町で再び震度7が観測される。M7.3は阪神淡路と同規模の大地震だった。

今回の地震は、日奈久断層帯と布田川断層帯が連動して発生した。さらに阿蘇や大分でも震度6の地震が続いた。余震の大きさ、余震の数多さが今回の最大の特徴だった。この1ヶ月で震度1以上の地震の回数は1400回を超えた。

地震の揺れ自体は、東日本大震災以上だった。震度5以上が繰り返し襲う恐怖。私たち日本人は揺れる大地の上で生きている。

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放送の世界に30年以上身を置いたが、地震にはあまり縁がなかった。伊豆大島の大噴火の際はバンコク、阪神大震災の時はパリにいた。報道局で「大地震マニュアル」というものを作成していたが、目を通したこともなかった。

そして、忘れもしない「東日本大震災」に遭遇したのだ。

地震、津波、帰宅難民、原発事故、計画停電。

100時間を超えるテレビ史上最長の報道特番。想定外の事態が次々に起き、対応をじっくり考える余裕はなかった。たくさんの悔いが今も残っている。

あの時のことは、死ぬまで忘れることはないだろう。

 

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