咳ぜんそく

咳というのも続くと体に響いてくるものだ。咳に合わせて尻の筋肉に一瞬の激痛が走ったりする。咳で夜、目が覚めることも度々だ。こんな症状がもう10日も続いている。

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きっかけは先々週の水曜日、東京ビッグサイトでのIT関連の展示会に行った日だ。ブースを見て回り水分が足りなかったのか、喉の奥に違和感を感じた。喉が腫れ、少し咳も出た。いつもの症状だと思い、金曜日診療所でいつもの薬をもらった。去痰剤、咳止め、解熱剤、風邪薬。それまで続けていたジョギングもやめた。

しかし、週があけても治らない。心配した熱は出なかったが、代わりに咳が激しさを増した。特に夜がひどい。横になるとたちまち咳き込む。水を飲み、のど飴をなめ、何とかごまかして寝る。それでも1−2時間で激しく咳き込んで目が覚める。トイレに行き、うがいをして、再びベッドへ。これを繰り返す。朝起きた時にはぐったりと疲れている。

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幸い仕事は忙しくなかったのでそれ以上悪化することもなかったのだが、一度呼吸器の専門医に見てもらうのも良いかと思い、ネットで吉祥寺の医者を捜した。「中じまクリニック」という医院に呼吸器内科があるというので、20日(金)早退して行ってみた。

東映の建物の横にクリニックの入口があった。ちょっと古びた感じだ。午後の診療が始まる2時過ぎに行ったのだが先客は2人だけ、待合室には誰もいない。初診の手続きをし終わると、すぐに診察室に呼ばれた。一通り症状を説明すると「それは咳ぜんそくですね。診療所でもらった薬は効きません」と医者は言った。そして血液検査、肺機能検査とレントゲンをし、「咳ぜんそく」が確定した。

ちなみに肺年齢は51歳で、基準を上回っていると言われた。ちょっとうれしい。

そして、胸に張るシート(ツロブテロールテープ2mg「HMT」)と吸入剤(レルベア200エリプタ14吸入用)を処方された。吸入の仕方も丁寧に指導され、練習用の吸入器をお土産にくれた。

吉祥寺にはたくさんのクリニックがある。いろいろなレストランを回るのと同じように、症状に応じて専門のクリニックに行ってみるのも、老後の備えとしては有益かもしれない。やはり専門医の話を聞くと納得感が高い気がする。単純である。

ついでに、近くのカイロのお店で30分のクイックマッサージを受けた。咳のせいで体中が凝っている気がしたからだ。

「吉祥寺きむらカイロプラクティック」。

「バキバキしない整体」という看板が駅にいく途中いつも目に入り、何となく気になっていた店だ。ネットでも評判の人気店で、この日も予約でいっぱいだったが、ちょうどキャンセルが出たというので見てもらうことができた。本来の整体ではなく、まずは軽くマッサージをお願いする。30分で3000円+消費税。担当が女性だったので強さが足りない感じはあったが、丁寧に話しを聞いてくれ、特に首を丹念に揉んでくれた。

私の首はストレートなのだそうだ。きちんと通えば本来のカーブを取り戻すことができるらしい。施術の最後に首を5分ほど冷やしてくれた。咳で軽いむち打ちのようになり熱を持っているのだそうだ。寝る時、首元を冷やすと眠りに入りやすいと進められた。早速その夜からアイスノンを使うことにした。このお店も近いので、時々使わせてもらうことになりそうだ。ちなみに、この日担当してもらった女性は、院長の奥さんだった。

かくして、シール、吸入、アイスノンに濡れマスクも使って、夜の咳対策を強化した。その効果か、はたまた自然治癒のタイミングだったのか、咳はかなりおさまってきた。これも街に引っ越したメリットかもしれない。

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